洋服産業の課題、約15億着売れ残る現状を知ってましたか?

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はじめに

皆さんは洋服は好きですか?自分は洋服が好きです。特に新しく買った服着ると気分が上がります。以前より買う頻度は減りましたが今でも年に何着か買います。シーズンが変わるセールの時など機会があればときどきお店に行きます。皆さんはセールで売れ残った商品がどうなるかご存知ですか。アウトレットに行く商品も中にはありますがほとんど焼却されてしまいます。現在日本では服の需要は減っているのに供給量は増えているという事実があります。なぜ多く作りすぎてしまうのか?それは、売切れよりも在庫があることにより販売機会を逃さまいという風潮が過剰在庫を生み出しています。日本の供給量は約29億着でその中の約15億着が売れ残ります。その現状を是非知っていただきたいと思います。

 

様々な角度から洋服を取り巻く問題を見ていきます。

 

まずは環境問題から、多くの服の原材料である綿花。綿花を作る段階で大量の水が必要です。Tシャツ一枚に約2700Lバスタブで言うと30杯分、ジーンズ一本作るのに約10000Lの水が必要、ひと1人の飲み水10年分だそうです。人類が使える水は限られてるのにファッション業界は二番目に多く水を消費する産業です。

 

次に服を作る労働環境の問題です。今主流のファストファッションの多くは海外で作られています。価格を抑えるため世界的に賃金の安いところで作られます。主に中国、バングラディシュ、インドなどで作られています。バングラデシュは特に賃金が他国に比べ安いです。

 

最後に売れ残った服はどうするのか?数年前高級ブランドのバーバリーで42億円分の売れ残りを焼却処分をして問題になりました。以前までは他のメーカーなどでもブランドイメージを守るため焼却されていました。

持続可能な社会を目指して

2015年国連が定めたSDGs(エスディージーズ)持続可能な17の開発目標。貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会、持続可能など様々な2030年達成目標をあげました。アパレルでは【つくる責任つかう責任】が該当します。これをきっかけにサスティナブル(持続可能な)社会を目指していろいろな活動が行われています。

大きく分けて3つの活動に分けられます。

1.廃棄する服を減らす 2.繰り返し長く使用する 3.資源として再利用する

 

「⒈廃棄する服を減らす」では在庫となってしまった服を買い取りタグの部分をRenameとして新しくして破格の値段で提供する会社があります。

洋服の通販サイトでも一部、販売前に予約商品として受注をしどのカラーが人気があるかなど知り需要を予測でき、過剰在庫を抱えなくて済みます。

また、とても新しく面白いビジネスモデルがあります。Scales(スケールズ)という洋服の通販サイトで完全受注生産方式で注文が増えるほど商品の価格が下がり注文者が安く買える仕組みです。興味がある方は検索してみてください。

 

「⒉繰り返し長く使用する」は、もう着なくなった服でも他に人には必要かもしれません。服を手放す時フリマアプリまたはリサイクルショップを利用して売ってみてはどうでしょう。

 

「⒊資源として再利用する」伊藤忠商事ではリサイクルポリエステルを用いた素材ブランドRENUの提案を始めました。使い終わった古着や工場生産時に発生した残布を原料に再び糸にさせ使用します。またアディダスではリサイクル素材でシューズを作りました。使い終わった後も一度分解してまた再利用できます。

 

終わりに

ここからは自論ですが、生産の段階で減らすことはできないか、その年の気候データを予測して洋服を作ることは可能ではないかと考えています。もう今までのように大量生産、大量消費の時代は終わり持続可能な道を探さないといけないと思います。

普段、何気なく買っている洋服、それができるまでの背景を目のあたりにし、今回この内容に触れるなかで自分の価値観、考え方を見直してみようと思いました。

みなさんも何か感じ取っていただければ幸いです。

参考 FINE  MAGAZINE 循環型社会実現に向けたファション業界の取り組み事例

参考 ニュースイッチ 伊藤忠が『廃棄衣類から高品質ポリエステル』で担う市場

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