不登校児童を支援するフリースペースや、【スクールエス】の開所のニュース。 

不登校 スクールエス

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

小中学生の不登校は隠れ不登校も入れて、推定33万人いると言われています。原因はコロナ禍や学校でのいじめなど、色々な要素が重なっています。そんな不登校児童の為に2022年4月末広島県では【スクールエス】という支援、2022年5月には東京都荒川区にフリースペースが開始されました。

今回は不登校児童への支援をメインに、お話を進めていきたいと思います。

不登校児の為のフリースペース、『Aoba』開所。

東京都荒川区にある2022年5月、不登校の児童のための会員制フリースペースが開所されました。この会員制フリースペースを運営する一般社団法人「マザーシップ」の代表理事は、不登校になりゲームや釣りに没頭していた長男が、その好きな夢中になれる事で自分の進路を切り拓く姿を近くで見て来ました。「子ども達の『夢中になれる事』を応援したい」といいます。

開所するのは『フリースペースAoba』。西尾久七のビル2、3階で開かれます。2階は漫画や図鑑、実用書など1500冊がズラリと並び、3階にはパソコンやTVゲーム機、囲碁将棋やボードゲームも豊富です。その多くが、代表理事の想いに賛同した同じ想いを抱えた方達からの寄付だと話します。

代表理事は長男の子育てを介して「長男の今後に不安を抱えていましたが、夢中になれることをやり続けることで自己肯定感を高め、次のステップにいける。この『フリースペースAoba』がで不登校で悩んでいる子達の夢中になれることを発見し、その先の進学や就職に繋がっていけたら」と実感したと語ります。 

参考:ゲームや漫画「好きを応援」 荒川に不登校の子どもの居場所 息子が経験、母親が来月開設 東京新聞(2022年)

対象は小学4年〜高校3年生で定員20人。開設時間は月〜水曜の15〜19時で利用料は月額1万2000円(利用料込み)。

不登校児童の数年々増加

ある日突然、「学校へ行きたくない」と親に相談する子どもはめずらしくありません。少子化で子どもの数が減るなか、不登校は増え続けて過去最多を更新しました。

しかしそれも氷山の一角です。不登校にはカウントされないものの、学校で苦しんでいたり、教室に入れなかったりする子どもも多いからです。そうした子どもたちは「隠れ不登校」とも呼ばれており、日本財団の調査では中学生の1割、推計33万人いると言われています。

増加の背景には、コロナ禍で生活環境が変わったこと、いじめの低年齢化などが指摘されています。どんな子どもでも、どんな家庭でも、不登校は起きます。子どもから「行きたくない」と言われたときの対応は、親のみならず、先生や祖父母など、子どもが周囲にいる大人たちには知ってほしいことです。

引用:「学校へ行きたくない」と子どもから言われたら、親はどうすればよいのか ハフポスト(2022年)

不登校児童に自由なカリキュラムを。【スクールエス】。

2016年から2020年までの広島県内に住む不登校の児童の人数は、いずれも右肩上がりに増加傾向で、その支援策の協議が度々行われて来ました。

そうした中、広島県は、学校に通うことが出来ない不登校児童を支援する新しいカタチの施設を開所しました。新しいカタチの施設、その名も【スクールエス】です。【スクールエス】の最大の特徴は、対面形式とオンライン形式を自由に組み合わせが出来て、不登校児童達が、自由に学びのカリキュラムを選択することが可能なところが大きなポイントです。2022年4月末、その開所式が開催されました。

東広島市の県立教育センター内に設備された【スクールエス】。教室や図書室は不登校児童達が親しみを感じるポップな明るい配色で彩っています。図書室には漫画も完備しています。また、本のラインナップをじっくり見ると、大人が手に取っても好奇心をそそられる様な専門性の高い実用書も配置されています。

参考:不登校などの小中学生を支援 広島県教委「最適な学びを」 NHK(2022年)

【スクールエス】のエスには、「児童生徒(スチューデント)が、自分で選んだ(セレクト)秘密基地(シークレット)のようにワクワクする特別(スペシャル)な場所(スペース)」というコンセプトがあります。

公式Instagram

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私は大学時代不登校。

以前別の記事でも書きましたが、大学でも同じ学科の女子からいじめを受けていて、友達も出来ないし、学校に行けば色々その人達から言われるし、結局授業に出席出来ないからテストも受けられない、単位が取れない、精神はどんどん病んでいき、昼夜逆転な生活を続けていく内に、中退しました。

中学の頃のいじめも酷かったですが、本当にあの頃の学校を1日も休まずに行った強さは何処に行ったのかー。今はすぐ落ち込んで仕事で大泣きするし、全然強くないですよ、私。

今回の記事を書こうとしたきっかけは、荒川区のフリースペースの記事を読んでから。なので私も不登校でしたけど、居場所は他でもいいからあるよという想いを込めて、この記事を書かせて頂きました。

私も不登校から精神障害が分かり、面接でも色々あり、本当に心が腐りました。ですが、今ライターの仕事をしていて、書き切った後の達成感や充実感、やり甲斐は、この仕事に就くまで得られない体感でした。

私は不登校からの精神疾患からの引きこもりでしたが、その時でもやり続けたのが文章を書く事。私は文章を書くこと自体は今年で15年目です。原点とも言えるものを含めたら18年目に入ります。ライターの仕事で文章を書きつつも、趣味の域ですが仕事以外での文章も毎日書いています。記事の文章の構成は趣味でやって来たことを取り入れつつも、ライターとなってライターとしての技術も磨いていって、今の様な感じになりました。

勉強する事が必ずしもゴールではないし、何か夢中になってやり続けた事が、将来思いもよらぬ場所に連れて行ってくれる可能性もあります。今不登校の方、もしこの記事を読んで下さっていたら、何か夢中になれるものを見つけて下さい。私の経験上その先に、思いがけぬ扉が待っていると思いますよ。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。