『二つの光』。〜視覚障害者同士が織りなす純愛映画〜 

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

今去年ドラマ化された《恋です!》を始め、視覚障害者を題材にした漫画が出て来て、映画やドラマにおいても数々の名作が生まれて来ました。今回は今度公開される視覚障害を題材にした恋愛映画についてと、《恋です!》原作の漫画についても少し触れたいと思います。

女優ハン・ジミンと俳優パク・ヒョンシクがダブル主演する、名匠ホ・ジノ監督による短編映画『二つの光』が、2022年5月13日より公開されることが決定。日本版の予告編とポスタービジュアルが解禁されました。本作は、[8月のクリスマス][四月の雪]など大人の恋愛を繊細な演出で描き、高い評価を受けてきた韓国恋愛映画の名匠ホ・ジノ監督が手掛けた短編映画。「愛する人を初めて見る瞬間」を描いた、温かなラブストーリーです。ヒョンシクさんは主題歌も担当し、甘い歌声を届けます。さらに人気俳優同士の共演だけでなく、サムスン電子の視覚障害者支援VRアプリを題材にしている点も大きな話題を呼びました。なお本作にとって、今回が世界初のスクリーン上映となります。

あらすじ

徐々に視力を失っていくピアノ調律師インス(パク・ヒョンシク)は、視覚障害を持つアロマセラピストのスヨン(ハン・ジミン)と写真同好会で出会う。何事にも前向なスヨンと悲観的なインスだったが、次第に二人は惹かれあっていく。気持ちを率直に伝えるスヨンに対して、背を向けてしまう孤独なインス。やがて、些細な言葉がすれ違いを生んでしまい…。

予告編は、インスとスヨンが出会い、すれ違う恋を繰り広げていく様が繊細なピアノ曲に乗せてつづられているもの。「インスさんが好き」「ごめん」。透明感あふれる映像が印象的な、感動的な物語を予感させる予告編となっている。

ポスタービジュアルは、深い眼差しを見せるスヨンとインスを配置したもの。横には「消えゆく世界で、君に恋をした。」というキャッチコピーも添えられ、二人の恋の予感を感じさせるデザインとなっている。

画像・引用:ハン・ジミン×パク・ヒョンシク熱演 ホ・ジノ監督作『二つの光』世界初スクリーン上映 予告解禁 クランクイン(2022年)

予告編

障害別にみた障害者数(実数)の推移

画像・引用:NICT 情報研究通信機構

この様に視覚障害を抱える方は、全国に30万人以上おられます。

視覚障害者同士の恋愛

女性は静岡県出身。生まれながらに目が見えないですが、幼い頃から女性が興味を惹かれたのは音楽。歌手になることに憧れ、見事武蔵野音大の声楽科を卒業。そして、プロの歌手になりました。

一方、2歳年下の男性も、妻と同じく静岡生まれ。幼い頃は視力があったものの、先天性の緑内障が進行し12歳で完全に失明。視力を失いました。その絶望から立ち直るきっかけとなったのが1冊の本。

「ぶつかって、ぶつかって」

著者の竹下義樹さんは日本で初めて全盲で弁護士になった人物。さまざまな苦難に立ち向かいながら、点字の六法全書の作成に尽力するなど新たな道を切り開いたパイオニア。その生き様に感銘を受けた男性は弁護士を目指すことを決意します。

2人が出会った当初。同じ障害を持つからこそ惹かれ合いました。とはいえ、その道はやはり険しいものでした。ただでさえ一般の人であれ、超難関の司法試験。この司法試験用の本を点字にすると、とてつもない量になります。男性は司法試験に何度失敗しても、めげずに夢を追い続けました。

そんな男性に、女性が出会ったのは26歳の時。すでにプロの声楽家として活動していた男性が地元・静岡で開いたコンサートに、女性が手伝いに来たのがきっかけでした。

「話している雰囲気と声と人柄に惹かれたんですね。いろいろと相談に乗ったりしているうちに、そういうことになってですね(笑)」(女性)

女性のアプローチで交際を始めた二人。そして交際から5年。29歳となった男性は5回目の挑戦で司法試験に合格。努力と共に歩んだ男性の半生は、後に書籍化され大きな反響を呼びました。そして、その後2人は結婚。男性33歳、女性は35歳でした。

参考:全盲の夫婦が築く「見えなくても」明るい家庭 東洋経済ON LINE(2021年)

前この男性が憧れた弁護士さんの話がドラマ化していたのでその弁護士さんについては知っていましたが、もう1つの違う物語があるなんて知りませんでした。

視覚障害者の恋愛漫画

日本の視覚障害者の恋愛漫画には、最近話題の作品ではうおやま先生の描く、【ヤンキー君と白杖ガール】(KADOKAWA、既刊7巻)があります。これは2021年10月期に日本テレビ系で放送された、杉咲花主演、杉野遥亮共演の《恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜》の原作です。内容は、「喧嘩上等だけど根は純粋な顔に傷のあるヤンキー青年の黒川森生と、恋に臆病な盲学校に通う弱視である女子高生の赤座ユキコの恋愛物語」です。

引用:「ヤンキー君と白杖ガール」/うおやま マンガハック

私が知らなかっただけで、

以前東京パラリンピックの記事を書いている時にパラスポーツが題材の漫画が沢山ある事は知っていましたが、視覚障害以外にも体験談コラム含め、沢山の障害者が主人公の漫画が出ている事を今回知りました。私はまだ読めていませんが、幾つか障害が題材の漫画を以前買いました。

全盲のご夫婦のお話にしても、こんなにロマンティックな出会いからの恋愛、その後の結婚、子育ても出来るんだなと、読んでいて心躍りました。最初に出した映画も本編自体は30分らしいので、ここ近年映画を観れていない私にも観やすいかもしれませんが、何となく単館系な気がするんですよね、、、住んでいる県で観れるか分かりませんが、まずは家にある、まだ読んでいないその障害者が題材の漫画から読み進めようかと思っています。

参考サイト

障害児・者数の状況 平成25年障害者白書 内閣府

「結婚式で初めて泣いた」視覚障害者を取り残さないインクルーシブな結婚式 日テレNEWS(2021年)


noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。