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こんにちは、翼祈(たすき)です。
今私は不調の波にいます。
この記事を書く1週間前は元気で、社外の方へのインタビューもハキハキしていた。
それが、今は毎日どんより。
糖尿病の採血の結果が悪くて、仕事量を減らして貰いました。
それでも仕事が捌けない。
ストレスは減ったと思ってました。ただ、今は耳が不調でよく聞こえません。歯もまた悪くなっています。
聞こえないことで、こんなにも心身共に弱るんだと感じています。
今、聴覚障害を抱えている私にとって、身近に欲しいアイテムがあります。
それは、『SOSカード』です。
2025年8月、大阪府大阪市東淀川区役所で、『SOSカード』の配布がスタートしました。
表紙にハートマークが描かれた『SOSカード』は18枚で構成。災害発生時に聴覚障害を抱えている人たちに活用して頂きたいカードです。
今回は、実際の『SOSカード』の写真を観ながら、聴覚障害当事者として良かった点を述べたいと思います。
2023年度の関西大学北陽高等学校探究学習「刀」で優秀発表をしたグループが開発の『SOSカード』には、どんなカードがある?
『SOSカード』は、どんな場面で使うことを想定しているかの具体例
・「白紙」のカード→利用したり、筆談に使ったりする人が自分で新しい内容のカードを作ったりできる
・「なんで並んでる?」のカード→災害発生時、避難所の行列を見た聴覚障害を抱えている人が、どうして並んでいるのか理解できなかったという話を受けて。
・「呼ばれたら教えてください」のカード→聴覚障害を抱えている人が、病院で名前を呼ばれても気付かないことがあるとの体験談を受けて。
・「耳が聴こえません」のカード→リングで取り外しもできて、必要な場面にだけ使える。
参照元:NHK NEWS WEB WEB特集 高校生が開発!聴覚障害者のための「SOSカード」ができるまで(2025年9月8日公開)
音が聞こえないことは、災害に巻き込まれるリスクは、さらに上がります。
東日本大震災では、障害を抱えている人の亡くなる確率は全体と比較して、約2倍という数字になりました。視覚や聴覚に障害を抱えている人の割合が高くなっています。
聴覚障害当事者の脆さ、弱さを感じ、身に沁みた『SOSカード』の良さ
私は2025年8月下旬頃から体調を崩し始めました。
少し遅刻、1時間遅刻、半日遅刻を有休で補い、欠勤する日もあったり。
仕事が忙しすぎて、ストレスで糖尿病が血糖値は良いのに、HbA1cが著しく悪化という結果になり、他の方に代わって頂いた仕事もありました。
悪化の原因のストレスから解放…。と思っていたのに、耳が不調になりました。
私の場合、耳の中に痛みがあると、それで聞こえづらくなる。
聞こえづらさが生活の質を落とし、心身に力が入らない状態に。
自分が招いたことでもありますが、人間関係のトラブルも、同時期に重なりました。
そして、体調の悪い中出勤すると、『他の人も体調が悪いので、自分だけが悪いなんて思わないで下さい』と追い討ちをかけられた。
また、人間関係のトラブルの早期解消も求められた。
私自身、10月からある大きな新しい仕事が出てくることで、私に務まるだろうか、と毎日不安な気持ちを抱いています。
元々持っている障害や病気が重なって、症状をさらに悪化させてしまうことも大いにあります。
その上、家に帰り、あることでさらに人間不信が強くなり、これ以上耐えられないと泣いた。ずっとその夜泣き続けた。
次の日、「今体調が悪すぎるので、その人の問題は、今はどうしようもできません。まずは体調を治します」と伝えると、ようやく職場が私の体調の悪さを理解してくれました。
見た目では判断しづらい聴覚障害での体調不良は、目には見えないし、なかなか人には理解して貰えません。大体大したことない扱いをされます。
今の心配事は、今度の聴力検査で数値が悪化していないか。今の体調を考えると、悪くなっているとしか思えません。
もし、私が『SOSカード』を使うなら、普段使いかできる、「代わりに話して」、「ゆっくり話して」、「耳が聞こえません」です。
このカードは、聴覚障害当事者としての困り事を網羅し、色んな場面で使えます。
これを誰かに見せることは、その人の支援にもなる。
精神的に弱ってくると、毎回不調になる聴力。これほどまで『SOSカード』が手元に欲しいと思う気持ち、そこまで弱っていた自分に気が付きました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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