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こんにちは、翼祈(たすき)です。
東京都港区にある東京慈恵会医科大学では、6歳のそらまめ、4歳4ヵ月のナッツ、6歳6ヵ月のボスが、「セラピー犬」として活動しています。
3匹は元保護犬で殺処分の対象でしたが、「病院で動物介在療法(AAT)をー」、と考えた教授の男性が3匹を引き取り、「セラピー犬」として、育て上げました。
今回は「セラピー犬」となった3匹のシンデレラストーリーについて、ご紹介します。
東京慈恵会医科大学で「セラピー犬」と呼ばれている、3匹の元保護犬
東京都港区にある東京慈恵会医科大学で飼育されている犬3匹が、大学病院を通院する患者に愛嬌を振りまいて動いたり、小児病棟にいる子ども達へのセラピー活動を実施しています。元保護犬として飼育されている3匹は、以前は保健所にいました。
同東京慈恵会医科大学が飼いたいと手を挙げたことで3匹は殺処分を逃れ、セラピー犬まで成長した現在では、多くの人にとって癒やしをもたらす存在です。
同東京慈恵会医科大学病院病院の外来棟玄関に3匹の「セラピー犬」が登場すると、病院に通院で来ていた患者が自然と集まって来ます。触っても嫌がりません。「お手」には慣れています。通院で患者が来る日を3匹の活動日を定め、3匹の顔を観るのを楽しみにしているファンの患者もいます。
3匹は福島・郡山市保健所にいました。メスの雑種2匹は子犬だった時に同郡山市内で保護対象となり、オスのブルドッグは里親を探す為に保護されていましたが、3匹とも引き取り手は見つかりませんでした。
飼いたいと手を挙げたのは、同東京慈恵会医科大学の実験動物研究施設長を務める教授の男性でした。「動物介在療法(AAT)というものは患者の気持ち、認知などの機能を改善出来る効果が得られる、確立された治療法の1つ。『セラピー犬』を大学で育て上げれば、大学病院で継続的にAATを実施することも可能で、患者さまの早期離床、退院に結び付く。保護犬を『セラピー犬』として引き取れば、その命を救えます」との構想を掲げていました。
ですが、犬の飼育、育て上げるとなると飼育場所や担当出来る人の確保の問題が生じます。同教授は「現代では犬を実験動物として使用せず、研究施設の犬舎が使える。施設職員や病院側、その他の関係部署の賛同も獲得出来た」と引き取り手がいなかった3匹の保護犬を「セラピー犬」へと育成する方針を大学全体の一大プロジェクトに促進しました。
教授の秘書の女性が郡山市保健所に繋がりがあって、教授の男性と秘書の女性は、
2017年1月から2018年11月にかけて3匹を譲り受けました。
メス2匹はそれぞれ「そらまめ」と「ナッツ」と、オスのブルドッグは「ボス」と命名され、大学の犬舎での生活がスタートしました。
3匹が訓練を継続する中で、教授陣の妻で構成されたボランティア団体「らんぷの会」が2019年8月に発足され、3匹の「セラピー犬」としての活動を支援しました。
同2019年10月に病院運営会議と法人運営会議でドッグセラピーの承認が下り、3匹は「セラピー犬」として活動をスタートさせました。2020年10月から小児病棟で「セラピー犬」として活動を本格的にスタートさせましたが、現在はコロナ禍もあり、リモートで活動を行っています。
同「らんぷの会」の女性によれば、小児病棟に入院する子ども達に保育士を介して専用タブレットを渡すことで、「セラピー犬」の3匹と同「らんぷの会」のメンバーは離れたエリアからWEB会議機能を使い、やりとりをします。子ども達が「伏せ」などと言うと、3匹は対応します。今までに2歳から16歳の延べ60人が3匹と交流を深めました。
「コロナが終息した後の世界では、3匹は小児病棟内で『セラピー犬』としてセラピー活動が可能だと思う。やはり『触れたい』と話す子ども達が多くいます」と同「らんぷの会」代表の女性はこう話しました。コロナ禍もあり、外来棟玄関などでの3匹と患者との交流活動にも力を注ぎます。
3匹は「慈恵犬」の愛称で親しまれ、周りに安らぎをもたらしています。
保護犬は希望の星かもしれないと、再度思った。
私は幾つか保護犬の記事を書きました。1つはフリスビー界で大活躍するハカセ、災害救助犬として活動した「ピースワンコ・ジャパン」の夢之丞。どちらも保護犬から、人の希望の光となるスターにまで成長しました。
私の家で飼っていた愛犬も保護犬でしたが、みんなを幸せにしてくれるアイドルでした。愛犬は近所の方にも人気者で、愛犬がいなくなった時、近所の人もみんなで悲しんでくれました。本当に愛されていたんだなと感じる瞬間でした。
保護犬は本当に希望の光を差し込んでくれる存在なのかもしれません。私の家では両親の年齢などでもう動物は飼わないと家族会議で決めているのですが、やっぱり動物は好きなので、これからも動物の記事も書き続けていきたいなと改めて思いました。
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