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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は去年ジェンダーレスのランドセルの記事を書きました。今年2023年は更なる多様性を迎えているそうです。
セイバンによるアンケート結果で、2023年の新小学1年生の人気カラーは、
男の子で最多は▼ブラック系63%となり、続いて、▼ネイビー系13%、▼ブルー系6%など、ダークなものが多い傾向です。
それに対し女の子は、▼パープル系が1番人気で27%、続いて、▼ピンク系24%、▼サックス系13%、▼ブラウン系12%。定番の▼レッド系は7%で、どのカラーも10人に1人もいません。
この様に好きな色がバラバラな今の子ども達の強い味方になってくれそうなのが、ランドセルの「サブスク化」です!月額990円を皮切りに、好きなランドセルが自由に選べます。
今回は2023年度からの新定番、ランドセルの「サブスク化」に迫ります。
『RandS』とは?
約250種類の
ランドセルから選び放題
ランドセルのサブスクサービス
「RandS」
ラン活はもっと自由に!
選ぶ楽しみ何度でも!!
画像・引用:RandS
ランドセルの「サブスク化」詳細
ランドセルを“購入しない”という選択肢もできました。来春小学校に入学する子ども達を対象にしたランドセル商戦が2023年も幕を開けました。少子化を背景にさらなる高額化が加速する一方で、家計の負担を軽くしたいと、定額料金で使える「サブスク」サービスも登場しました。
2月にスタートしたばかりのランドセルの“サブスク”、『RandS(ランズ)』というサービスになります。
SNSには「長く大切にランドセルを使うことを大人が子ども達に教えるのも大事なのでは?」という意見がある一方で、「子ども達も好きな色は変わる可能性もあって、高学年に上がると好きな色じゃないからと使わなくなるから、良いアイデアだと思います」という意見も聞かれました。
この『RandS』をスタートさせた大阪府大阪市内にあるランドセル卸の「コクホー」では、1ヵ月単位の契約の場合、プランに応じて990円から3850円で、50種類から250種類のランドセルを選択できます。新小学1年生には入学時に新品を提供し、途中の買い取りもできます。
1ヵ月から3ヵ月に1回、別のランドセルに交換可能で、利用中に気に入ればそのまま買い取れる以外にも、3年間同じプランを継続して使うと、それ以上費用は必要なく、プレゼントされます。
郵送で全国どこからでも注文に対応していて、「学年が上がって好きな色が変わっても対応できます」と親御さんからも好評で、サービスを始めた2023年2月15日以降、約2週間で200件余りの申請があって、その約6割は新小学1年生ですが、2つ目のランドセルとして『RandS』を使うユーザーもいます。
ランドセル卸の「コクホー」の専務取締役の女性は「ラン活は早期化と多様化、高額化で選択する側の負担が増えていました。サブスクでしたら、気軽に選択し、交換も可能です。成長で変化する子ども達の好みも反映可能です。環境に適用してその時に1番お気に入りのランドセルを選択できますし、購入を決める時の選択肢の1つに『RandS』がなればいいと思います」と説明していました。
参考:ランドセルにも「定額制サブスク」、月1回~3か月に1回の交換も可能…高額化や多様化が背景 読売新聞(2023年)
通学カバンの問題においては、ランドセルに限定せず、より軽量な布製のリュック型商品も販売されています。近年タブレット端末など教科書以外の教材が増加したことで、軽さを重視する傾向が強いからです。流通大手もスクールリュックの品揃え強化に相次いで参入しています。
また、文具大手のコクヨは、保証期間が1~5年のランドセルをオンラインショップで販売しています(税込み1万9800円)。海外から転校するケースでは6年フルに使用しない点も踏まえて、保証期間を短縮することで価格高騰を最大限抑え込みました。
大手のセイバンなどは色や収納の利便性など多様化したアイテムを品揃えして、他社と差別化を図ります。定番アイテムと併せ、新たなサービスやアイテムも交えたランドセル商戦になる傾向です。
ランドセルの代わりのものを販売するメーカーなども続々
高額で重たいランドセルは家計だけでなく、子どもの心や身体への負担も大きいとの意見から、安くて軽量なアイテムを選ぶ傾向も浸透しつつあります。
ミズノは買い替えや使い分け需要に対応する、「エレンメタリーバッグ」(税込み3万3000円)を販売しています。長野県須坂市では、2021年度から販売がスタートした「標準かばん」(税込み9200円)。購入は任意となり、2023年度は約5%の家庭が購入しました。
山口県防府市では子育てサポートの1つで、2023年春に小学校に入学するおよそ1000人に、通気性や防水性を兼ね備えた生地を使用して独自に開発したかばんを贈りました。2024年春も継続したいといいます。
子どもに関する消費に詳しい、経営学が専門の大正大の教授の男性は「多様性を尊重する意識が向上する中で、色やデザインなど、ランドセル以外の選択肢も受容できる環境になっています。これから先もその傾向は強まることでしょう」と説明しています。
この様にランドセルは、「サブスク化」以外にも、去年記事に書きました、モンベルのわんパックなど、物価高もあり、できるだけ価格を抑えたサービスや、かばんなどが好まれる様になりました。
毎年加熱する、《ラン活》。来年は何がトレンドになるのか、予想が付きませんね。
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noteでも書いています。よければ読んでください。
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