『メイド・イン・バングラデシュ』。〜ファストファッション業界を陰で支える、アパレル業界の女性達の実録映画〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

現在『メイド・イン・バングラデシュ』という、バングラデシュのアパレル業界で働く女性達が主人公の映画が公開されていますが、この業界で働く女性達は低賃金だといいます。それにはファストファッションという、環境問題にも関わる洋服の在り方が原因でした。

今回はその映画の内容と、バングラデッシュの貧困問題について綴ります。

世界の大手アパレルブランドを支えるバングラデシュの首都ダッカの縫製工場。低賃金で過酷なアパレル業界に勤務し、家族を養う女性たちが取り巻く環境を改善すべく立ち上がる姿を描いた『メイド・イン・バングラデシュ』が、2022年4月16日から岩波ホールほかで全国にて順次公開されています。またポスタービジュアルも完成しました。

あらすじ

引用:「メイド・イン・バングラデシュ」公式サイト

バングラデシュ国内の縫製工場労働者の80%が女性で、平均年齢は25歳。その過酷な労働環境と低賃金に、たった1人の女性が立ち向かう姿を描いた本作。

大手アパレルブランドの工場が集まるダッカ。裁縫工場の労働者の80%が女性で平均年齢は25歳。とある工場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく立ち上がります。工場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘します。

画像・引用:アパレルブランドを陰で支える女性たちが立ち上がる!『メイド・イン・バングラデシュ』公開 cinemacafe.net(2022年)

監督、スタッフ陣ら

監督はバングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を主人公にした[Meherjaan](11)、タゴールの詩が影響でもがく女性が主人公の[Under Construction](15)が各国の映画祭で高評価に選ばれ輝いた、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン。本作がホセイン監督の日本初公開作品となります。3年以上の取材を経て、15歳位からバングラデシュの労働問題に携わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話をベースに完成させたヒューマンドラマ。陰影のある美しい映像は、マノエル・ド・オリベイラ監督の[アンジェリカの微笑み]などでその名が知られるサビーヌ・ランスラン。

キャストはリキタ・ナンディニ・シム、ノベラ・ラフマンらが出演します。

予告編も解禁

動画・引用:「メイド・イン・バングラデシュ」公式サイト|2022年4月16日(土)より岩波ホールにて公開予定 (pan-dora.co.jp)

ファストファッションとは?

ファストファッション (fast fashion) は、最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態。価格を抑えるために、製造小売業 (SPA) の形態をとっている会社が多いです。

「早くて安い」ファストフードになぞらえて、2000年代半ば頃から呼ばれるようになりました。2009年新語・流行語大賞のトップテンにも選ばれました。手頃な価格でお洒落を楽しめるとされる一方で、中国やベトナム、バングラデシュなど衣類の生産を受け持つ発展途上国の工場や、ショップで働く従業員の人権問題、また工場を置いている国での環境汚染問題などがたびたびメディアで取り上げられ大量消費社会の象徴と批判されたり、世界的な経済格差拡大と貧困層増大により、衣類を買う余裕がなく安価なファストファッションの衣類しか選択肢がない現状に対する批判なども出始めています。

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日本からおよそ1万7000キロ、南米チリの北部に広がる「アタカマ砂漠」には、ジャケットやジーンズ、靴にバッグ、世界各地で大量生産された末に、売れ残った商品や、着られなくなった古着が廃棄されています。この場所だけで10万トンに上るとみられ、「衣服の墓場」のような状況になっています。捨てられた衣服には石油を原料とする化学繊維が使われており、分解されずに砂に埋もれ、土壌汚染の原因となっています。

バングラデシュの貧困問題

福岡に拠点を置き、本牛革製品を製造・取り扱いする企業「ビジネスレザーファクトリー」。その工場がバングラデシュに設備され、市民の貧困問題の活動に励んでいるということです。ビジネスレザーファクトリーは社会問題をビジネスで導いている「ボーダレス・ジャパン」のグループ企業の1つです。

バングラデシュの工場では200人以上の現地従業員が勤務しています。その多くは、シングルマザーだったり読み書きが難しい人だったり身体に障害を抱える人だったり。つまり「他の工場では勤務出来ない人」が積極的に採用されているのです。

ビジネスレザーファクトリーは「バングラデシュの貧困問題の終結」を目標に持ち、現地で産業をスタートし雇用を捻出することで、その目標を果たそうとしているのです。とある従業員の1人は、高齢のため仕事がない両親を抱える14歳の女の子でした。その女の子や家族は、バングラデシュには、先進国に本社がある様々な分類の企業の工場が存在し、その企業には生活できないほどの低賃金の給料だったり、給料の未払いなどがあったりしていると教えてくれました。さらに女性には企業内での性暴力の被害も発生しているそうです。

そもそもバングラデシュは、国の大きさが日本の4割ほどなのに相反して、人口は1億6千万人超だというもあり、失業率の高さが社会問題となっています。その上、どんなに頑張って働いても低賃金、給料未払い、過重労働などの多くの問題もあり、ほとんどの国民は明日の生活もどうしていいか分からず、その日暮らしの生活を続けなければならないのが現実です。

参考:バングラデシュの貧困とそれを救う福岡の企業(前編) RKBオンライン(2022年)

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バングラデシュのある女性は「縫製工場の給料は1ヶ月3000タカ(1タカは約1.3円)で、夜勤は1000タカ。最近は賃金未払いで、暴動が起こることもしばしばある。家賃や食費を賄うのが精一杯で、息子を学校へ通わせることはできそうにない」と話しました。

下記は彼女たちを支援するための国際協力NGOのHPです。もしご興味あればこちらもご覧ください。

シャプラニール=市民による海外協力の会 (shaplaneer.org)

私も多分ファストファッション

私は昔からブランド品には興味がなく、時計とかでもそうですけど、アクセサリーとか、洋服にもお金はほとんどかけません。ピアスも開けていませんし、イヤリングもネックレスもしません。腕にずっとしている天然石のブレスレットは1回専門店でオーラ診断した後のオーダメイドで作って頂きましたが、それ以外はたまたまフェアでやっていた、専門店よりも遥かに安い書店とかで買ったものです。

ファッションも子どもの頃からお金はかけていないですね。大人になって着なくなったのは、Tシャツ。首を締め付けられる感じのフィット感が苦手になりました。

金額的には安いですけど、多分この記事を書いている時に観た化学繊維使用なんでしょうね。人が豊かだ、安いしと思っているものが、環境を壊している。私は様々な環境問題の記事を書いてきましたが、悩ましい社会問題ですね。

バングラデシュの児童婚の問題は何となく知っていましたが、良いファッションを作っているのに、低賃金。改善出来れば良いのですが、、、

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。