子どもを抱っこしたまま自転車に乗ることでの、転倒事故の危険性。予防出来る手段は? 

抱っこ 自転車 転倒

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

国民生活センターによれば、お子さんを抱っこした状態で親御さんが自転車に乗っている時に、自転車ごと転倒したり、抱っこしていたお子さんが転落する事故の発生が、2017年度から約6年間で32件報告されています。過去には死亡事故も2件起きてしまいました。

また抱っこをした状態では、自転車を漕ぐ時に足元の視界が遮られ、ハンドル操作を誤る恐れがあります。国民生活センターにおいては道路交通関係法令違反にもなる抱っこして自転車に乗ることだけでなく、お子さんをおんぶして自転車に乗ることもけがが生じるリスクがあるとして注意喚起を呼びかけています。

また消費者への呼びかけとセットで、1歳未満のお子さんを自転車に乗せて幼稚園や保育園などへ送迎しなくてもよくなる様な支援への普及を、文部科学省や厚生労働省など関係省庁へ働きかけました。

今回は親子さんにお子さんの転倒を予防出来るきっかけになれば、という想いからこの抱っこしてでの子どもの自転車からの転倒事故のことを訴えていきます。

子どもに抱っこ紐を着け、一緒に自転車に乗ることで、潜む危険性

お子さんに抱っこ紐を着けて抱っこした状態で自転車に乗って、転倒や転落で大けがを負う事故が相次ぎ、国民生活センターは2022年11月16日、注意喚起をしました。

1歳未満のお子さんは自転車用のチャイルドシートが使用出来ず、仕方のない事情がある場合もあるみたいですが、同国民生活センターの担当者は「お子さんに後遺症の残る、重大なけがを負わせる恐れがあり、大変危険な行為だ」と指摘しました。

自転車を使うことは、自動車での送迎が厳しい都市部をメインに、幼稚園や保育園への送迎などで重要な移動手段の1つです。同国民生活センターなどがまとめた事故情報によれば、お子さんに抱っこ紐を着けて抱っこした状態で自転車に乗せている時に、親御さんが自転車ごと転倒や転落によってお子さんがけがを負ったというケースでは、2017年4月から2022年9月までに、32件発生しました。

けがを負ったお子さんの年齢は、1歳未満が23件、4カ月未満は6件となります。けがを負った部位は頭部が最も多い28件ということです。

2022年2月のケースでは、親御さんが抱っこ紐を着けて7ヵ月のお子さんを抱え自転車で走っている時に、強風にあおられて自転車ごと倒れました。親御さんも前のめりに転倒し、とっさに倒れる瞬間お子さんの後頭部を押さえましたが、お子さんはコンクリートの地面に頭を強打し、頭蓋骨骨折で7日間入院しました。

また2022年1月、5ヵ月のお子さんを抱っこ紐で着けて、親御さんが自転車で走っていたケースでは、お子さんが厚手の服を着ていたので、抱っこ紐を少し緩めてお子さんが乗っていた結果、歩道から車道に出る段差を通り過ぎた時に、お子さんが抱っこ紐の隙間から転落していまいました。お子さんはうつぶせの格好で道路に倒れ、頭の骨や鎖骨などを骨折しICUに入院しました。

この2つのケース以外にも、2018年には1歳のお子さんを抱っこ紐を着けて自転車で走っていた親御さんがバランスを崩して自転車ごと転倒し、頭を強く打ったお子さんが亡くなる痛ましい事故も起きてしまいました。

自転車へのお子さんの同乗に関しては各都道府県の公安委員会規則で定義され、チャイルドシートを使用するか、おんぶしなければならないと記されています。すなわち、お子さんを抱っこして自転車に同乗させることは道路交通関係法令違反です。

ですが、同国民生活センターによれば、お店で販売されている自転車のチャイルドシートや、自転車用ヘルメットの対象年齢は1歳以上からとなっています。またお子さんの発育状態から、おんぶ出来る対象年齢は首がすわった後からと記され、一般的に生後4ヵ月を経過した後となります。

同国民生活センターは2022年9月、1000人を対象にインターネットでアンケートを取りました。対象者は、日本全国の18~69歳の男女となり、過去3年以内に週1日以上、お子さんを抱っこ紐などで抱っこやおんぶをしたままで自転車に乗ったことがある親御さんです。

お子さんを抱っこ紐などを着けて乗せた理由は、最も頻度が高くなったケースを質問した結果、「子どもを幼稚園・保育園への送迎するため」が64・3%で最も多くなりました。

またお子さんを抱っこ紐を着けて乗せた理由を複数回答で問うと、「自分の子どもの年齢がチャイルドシートの対象年齢未満だった」(276件)、「幼児座席に乗せる方が不安、危険だと感じた」(262件)という回答が多く寄せられました。

お子さんを抱っこ紐を着けて自転車に同乗させていた時に自分に転倒や転落、またその様な恐れがあったかの問いには、61・8%が「概ねあった」と回答がありました。

その上でその起きた原因を質問すると、最も多い回答は「通った道路環境に問題がある」でしたが「自分の子どもを抱っこ紐で抱っこしていたので、自転車に上手く乗ることが出来なかった」「自分の子どもを抱っこ紐で抱っこしていたので、路面などが遮られてよく見えなかった」など抱っこ紐で抱っこしていた事案に関連する回答が多く寄せられました。

同国民生活センターにおかれましては、このアンケート結果をモデルケースに、腰ベルト付き抱っこ紐で3ヵ月児相当のダミー人形を抱っこしたままで自転車で走る再現テストも実行。

その結果、3ヵ月児相当のダミー人形があることで運転する人の足元の視界が遮られたり、ハンドル操作が難しくなったりすることが確認できました。

転倒した時には、運転者はお子さんをとっさにかばうことは困難で、お子さんは頭を地面に強打して重大なけがを負う恐れがあるという結果も出ました。

また抱っこ紐を少し緩めて抱っこしていた時でも、ペダルを漕いでいる運転者の足でお子さんが持ち上げられた時に、お子さんが抱っこ紐の隙間から地面に転落する恐れもあって、万が一お子さんが転落するとやはり運転者はとっさにお子さんを助けることは極めて困難だと想定されます。

同国民生活センターの担当者はこの再現テストを受け、以下の様にまとめました。

まとめ

・自転車ごと転倒や転落した時は、お子さんに重大なけがを負わせる恐れがある

・お子さんをおんぶして自転車に同乗させることは道路交通関係法令上許可されていますが、首がすわった後でも1歳未満のお子さんを対象とするヘルメットが市販されていないので、おんぶしたままでお子さんを同乗させることも推奨出来ない

再現テストの結果を受けて同国民生活センターにおいて以下の注意喚起をしています。

まとめ

①1歳未満のお子さんは自転車に乗せないこと

②1歳以上のお子さんにはチャイルドシートを使用することやヘルメットを着用すること

参考:「抱っこで自転車」子ども大けがの事故相次ぐ 転倒で死亡事例も 毎日新聞(2022年)

転倒を防ぐためには

①停車する時は両足を地面につく

信号待ちなどで自転車を停車させている時は、両足を地面につけて下さい。

もし不意にバランスを崩しても、両足が地面についていることで持ち堪えられます。

サドルの高さが自分に適していないと、両足全体が地面につくことはありません。

不意にバランスを崩してしまっても、両足のかかとでしっかり持ち堪えられる様に、サドルは自分に適した高さに調節しておきましょう。

②段差を乗り越えることを出来るだけ避ける

歩道と車道の間には歩行者の安全を確保すべく段差が設置されていますが、自転車に乗っている時は、段差を乗り越えた時、地面から大きな衝撃が起きて転倒しやすくなります。

段差を乗り越えなければならない時は、出来るだけ直角に近い角度で段差を乗り越えて下さい。甘い角度から段差を乗り越えようした時は、タイヤに気を取られてバランスを崩しがちとなるからです。

③滑りやすいところは通らない

つるつるしたタイルの上やマンホール、鉄板など、タイヤが滑りやすいところ。特に、雨が降った後の道は注意が必要となります。マンホールや排水溝のふたは鉄製なので、雨で濡れた後ではタイヤが滑りやすくなる形状だからです。滑りやすいところを避けられない時はブレーキをせず、なるべく自転車を倒さずに直進して通りましょう。

参考:FRAME

また、転倒する場面は運転中よりも、停車中が8割を占めているとの情報もあります。

ちょっと目を離したすきに動いて倒れたり、落下することもあるので、停車中であっても、なるべく目を話さないことも重要です。

オススメの(電動)自転車

画像・引用:coma

子ども乗せ電動自転車には、

❶子どもを前に乗せる、後ろ乗せより安定して走れるタイプ

❷子どもを後ろに乗せ、3人乗りにしてもカゴを使えるタイプ

の2種類に分けられます。

参考サイト

地球を楽しくしたい RITEWAY

私もかつて父のせいで、

抱っこではないのですが、父の運転する自転車から転倒したことがあるそうです。

多分私の記事を読んでいる方ならご存知かと思いますが、父は喫煙家です。

今でも煙草を吸いますが、私が幼い時から煙草を吸っていました。

昔は街中にたばこ屋がある様な時代もありました。父はそのたばこ屋の前に幼い私を自転車のカゴに乗せていた自転車を停めました。その父が煙草を買うのを待っている間に、私は動いて転倒。もの凄く痛がって泣いたそうです。

母に転倒した理由を父は「お前が動いたからだ‼︎」と言っていたそうですが、小さい子どもが動くのは当たり前。動くなと言われて分かる年齢ではないのに、「動くな‼︎」と言う方がおかしいかと。転倒した場所は、横が普通の道路なので、その時車が通っていたら、恐らく私は今ここにいません。

抱っことは違う話をしてしまいましたが、それ位子どもの動きって、予測不能なところはあるかと思います。これまで書いて来た子どもの事故の件数より少ないとはいえ、重大な事故であることには間違いありません。同国民生活センターでも呼びかけられていますが、どうかヘルメットを小さいお子さんでも付けてあげて下さい。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。