不登校で勉強しない子どもさんに!おすすめ勉強方法

不登校

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私は、発達障害があって、それで学校の色々なカリキュラムについていけなくなり、中学一年生から不登校になりました。

不登校のお子さんを持っている保護者の方、また学校に行けないお子様本人にとっても、「不登校の時、勉強はどうしたらいいのか」については頭を悩ませることだと思います。

学校のみんなは毎日毎日たくさん勉強しているのに…
どんどんついていけなくなるよ…
このまま人生どうなっちゃうのかな…
でも、なんだか家だとやる気がわかない…

今回は、そんなお悩みを持った方に、元不登校児の大人になった私が、今不登校の方々に伝えたい「おすすめ勉強方法」についてご紹介します。

どれも、やる気が湧いたり、本当に将来のためになるものばかりですから、よかったら参考にしてください。

まずは、今不登校時代にタイムスリップして、不登校の時の自分に勉強方法のアドバイスをするならこんなことかなあ、というのを皆さんにシェアしてみます!!

そもそもなぜ勉強は必要??

そもそも、なぜ勉強をしなければならないのでしょうか。

勉強をすると、将来の幅が広がるから、というのも理由の一つです。
おすすめ勉強方法をご紹介する前に、ここでは不登校経験者で勉強をして偉人になった方や成功した方々の体験談を通して、どうして勉強することが大切なのかを書いてみたいと思います。

様々な勉強で偉大な成績を残したトーマス・エジソン

発明家として有名なトーマス・エジソンも、子どもの頃、不登校になっています。
原因は、教師との軋轢でした。

しかし、不登校の間も家で元先生の母に教えてもらいながら勉強をしていたそうです。
エジソンの母は、エジソンに、大人向け百科事典や、専門書、エジソンのためだけの実験室などの勉強の場を与えました。
実験室は家の地下に作ったそう!!

他にもエジソンは、街中で自分で作った野菜を販売したり、自身で作った新聞を列車で売ったりなど、実践的な社会勉強も行っていました。

エジソンは後に、「母親がいなかったら発明家になっていなかっただろう」と語っています。

このような偉大すぎる例までとは行かなくとも、勉強は、成功したり、人生の幅を広げるためのきっかけの一つとして大切なのかもしれません。

フリースクールで道が拓けたモデルのよしあきさん

いじめが原因で、不登校になった、モデルのよしあきさん。
孤独感を感じる毎日を過ごしていましたが、「勉強したい!」という想いは強く、定時制高校の一つ、チャレンジスクールに入学しました。
よしあきさんは、そのチャレンジスクールで、5教科だけでなく様々なことを学びました。
そうしたら、友達もできて楽しく過ごせたそうです。

このように、勉強をすること、学ぶことは、あなたの人生の幅を広げてくれたり、友達を増やしてくれる効果があります。

参照元:あの人も不登校だった!偉人・有名人のエピソードから学べること | 通信高校生ブログ

以上のことを踏まえ、次の章から、不登校の人におすすめの勉強方法についてお伝えしていきます。

フリースクールに通う

フリースクールに通うこともおすすめです。

フリースクールとは、学校に行けない子どもたちに提供される学校の代わりの居場所のことです。

フリースクールにもよりますが、私はフリースクールに通い、そこにいる先生に勉強を教えてもらったりしていました。

フリースクールについて詳しく知りたい方はよかったら、私の書いたこちらの記事をご覧ください。

不登校の親子へシリーズ③「フリースクールってどんなところ?」

フリースクールは、わからないところも先生が熱心に教えてくれるし、周囲の目もあり勉強が捗って、私にとってはよかったです。

家庭教師をつける

家庭教師をつけることも一つの手でしょう。
お金はかかってしまいますが、マンツーマンで教えてくれるのでモチベーションアップにつながる可能性もあります。
また、家庭教師が相談相手などになってくれる時もあるので、何かと悩みを抱えやすい不登校の方にはいいのではないでしょうか。

通信教材を使う

自主的に勉強するための意欲は必要になってきますが、通信教材を使って勉強することも一つの手です。
添削指導などがある場合、わからないところをそのままにせず、疑問を解消して次に進むことができます。

デメリットとしては、

・モチベーションを自身で続けさせなければならないこと
・そもそも教材が自分に合わない場合もある

などがあります。

私自身は、通信教材はモチベーションが続かず、孤独な戦いになったので合っていませんでしたが、もくもくと取り組みのできる不登校の知り合いは通信教育を使いずっと勉強を行っていました。

適応指導教室

学校復帰のための通所指導を行う、適応指導教室は、そこに登校すると学校の出席扱いになる場合もあります。

同じような同世代の仲間ができて、勉強のモチベーションも上がるかもしれません。

デメリットとしては、やはり適応指導教室は学校復帰を目的としたところですので、そもそも学校復帰を目指していない方にとっては苦痛となる可能性があります。

参照元:不登校中の勉強はどうすればいい?自分に合った勉強方法を見つけよう

YouTubeで学習をする

YouTubeでの学習は今の不登校の子にとてもおすすめです。

質が高い学習が自分の好きな動画で、しかも気軽にできる点は素晴らしいと思います。

参照元:【中学生の不登校】勉強の遅れが心配な親ができること、自宅でできる勉強法とは

番外編、私の場合のその他やる気を出す方法

不登校だとどうしても周囲の視線がなく、なかなか勉強のやる気も湧かない時も多いと思います。
続いては、そんな方におすすめのやる気の出る勉強方法をお伝えします。

ノートを可愛いものかっこいいものにしてみよう

ノートを可愛いもの、かっこいいものにすることもおすすめです。
今は、キャラもののノートとかたくさんあります。
学校に通っていると、どうしても学校の規則のためそういうデザイン性の高いノートは使えないと思います。
不登校だと、どんなデザインのノートでも勉強できるので、「お気に入りのノートを使う」取り組みもいいのではないでしょうか。

例えばこんなノート!↓
好きなキャラクターで気分アップに繋がりそうです。

 

iPadで勉強してみよう

もし、iPadを持っているのなら、iPadで勉強することもいいと思います。
iPadで勉強するって新鮮だから、やる気が湧いて、楽しいかもしれません!
それに、iPadの勉強は、とっても効率的です。

ちなみに、iPadで勉強する際は、Goodnotes5というアプリがおすすめです。↓
利用するには980円必要ですが、買い切りなので追加料金が発生せず、いいです。

iPadの勉強方法についてはたくさんYouTubeやブログなどで紹介されていますから、ぜひ、参考にしてみてください。
こちらの記事は非常に分かりやすかったです。↓

【2022年版】iPad1台で完結させる勉強術

図書館など人がいるところで勉強する

やる気が湧かない問題で一番効果があるのが、誰かに勉強している姿をみてもらう事。

地元の図書館は同級生や知り合いに会うのでおすすめしませんが、ちょっと遠い図書館などで勉強教材を持っていって数時間勉強することもおすすめです。

「みんなが見ているから頑張ろー!」と、私は思えました。

もう割り切って、技術系の勉強をする

勉強が精神的にしんどくて、とっても辛いのなら、せっかくたくさん時間があるのですし、もう割り切って将来に向けての「技術的な勉強」をしていきましょう。
「技術的な勉強って何?」
と思われるかもしれません。
ここで言う技術的勉強とは、「学校ではあんまり学ばないけれども社会に出た時にとっても役に立つ勉強」のこと。
以下に具体例を挙げます。

デザイン

デザインの勉強は、将来クリエイティブ系の職に就ける確率が上がるので、人生に希望が持てる勉強です。

不登校だったある男性は、通信制高校在籍中にデザインを勉強したことによって、のちに、DeNAのWebデザイナーになりました。

もともと小さい頃からインターネットが好きで、掲示板やブログ制作をはじめたり、学校にはあまり行かず、趣味で作ったプラモデルをオークションサイトで売ったり、インターネット全般にハマっていました。その経験の中で「コンテンツをどう見せるか」「何を伝えるか」というところに興味を持ちました。わかりやすく説明を書いたり、制作過程を見せたりすることで固定のお客様ができ、売り上げが伸びることに面白みを感じました。

デザインもフロントエンドも、Webについての知識はまったくの独学です。ネットで検索するとHTML, CSSのノウハウがでてくるので、実際にやってみると意外にできるじゃん、と。プラモデルの話もそうなんですが、もともとモノづくりは好きだったので、始めたらどんどんのめり込んだいった感じですね。
その後、Web制作会社でアルバイトしたり、個人でもお仕事を請けたりしながら、ネットで発信をしていたらDeNAの方から声をかけられて、気がついたら入社していました。

引用元:藤原 慎太郎のインタビュー | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】

こちらの記事もその方へのインタビューです。↓

デザインの他にも…

先ほどはデザインを例に挙げましたが、デザインの他にも

・お金
・おしゃれ(服飾、メイク、ネイル)
・エクセル、ワードなど
・パソコン
・音楽(楽器など)
・読書

などなど。
こんな風に、興味のある物の勉強をしていってもいいと思います!!

そうすることで、もしかしたら少しずつ自信がついてくるかもしれません。

私がなぜここまで好きなことについての技術的な勉強を勧めるのかというと、こういう勉強は必ず不登校の方が社会で渡っていくための力になってくるからです。

不登校だと、自由な時間を手に入れる代わりに、たくさんの代償があるのは事実です。
みんなが経験してることを経験できていないから。

不登校の方は、社会にポンと出された時のために、こういう技術をつけておいたら損はないと思います。

「好きなことばかりしていて大丈夫なの?」と不安になる方もいらっしゃると思います。

こちらの方は、中学3年生で不登校になりました。
YouTubeを観ることが大好きで、不登校の時もずっとYouTubeを観ていたそうです。
この方は大好きなYouTubeをきっかけとして、自分にぴったりの環境を見つけ、その上自分自身の「何が好きなのか」といったことに向き合う素敵な時間を過ごせたそうです。

この女性はインタビューの最後にこう語っていました。

もちろん私の経験だけでは説得力がないかと思いますが、ほかにも不登校中に音楽に夢中になっていた友だちが、今はシンガーソングライターとしてがんばっていたり、ゲームを通して知識を身につけた人がゲーム制作に関わる仕事をしていたり、不登校中にしていた好きなことが仕事になっている方に私はたくさん出会ってきました。

 好きなことばかりをしていて部屋にこもる子どものことが心配になってしまう気持ちもわかりますが、その好きなことが将来につながることも充分にある、ということも、知っていただけたらと思います。

引用元:中学3年で不登校になった女性が「好きなことだけ」して見つけた希望

私も、この意見には深く肯けます。

この方のしていたYouTubeを観る、という行いもある意味「自分と向き合う勉強」だと私は思いました。

もちろん、学校の勉強も大事でしたが、私自身も、不登校の時にたくさん好きな芸能人の本を読んだり、服など色々なことを勉強したことなどは、とっても自分と向き合ういい経験になりました。
そして、今のお仕事にもすごく役に立っています。
今の自分の強みも、あの「好きなことを勉強していた時間」にできているなあ、と大人になった今、たまに実感しています。

私の場合、やっぱり学校に行っていなかった分、社会に出た時困ることはたくさんあるのは事実です。
学校に行っていたみんなすごいなあ、と劣等感を感じることもあります。

でも、これも私のケースですが、社会に出てへこたれた時に自分を助けてくれるのって、案外そういう「好きな勉強をしていた時の知識、経験」だったりしました。
ある意味、あの「好きなことを勉強していた時間」というのは、今の私の唯一の社会で闘うにあたっての強みを作っていたのかな、と思います。

様々なことを学べる通信制高校もある

通信制高校のN高校、S高校では、大学受験に備えた勉強だけでなく、デザイン、プログラミング、機械学習、イラスト、物語制作など、様々なことを学べます。
不登校で小学生時代、中学生時代を過ごした方にとって、様々な自身の興味のあることを学べるこのような通信制高校に通うことも、自分の人生の幅を広げるにはいいかもしれません。

最後に

私個人の意見ですが、学校には行けなかったにしろ、色々な勉強はしていた方がいいと思います。

大人になった今振り返ると、やっぱり、勉強は将来生きていくにあたって、無意味ではなかったかなあ、と思うからです。

主観的な意見ですが、例えば、

・英検をとっていたことでバイトの面接で好印象を抱いてもらった。
・雑学を勉強してたので、会社の初対面の人との話題に困らなくなった。
・集中力がついた
・新たに、大人になって勉強したいことが出てきた時に、勉強経験があったからスムーズにできた。

などで、学生時代の勉強の効果を感じています。

今現在、不登校の方にとっては、今は精神状態が辛かったりして、勉強どころではないかもしれません。
そんな時は無理は絶対にしないでください。

ただ、「これから勉強したい!」という不登校の方々にとって、少しでもこの記事が何かのお役に立てていたなら嬉しいです。

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発達障害と双極性障害を持っています。20代女。 趣味:おしゃれ全般、資格取得、ネットサーフィン、文章を書くこと。 🤍noteも書いているよっ!