この記事は約 4 分で読むことができます。
皆さんにご紹介したいクラウドファンディングがあります
今回は、現在「CAMPFIRE」で行われているクラウドファンディングについてご紹介します。
このプロジェクトを主催するのは埼玉県さいたま市にある「同行援護事業所すきっぷ」という視覚障害者の方をサポートしている事業所です。
この事業所の具体的な事業内容としては、視覚障害者が買い物や通院、美容院などに行く際に専門のガイドを同行させるなど、視覚障害者に対して日常生活の支援を行っています。
そんなすきっぷさんが立ち上げたクラウドファンディング、一体どんな内容なのでしょうか。
視覚障害者によってつくられる美しい書がありました
高瀬さんは視覚障害者で、すきっぷを利用しています。
50歳で中途失明をされた高瀬さんですが、同行援護を利用しつつ書道をやっておられます。
今回のクラウドファンディングの返礼品は「高瀬さんの言葉が刻まれたカレンダー」です。
彼女自身の、人を励ますような優しい言葉たちを書にしたためて、12枚のカレンダーにしています。
同行援護の力を借りつつ、僅かな光を頼りに書かれた彼女の言葉。
きっと誰かの心に灯りを灯す力があると思います。
また、ご希望の言葉を書いてもらうことも可能です。
1500円から支援が可能です。詳細は下記のリンクからご参照ください。
彼女の書を見て心が動いた方は是非ご支援もしていただければと思います。
目が見えないということ
日本には身体障害者手帳を所有する視覚障害者が31万人いらっしゃいます。
その半数以上は40歳を過ぎてから視力を失われた方々です。
それまで持っていた視力を失うということはその方のライフスタイルの変化は勿論、計り知れないショックをもたらします。
今までできていた家事ができない、スマホも満足に扱えない。買い物などに出かけるにはあまりに危険が多いなどの困難から、ふさぎ込んだり、引きこもってしまう方も少なくありません。
そんな方の日常を助けるのが、同行援護という制度です。
同行援護という制度を知っていますか?
同行援護とは、視覚障害者に向けて行われるサポート制度の一つです。
上にも記しましたが、主に買い物、通院、美容院など、視覚障害者が日常生活の中で単独で行うことが困難な作業に専門のガイドが同行します。
こうした支援によって、視覚障害者の方のQOLの向上を図ります。
同じ障がい者として感じたこと
僕も精神障害者手帳の2級を持っています。身体の障害ではないにせよ、生きづらさという面では似たものを感じて日々暮らしております。
目に見えないということと、目が見えないということは、どこか共通しているものがあると思うのは僕の気のせいでしょうか。
障害者を助ける制度はたくさんありますのでいろんな方にもっと広く知っていただきたいです。
僕自身、TANOSHIKAに来てから障害を明かしつつ無理なく普通の働き方ができていて感謝しています。
障害を持っていても楽しめる日常がある
今回の記事で一番皆さんに知っていただきたいことは、障害があるからといって楽しむことを諦めなくてもいいということです。
ここでご紹介した方のように、ある日障害を抱えることになったとしても誰かの助けを借りながら乗り越え、ご自分の好きなことに打ち込んでおられる方がいらっしゃいます。
Kも大好きな文章執筆をお仕事にさせていただいております。
関連記事
視覚障害の方に便利な商品やサービス、取り組みは数多くあります。
下記は過去にそれらを紹介したAKARIの記事の一部です。よければこちらもご覧ください。
「minamo」かかと、裏表、前後・左右もない、障害があってもなくても履きやすい靴下
2050年で3倍?視覚障害者の生活を豊かにするテクノロジー
音の出る信号機を全国に。〜視覚障害者への支援〜
ポソボラさーくる虹。〜視覚障害のある方に、パソコンなどを教え、可能性を広げるサークル〜
→HOME
コメントを残す