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こんにちは、翼祈(たすき)です。
生涯に、2人に1人がなると言われている、“がん”。あなたの最愛の人が“がん”と診断された時、あなたはどうしますか?そんな時、訴えかけられるドラマが、2023年春に放送されます。
俳優の生田斗真さんと多部未華子さんが共演する特集ドラマ『幸運なひと』が、NHK-BSプレミアム、NHK-BS4Kにて2023年3月6日(月)の21時、前編 2023年4月4日(火)22:00~22:45 NHK総合/BS4K、後編 2023年4月11日(火)22:00~22:45 NHK総合/BS4K から放送されます。ドラマのタイトル『幸運なひと』には、人は病だから不幸だというわけでない―そんな願いが込められています。
今回はこのドラマについてと、最新のがんの治療法について、2つご紹介致します。
あらすじ
生田さんが教師・拓哉を、多部さんがその妻・咲良を演じる本作。
中学校の保健体育教師・松本拓哉は、仕事に力を注ぎすぎ、家では面倒なことは後回し。一方、音楽事務所でミュージシャンのマネージャーをしている妻・咲良は、ようやく自分の人生をつかみつつあった。
拓哉のがんが分かったのはそんなとき。先送りしてきた問題「子どもを持つかどうか」の選択を突き付けられた。そんな中、拓哉は「妻の将来に嫉妬しない」と心に誓う。また咲良は、「自分の仕事を犠牲にして夫に尽くしたほうがいいのか」と悩む…。
このドラマは、「『闘病記』を描くわけではありません。お互いが傷付かない様に気を配って生きてきた夫婦が、夫のがんを受け、お互い綺麗事なしに正面から向き合う関係を新しく構築する夫婦の物語となっています。どこまで『笑って』生きるかを追求した結果、物語は命を紡ぎ繋ごうとする、色んな人に届くドラマとなりそうです。タイトル『幸運なひと』の、多くのラッキーを、見つけて下さい!」と制作陣は話します。
ここからは最新のがんの治療法について、2つご紹介したいと思います。
「光免疫療法」でがんを狙い撃ち
がんのみを狙い撃ちする新たな治療法「光免疫療法」を促進する医療機関が、兵庫県内でも拡がっています。
今までは兵庫県内では2021年4月、兵庫県神戸市中央区にある神戸大病院で1件目となる症例を積み重ねていて、唯一「光免疫療法」を促進していました。それから2022年9月末に兵庫県神戸市中央区にある神戸市立医療センター中央市民病院が初めて手術で「光免疫療法」を実施し、兵庫県明石市にある県立がんセンターでも既に「光免疫療法」の治療体制を整えました。身体への負担も少なく、がん治療に革命を轟かすと期待される「光免疫療法」へのさらなる促進に注目が注がれます。
「光免疫療法」とはアメリカの立衛生研究所の主任研究員の男性が開発を主導したことが始まりです。「光免疫療法」では薬で光に反応する物質を付けたがん細胞へ、近赤外光を照らします。ピンポイントでがんを追い込むので、副作用も軽く、免疫細胞が活性化する利点もあると言います。「手術」「放射線治療」「薬物療法」「免疫治療」に次ぐ第5の治療法として期待を持たれます。
2020年11月、手術や抗がん剤、放射線のどの治療も不可能な頭頸部がん(口腔がん、咽頭がんなど)を対象に「光免疫療法」は保険適用となりました。そして、「光免疫療法」が可能な医療機関は32都道府県の62病院(2022年4月時点)まで拡がり、日本各地で40件(2021年末時点)の「光免疫療法」が促進されています。
「光免疫療法」効果の正式な判断が出来るのは術後3ヵ月の時点となりますが、「光免疫療法」を行った医師は「見た目には明らかにがんの膨らみが消え、効いている様に感じる」と言います。また「現在『光免疫療法』の保険適用になるがんは限定的となっていますが、将来的に他の場所に出来たがんにも使える可能性を持っているのが『光免疫療法』です」と評価をしています。
参考:がん狙い撃ち「光免疫療法」が拡大 副作用少なく、体の負担軽減 兵庫で新たに2病院が開始 神戸新聞NEXT(2022年)
「個別化がんワクチン」、開発中
2022年12月13日にアメリカのモデルナとメルクでは、皮膚がんの1つである「メラノーマ」に対して開発中の、患者の症状の特徴に適用させて作製する「個別化がんワクチン」を既存のがん免疫治療薬と併用することで、1つの薬の使用のみの時よりも、再発や死亡のリスクを44%減少したとの臨床試験結果を明らかにしました。
がんはとある遺伝子の変異が蓄積して引き起こしますが、変異のかけ合わせは患者一人一人で異なって来ます。「個別化がんワクチン」は、がん患者のがん細胞の遺伝情報を解析したことで、その患者の遺伝子の特徴に適用させた遺伝物質「メッセンジャーRNA」を作製して接種するワクチンです。がん患者自身の持つ免疫細胞に、がんの特徴となる最大34種を遺伝子に伝え、がんに攻撃を促します。
2023年には「個別化がんワクチン」の規模を拡大した臨床試験を行います。
画像引用・参考:がん根治的治療後の再発予防法としての個別化がんワクチン療法の開発 国立がん研究センター 先端医療開発センター
がんにかかった親族がいた私だからこそ、
私の親族には3人、がんを罹患していました。父の姉、私の叔母さんは乳がんを、母の弟、私の叔父さんは肺がんを、私の亡くなった母方の祖父は前立腺がんと皮膚がんを罹患していました。祖父は頭皮に皮膚がんが出来て、大きくならない様に叔父さんが、病院に連れて行きました。
私の叔父さんは喘息があって、ちょっと体調が悪くて病院に行ったら、「肺に影がある。がんかもしれないから取りましょう」と言われ、入院して手術した時に肺の一部を取り、後からごく初期の肺がんだと診断を受けました。叔父さんは元々喘息の持病がありますし、肺を一部取ったので、前より体力が落ちて、息切れしやすくなったと言っていました。
今回ご紹介したドラマもそんな私だからこそ響く内容だと思いますし、最新のがんの治療法も凄いなと思いました。がんは今でも再発もあり、完治が難しい病気です。他の病気の治療法は出て来ても、がんはまだまだこれが最善、というものは少ないかもしれません。
がんも現代病なので、これから治療法や治療薬の開発が進み、治せる病になる時代が早く来て欲しいと願うばかりです。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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