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うつ病viviのインタビュー「TANOSHIKA卒業生の今」
はじめに
viviは、今回初めてインタビュー記事にチャレンジすることになりました。
支援員の島川さんと一緒にやや緊張してその時を待ちました。
9月19日 13時半ごろ、筬島さんはいつもの笑顔で「お疲れ様です!」と元気に挨拶されて施設外作業で利用しているPlug-Inに来てくださいました。
TANOSHIKAにいた時より生き生きとしてとても顔色もよく、すがすがしい感じで、また少し照れくさい様子も感じ取れました。
そんな感じで、早速、島川さんの手を借りてインタビュースタートです。
島川さん「では、早速ですが始めさせて頂きます。よろしくお願いいたします!」
①今のお仕事に出会ったきっかけは?
筬島さん「ユンボとか特殊車両が好きで、何か関係する仕事が無いか探してたところに知り合いから声をかけられ、年配者ばかりで若い人を探しておられたので、そこでやってみようと思いました。また、解体業の事務として入ったのですが「営業をやらせてください!」と自分から名乗り出て今に至ります。ご覧の通り、スーツ姿でもないのでそれで回れるならやってみようかなと思いました」
「すごいですね!」
「一緒にまわってる人が79歳なんですよ!(笑)」
「じゃあ筬島さんはかなり若手ですね(笑)」
「では、今は営業としてあちこち名刺を配って回っている感じですか?」
「福岡市の解体工事をするために、今日も博多まで車で行って警察署や市役所を回ったりしてきました」
「許可を取ったりするのも、筬島さんの仕事なんですね。では結構、書類仕事も多いですね」
「同じ会社の方が一緒に行ってまわってる状況です」
「その人たちは、パソコンとかは?」
「わからないですね」
「とても頼りにされている感じですね。そういうところにちょうど入れてよかったですね!」
「そういうのがきっかけで、解体業に携わっているっていう感じです」
②卒業されて2か月ぐらい経ちましたが、お仕事には慣れてきましたか?
「面白いです。時間がたつのが早いです。あっという間に昼になって、あっという間に夜になって、家に帰って寝るだけの為にに帰ってるみたい。だけど面白い」
「充実されてる感じがすごくしますね!」
③職場で働いている時に、周りの人から何か特別な配慮などはありますか?
「特に配慮とかはないですね」
「会社の一員として特別扱いはされてないんですね。対等に接してくれてありがたいですね」
「自分がこうして座っていると、右手がきかないっていうことに気づかない人が多いんです。職場のトイレも洋式ですし、狭いけどなんの支障もないです」
「特段バリアフリーな環境ではないようですが、よかったですね」
vivi「精神面はどんな感じですか?」
「忙しいから考えてるひまがない。いろんな見積やったり、オールマイティ。最初から最後まで入っておく仕事になりますので」
「もともと事務関係されてましたものね。ノウハウがあったのではないですか?」
「ノウハウというか、会社については全然知らなかったので一から学んでますね」
③一般就労されて、何か自分の中で変化はありましたか?
「働かないといけないという意欲があります」
④個別訪問看護を受けられていましたが、あれからどうなりましたか?
「会社に来てもらってます」
「やっぱり、来てもらった方がいいですか?」
「気が休まる場所みたいな感じでとらえてます。男ばっかりの会社なので、事務所は女の人がいますけど、あとは男なので・・」
「自分のことをしっかり話せますし、健康管理も自分だけでは限界がありますからね」
「病院では、言うのを忘れることや頭痛がするときの薬を下さいとかを書いてもらってます。また、充実してるとも書いてもらってます。転院して薬が変わって最初はきつかったけど、他の薬に変えてもらって朝はっきりと目が覚めるようになって、元気になりました。やっぱり、薬ひとつで全然違いますね」
「一般企業でもどっちかといえば建築業界は3Kと言われてますけど、元々建築業界にいたので慣れているので自分は普通に話せます。他の人だったらシュンってなるでしょうけど、自分は溶け込んでいこうという気持ちが強くあったから事務所内でもわいわいがやがややってます」
「にぎやかな職場なんですね。うちとは雰囲気は違いますが、すごくよかったですね」
⑤TANOSHIKAでやっていたことを振り返ったりすることありますか?
「卓球がしたい!(笑)とても懐かしく感じます」(以前はよく卓球を楽しまれていました)
「この2か月間が長く感じる。今のこの会社に半年も1年も通っているような気がなってますね。職場に対して親近感があります」
「いい場所に出会えてよかったですね」(下は卒業された時の写真です。)
⑥TANOSHIKAでやってきたことで何か、役にたったことはありますか?
「パソコンは、エクセル・ワードなんですよ。TANOSHIKAでしてたこととは違います。エクセルとかは、前の会社でもしてたので、会社の人に教えたりしてます。動画の撮影とか行きたいけど行く暇がないんですよ」
⑦最後に今いるメンバーにメッセージをお願いします
「色んな人がいると思うけど、頑張ってほしい。応援してます。また、時間があったら、顔出しますね」
「ありがとうございました!」
終始笑顔で生き生きとインタビューに応じてくれました。
先輩メンバーとして立派に一般就労先で根付いておられました。
今回は、支援員の島川さんにだいぶ手をお借りしました。
また、このような機会があればチャレンジしてみたいと思います。
viviの挑戦はまだまだ、始まったばかり。
これからも、よろしくお願いいたします。
下はまとめ記事です。お時間あればこちらもあわせてお読み下さい。
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