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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私の職場には、車椅子で通勤し、勤務している仲間がいます。
普段車椅子を使わない人でも通勤・通学は苦労するものですが、車椅子に乗っていると、普通の人より、移動するのも大変だろうと感じています。
福岡県にある北九州市特別支援学校では、車椅子を使う子ども達の負担を減らすために、ある特殊なスクールバスを導入しました。
一体、どんな仕様のスクールバスなのでしょうか?
今回は、北九州市特別支援学校の電気自動車(EV)のスクールバスとはどんなものか、実際の写真を交えながら、話していきます。
福岡県北九州市小倉南区にある北九州市特別支援学校に、電気自動車(EV)のスクールバスが1台、導入されました。通学する子ども達の登下校に利用されています。
このスクールバスは、北九州市若松区に本社がある【EVモーターズ・ジャパン】が製造した車両で、車椅子に座ったままでも乗り降りができる電動リフトを付けるなど、特殊仕様が施されています。
北九州市特別支援学校で導入された、電気自動車(EV)のスクールバスは、どんな仕様となっていますか?
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画像・引用元:株式会社 EV モーターズ・ジャパン PR TIMES 北九州市特別支援学校様にて弊社の大型路線EVバスが運行開始いたします(2025年6月2日公開)
北九州市特別支援学校の電気自動車(EV)のスクールバスは、環境問題や、災害発生時にも活躍できる、スクールバスだった!
北九州市特別支援学校に導入された電気自動車(EV)のスクールバスの車内には、10台の車いすが乗せられるということです。
排気ガスが出ないため臭いもなく、車内は静かで、子どもたちにとって優しい設計となっています。
このバスは、脱炭素社会の実現に向けた市の取り組みの一環として導入されましたが、災害時の非常用電源としての活用にも期待されているということです。
引用元:北九州 NHK NEWS WEB 電気自動車のスクールバス導入 特別支援学校で運行へ 北九州(2025年5月23日公開)
私はスクールバスを利用したことがありませんが、車椅子のお子さんを運ぶ時、車椅子を乗せられる設計をした車で、親御さんが学校まで送っているのではないか?と思っています。
私が基礎疾患で入院している時、初めの頃は車椅子で、移動していましたが、上手に使いこなせませんでした。「安全のためだろうけど、歩いて行った方が、こんなに腕の力を使ったりとか、疲れなくて済むな」と感じました。
私の母も人工関節を入れて入院して、暫く車椅子生活でした。リハビリ室に行くのも時間がかかるし、トイレに行くのも転倒防止のため必要で、少し大変そうでした。
通常、障害の程度が重たければ、看護師の方も同伴し、一緒に通学していると思います。
親御さんも働かないとお金が入ってこない。
それでも、お子さんにも学ぶ機会を与えるために、仕事前に学校まで送っていくなど、両方のバランスの維持が大変です。
そんな時に、北九州市特別支援学校の電気自動車(EV)のようなスクールバスがあると、親御さんが送迎するという負担が1つ減る。
ただでさえ大変な親御さんにとって、こんなに助かることはないと思います。
このスクールバスが日本で初めての導入といいます。対象者となるお子さんは全国にいますし、もっと県と自治体が連携して、導入を進めるべきではないか?と感じました。
多動性の強い子どもだった私
障害者だと扱われていない時代。でも、今思えば、発達障害の傾向が強かった、私の子ども時代の話をします。
小さい頃、本当に左耳が聞こえていないのか、大学病院の耳鼻科で難聴を調べた時に突然居なくなりました。
母は警備の方に、「娘がどこ行ったか、分かりません?」と尋ねた。
『2、3歳ですか?』、「いえ、7歳です」、『そんな大きい子が居なくなるはずがない』と言われて、途方に暮れたそうです。
母は慌てたので、警備の人も一緒に探していると、病院の地下から笑顔の私が現れました。
以前あった地元のスーパーでも迷子となって、家族から風船を着けていた方が良いという話。周りにも沢山いて、母は風船を着けるのを諦めた。
居なくならない様に、母は私の手をしっかり繋いでいて、入場券など入口でお金を払って、手を離している間に、すぐ居なくなる。
母の話では、一人だと分からない時は笑顔で、分かった瞬間、毎回大泣きしていた。
母は、外出することは楽しみでしたが、すぐ私が居なくなるので、それが不安だった。
そして、「あんなに毎回迷子になって、今こうして横にいるのが、凄く不思議な気がしているよ」と、過去を思い出した母は呟きました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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