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こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事をご覧の皆さんが、もしペットを飼っていたら、該当する話をしたいと思います。
ペットを飼うと、ずっと飼っていたいと思いますよね?実際に高齢になってもペットを飼っていると、飼っていない人より元気で、健康寿命も長いそうです。
それでも人はいつ病気をし、パートナーと死別して、一人になったりするか分かりません。パートナーの年金などで生活していたら、亡くなった後、パートナーの年金は入ってきませんし、遺族年金も元々貰っていた額ではないでしょう。
病気や死別などで、ペットとずっと暮らしたい、その想いも曲げないといけない、非常に難しい問題です。
会社の同僚の方が、ずっと飼っていた猫を亡くし、新しい猫を迎える前、『貴方の職業形態では、ペットを飼うのは大変ですし、オススメできません。飼うには、それなりに家で、キャットタワーの設置など、迎える準備が必要です。それでも、飼いますか?』と言われたと聞きました。
その人は新しい猫をその後迎えましたが、ペットにも命があることで、周りから止められることもあります。そういう点でも、ペットを飼うことの難しさを感じています。
高齢になるとペットを飼うことにより難しさが生じますが、北海道にある、「永年預かり制度」という、仮に飼えなくなっても、預かってくれる、NPO法人があることをご存知でしょうか?
今回は、「永年預かり制度」は、どんなことをしているサービスで、どんなことに対応している?などを述べたいと思います。
2015年にスタートした「永年預かり制度」は、北海道札幌市にある、『猫と人が繋ぐ ツキネコ北海道』が保護し「所有」する猫を、高齢者が「預かる」仕組みです。病気などで猫の世話ができなくなった人の猫を、猫のシェルターを運営する、『猫と人が繋ぐ ツキネコ北海道』が再度引き取ります。
『猫と人が繋ぐ ツキネコ北海道』は、団体の連絡先を明記した「猫の永年預かり証明書」を飼い主に発行しています。一人暮らしをする飼い主が急病で倒れるなどした緊急時に、医療福祉関係者から連絡を届けて貰う様にするためでした。
参照元:朝日新聞デジタル 高齢でも独居でも猫と暮らしたい…思いかなえる「永年預かり」とは(2024年4月29日公開)
『猫と人が繋ぐ ツキネコ北海道』が行う、「永年預かり制度」で果たしたい、飼い主と飼い猫、どちらにも寄り添った理念とは?

猫を飼いたいけれど年齢を考えて断念した…
高齢な為、譲渡を断られてしまった…
最期まで面倒を見てあげれる自信がないけれど、猫と暮らしたい…
そう思っている方、諦めないでください。
ツキネコ北海道が考案した【保護猫の永年預かり制度】は、
高齢や持病など様々な理由で猫の飼育をあきらめてしまった方も、
必要な準備をしていただいたうえで、
猫を「飼う」のではなく、「預かる」という形で
また猫と一緒に暮らしていただけるシステムです。
知り合いにも知らせたかった
以前、母の知り合いは犬を飼っていました。凄く可愛がっていましたし、私の家の愛犬のことも大好きで、時々家に来て、愛犬を触ったりして、笑顔が多い人でした。
元々飼っていた犬が死んだ時、その人は、「また、犬を飼いたい」と思いました。
保健所に行って、「飼いたいです」と言うと、保健所の人から、『貴方は70歳近いです。動物を飼う時、ある程度、若くないと、何かあった時、安心して、リスクの高い貴方には、保護犬を渡せません。私たちは、もし飼えなくなるかもしれない人への譲渡はお断りしています』と言われたそうです。
保健所は、飼うのに、幾つも誓約書を書かされて、管理されますし。
それでその人は、ペットショップで犬を飼いました。
「血統書付き犬を飼ったのに…」と言う程、飼ってから色々病気持ちの子だったといいます。
その後、その人は2、3年の内に、両親を立て続けに亡くし、独身だったことで、一人暮らしになりました。そして、その後重度のうつ病を発症しました。
母と私が心配して、連絡をしましたが、「私に電話してきたり、関わらないで!」と言って、連絡を断って、もう5年以上付き合いはありません。
重度のうつ病の発症や、病気が多かった犬を飼っていたその人。心配していても、連絡をする手段がありません。今、どうしているかも分かりません。
今も生きておられるのか、ペットは元気なのか、それも分かりません。
その人が、「永年預かり制度」を知らなくて、もし福岡県でもあれば、その人に飼えなくなっても預かってくれますよと、教えてあげたかったと、この記事を書いて、そう思いました。

noteでも書いています。よければ読んでください。
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