猫貯金、はじめました!~一緒に住むにはいくら必要?~

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わたしは小さい頃から猫が好きで、いつか猫を飼いたいなと思っていました。

私たち就労支援A型に所属するメンバーは、支援員さんなどと面談する機会が定期的にあります。
そしてメンバーは、後々の一般就労に向けて目標を立てるのですが、わたしは何を目標にしていいのか分からず、咄嗟に思いついたのが「将来猫と一緒に暮らす」というものでした。

不思議なものですね。
言葉にして誰かに伝えた途端、猫と共に過ごしている自分が想像できて、支援員さんが盛り上げてくれたのもありますが、頑張れば現実になるんだと思えたのです。

目標を達成するため、猫貯金を始めたのです。

猫貯金とは?

勝手につけた名前ですが、そのまま『猫のための貯金』という意味です。

「猫との生活…楽しそうだな、いいなぁ…」と思っても、金魚や小鳥と違って、初期準備をすればいつでも…というわけにはいきません。
(金魚や小鳥は手軽に飼えるという意味ではないですよー!)

そこでシビアな問題、猫に掛かる費用は一体いくらくらいが目安??
日用品準備して、餌も毎日与えていれば十分でしょ!というのは、誰がみても間違い。
では、いくら準備しておけばいいのか…自分の夢のため、調べてみることにしました。

猫にかかる初期費用は?

お迎えするときは、様々なグッズを購入する必要があります。

①絶対に必要なグッズの費用

ベッド用品:1,000円~
トイレ容器と猫砂:1,000~3,000円
ケージ:10,000円~
フード:500円~
食器(フードと水用):2,000円~
おもちゃ:500円~
爪とぎグッズ:1,000~2,000円
キャリーバッグ:3,000円~
ブラシ:1,000円~

猫の日用品は、「猫砂」「爪とぎグッズ」「おもちゃ」などがあります。平均して年間で約12,000円、生涯では約180,000円程かかりますが、猫の性格などによってはさらに費用がかかるかもしれません。それぞれ消費・買い替えの頻度は変わりますが、なくなったり壊れたりした場合など、ある一定の期間で交換しなければいけないものばかりです。爪とぎグッズやおもちゃは、頑丈なものを選べば費用を抑えることができるので、SNSなどのレビューも参考にするといいでしょう

ごはん代は日々の食事として何を選ぶかによって大きく異なります。キャットフードは大きくドライタイプとウェットタイプに分けられます。価格としてはドライタイプの方が安価ですが、それぞれに長所と短所があり、どちらを選ぶかは猫の好みや体調によっても変わってきます。

②可能であれば用意しておきたいグッズの費用
キャットタワー:10,000円~
リード付きハーネス:1,000円~

上下運動を好む猫にとって、キャットタワーは格好の遊び場所。家の中にいても運動不足にならず、また寝床としても活躍するので、ぜひ購入を検討してみましょう。リード付きハーネスは、災害時に猫と避難するときに必須です。キャットハウスにも使える、緊急避難用のキャリーもあるので、普段から遊ばせてあげているのもいいかもしれません。万が一の事態に備えて、飼った当初から慣れさせておくといいでしょう。

気になる医療費は?

猫を飼っていれば、動物病院に行かなければならないこともあるでしょう。
考えたくはないかもしれませんが、もしものために医療費がどのくらいかかるのかを想定しておくことが大切です。
また、病気やケガの程度によっては手術が必要な場合もあります。
手術費用は高額になりがちなので、前もって治療費を用意しておきましょう。

ワクチンの予防接種費用

最近では、ペットショップで購入するよりも、ブリーダーさんから直接だったり、保護施設からネコを引き取ってくるのが主流になっています。1回目のワクチンはブリーダーやペットショップにいる間に済ませていることが多いので、飼い主が負担するのは、多くの場合2回目以降のワクチン費用となるでしょう。

ワクチンの予防接種費用は動物病院によって異なりますが、全ての猫に推奨される3種混合ワクチンは1回につき大体3,000~5,000円ほどです。通常、予防接種は子猫の時期に2回、その後は年に1回行うので、生涯で最低でも約48,000円はかかると考えておきましょう。また、予防接種と共に検討したいのが健康診断です。身体検査や血液検査などを行い猫の健康状態を知ることができるので、年に1度は行っておきましょう。健康診断は1回につき5,000~10,000円かかるので、生涯で少なくとも75,000円はかかります。

猫の去勢や避妊費用

猫の去勢手術の費用は10,000~20,000円ですが、手術前や後の診察として別途5,000~10,000円かかるのが一般的です。去勢手術は、入院するケースが少ないため総額15,000~30,000円ほどになります。一方、避妊手術は平均として15,000~30,000円かかる場合が多いです。さらに、手術前の診察に4,000~10,000円かかる他、入院費や麻酔代などもかかるため、少し多めに予算を押さえておきましょう。

病気やケガの治療費

病気やケガの程度にもよりますが、生涯300,000円ほどを用意しておくと安心でしょう。もちろん全く病気にならない猫もいますし、猫が患いやすい「慢性腎臓病」にかかる猫も多くいます。「慢性腎臓病」を発症すると、生涯で約270,000円の治療費がかかるため、健康管理には十分注意してください。

病気やケガの治療費は、動物病院によっても変わってきます。
口コミなどを調べながら、診療内容や予算的に納得のいく動物病院を見つけましょう。

手術代はどれくらい?

手術費用は、病気やケガの種類・程度によって大きく異なります。ただ、起こりやすい「歯周病・歯肉炎」では約60,000円、「異物誤飲」では約130,000円と、1度の手術費用でも高額なものが多い傾向にあります。さらに、落下事故などで起こりやすい「骨折」は約200,000円の手術費がかかることもあります

それだけじゃない諸費用・・・

猫を飼うことでプラスでかかる光熱費は、年間で約15,000円、生涯では約225,000円です。寒すぎても体調を崩してしまいますし、高い室温では熱中症の危険もあるので温度管理には十分注意しましょう。猫の適温は20~28℃と言われていますが、もちろん猫の種類によって暑さや寒さの耐性は異なります。普段の猫の様子を見ながら、適温になるように部屋の温度を調整してください。

今まで紹介した以外にも、シャンプーやカットをするためのトリミング代や、旅行などの際に利用するペットホテル代なども必要になります。トリミング代は年間平均2,500円、生涯費用はおよそ37,500円ですが、自宅でシャンプーをする場合は費用を抑えることが可能です。ペットホテル代は1回につき平均3,500円から。こちらも飼い主のライフスタイルによって変わってくるので、自分の生活を思い浮かべながら予算を出してみましょう。

 

 

調べてみて、一番医療費が掛かってしまうのは予想していましたが、猫砂やフードなど、毎日必要な日用品も総合したらそこそこ予算は必要ですね。

猫の生涯にかかる費用は少なくとも200万円、さらに大きな病気や手術などがあればさらに費用は膨れ上がります。
猫を飼いたいと考えている場合は、予算を出せるか今一度考えてみましょう。
家計に余裕がない中で猫を飼ってしまうと、猫はもちろん飼い主も辛い思いをしてしまいます。
猫に費やすお金があるかどうか確認したうえで、新しい家族として迎えることを検討してみてくださいね。

わたしも、気の遠くなるような金額ですが、5年くらいの長期計画をたてました!
これまで以上に頑張って出勤しなければ!!

ペット保険への加入も考えてみては?

人間と同じように、手術や入院の補償が受けられるペット保険もあります。
もしもの時に、加入していると少しほっとできるかもしれません。

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