知ってほしい過敏性腸症候群(IBS)という病気

過敏性腸症候群

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はじめに

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndromeの頭文字をとって「IBS」)という病気を知っていますか?

ストレスなどが原因で、大腸に腫瘍や炎症などの異常がないのに、慢性的に下痢や便秘、腹痛をくり返す疾患のことです。

患者数は女性の方が多く、年齢とともに減ってくることが分かっています。

命にかかわる病気ではないですが、腹痛・下痢・不安などのストレスから、日常生活に支障をきたすことがあります。

かく言う私もこのIBSで一時期、まともに外出ができなくなりました。

なぜ、IBSはおこるのか

・ストレス

・過剰な腸の働き

・腸の“知覚過敏”

・不規則な生活習慣

などが原因として指摘されますが、未だはっきりとは解明されていません。しかし、その中でも、“ストレス”が原因の多くをしめています。

脳と腸は密接な関係にあります。ストレスを感じると、脳と腸をつなぐ自律神経から、不安やストレスが伝わり、腸の中が痛みを感じやすい「知覚過敏」状態になってしまうのです。

私の場合は、外出先や運転中など、トイレに行けない状況になると、不安から腹痛がおこっていました。トイレを常に探すようになり、友人との食事や、長時間の移動が怖くなってしまい、外出ができなくなりました。

どんな治療法があるのか

まずは生活習慣の改善が重要です。適度な運動、質の良い睡眠、十分な休息をとること。そして、3食のバランスを考え、アルコール・刺激物・高脂肪の食べ物を控えましょう

ストレスをコントロールする、心理療法と薬物療法との併用による治療法もあります。

私は現在、胃腸科に通院し、お薬を調整しながら生活しています。投薬のおかげで、なんとか遠出もできるようになり、外出先での不安も和らいでいます。

ただし、食べすぎたりすると、強い腹痛がおこることがあるので、食事には日々注意しながら過ごしています。

私自身は、最初はちょっとした腹痛から始まりました。

最近、お腹壊しやすいなぁ…ぐらいの認識しかなかったのですが、あまりにも続くので病院に行ってみると病名のつく病気になっていたことにびっくりしました。

たかが下痢・便秘、こういう体質だからと軽く考えがちですが、腹痛や便通異常が続く場合は、専門医を受診しましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。