フェアトレードで発展途上国の生産者に支援をー。幸せを呼ぶ青いチョコレートなど。 

フェアトレード

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

『フェアトレード』とは、貧困のない公正な社会を構築する為に、発展途上国で経済的・社会的に弱い立場にいる生産者と、経済的・社会的に強い立場にいる先進国のユーザーが対等な立場となり、取り組む貿易のことを指します。

労働に見合った賃金を支払う事や労働環境を整備していく事などを介し、生産者の生活の質の向上を図ることが第一の狙いとなっています。

日本でもバナナや洋服など、様々なアイテムが『フェアトレード』で入って来たものが買えて、2021年の国内市場は過去最高を記録しました。

今回はそんな『フェアトレード』について考えて欲しいと取り組む千葉大学、実際にアイテムなど、具体的を挙げて紹介したいと思います。

『フェアトレード』がより分かる、ぬりえ絵本を千葉大学が制作

 

画像引用・参考:千葉大生がフェアトレード啓発のための「ぬりえ絵本」と「リーフレット」を作成 PR TIMES(2022年)

『フェアトレード』という言葉を知っていますか?発展途上国で働いている生産者は正当な対価を支払われなかったり、規定量以上の農薬が使われたことで、環境や健康に害を与えることもあります。SDGs達成に向けて活動する「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」の取り組みで千葉大学環境ISO学生委員会では、『フェアトレード』の認知度を上げたいと、リーフレットとぬりえ絵本を制作しました。

コーヒーやブラックペッパー、バッグ、ネイルー。色んなアイテムの原材料を、日本に住む私たちが公正な価格で購入すると、発展途上国での人々の生活を潤します。リーフレットは、千葉県千葉市内で『フェアトレード』推奨へと励む4つの団体を取材し、活動内容や理念に関して細かくまとめ、団体のイベントや店舗情報などを載せしました。

ぬりえ絵本では児童労働をメーンテーマに、クマがウサギに理解しやすく教える話が綴られています。ぬりえの最後のページにはクイズがあり、子ども達が絵本を楽しみながら『フェアトレード』の理解が進む様に工夫を凝らしました。

千葉県千葉市を介して市役所や千葉中央コミュニティセンターに配布され、2022年10月の「こどもエコまつり」では、使わなくなったコスメで作った絵の具で子ども達がぬりえ絵本の色塗りをしました。京葉銀行が主催者となった「CHIBA SDGs Parklet Project」や東京ビッグサイト、東京都墨田区でのイベントでもリーフレットとぬりえ絵本を配りました。

2022年12月4日に千葉県千葉市緑区にある土気あすみが丘プラザで開催された「児童向けフェアトレード講座」では、学生ボランティアとして4人が参加しました。クイズや「貿易ゲーム」で『フェアトレード』の成り立ちを子ども達が楽しんで学びました。

講座の前半では「フェアトレードが私たちの生活と関係があるないか」という質問では、「そう思う」に手を挙げる参加者は半数以下でしたが、終盤では参加者全員が手を挙げました。

保護者からは「発展途上国の人々が局面する困難、支え合うことの大事さが分かり、『フェアトレード』が身近になった」という感想も届きました。

参考:<7色の虹を千葉から未来へ>フェアトレード、よく知って パンフやぬりえ絵本作成 子どもが楽しみながら学べる工夫 東京新聞(2022年)

リーフレットやぬりえ絵本企画に携わった、千葉大学環境ISO学生委員会の女性は、「『フェアトレード』の認知度の低さを痛感しました」としつつ、「『フェアトレード』の意味や私たちの理念を発信すると、『それなら読みますね』とリーフレットを手に取ってくれる人もいて、『フェアトレード』の輪を大きくするお手伝いが出来たと感じる瞬間がありました」と話しました。

2022年発表、2021年の日本の『フェアトレード』市場規模

2021年の『フェアトレード』と認められたアイテムの市場規模の推定は157.8億円でした。31.3億円だった2020年と比べると2割+の2桁上昇で、過去の伸び率と比べても、過去最高の『フェアトレード』の市場規模が拡大した1年でした。

この主たるベースには、コロナ禍だった現代、家庭用『フェアトレード』コーヒーの販売岐路の新規拡大(2020年比+21%)や、『フェアトレード』チョコレートの売上の拡大(2020年比+10%)などです。さらにサンプル品などのコットンアイテムや、紅茶の『フェアトレード』アイテムの売上も上昇となりました。

画像引用・参考:国内フェアトレード2021年市場規模158億円、昨年比120%と急拡大 PR TIMES(2022年)

ここで『フェアトレード』の一例をご紹介致します。

【幸せを呼ぶ青いチョコレート CARRE DE BLUE】

滋賀県長浜市にある日本アドバンストアグリ株式会社は、ギフトアイテムとして注目を集める、提携している、東南アジア(ラオス・タイ)の農場で栽培された、洗礼されたバタフライピーハイビスカスのパウダーを使い、冬季限定で販売の【幸せを呼ぶ青いチョコレート CARRE DE BLUE】の物語を描くスペシャルムービーを2022年1月12日より公開中です。

東南アジア(ラオス・タイ)で栽培された青いハーブ バタフライピーを、企業秘密の技術で殺菌したパウダーのみで着色した青いホワイトチョコレートを生産するのは、日本でお菓子問屋で約70年お菓子の販売してきた”横井商店”が発祥である、福井県のチョコレートメーカー”横井チョコレート株式会社”です。

長い経験と知識で培われたチョコレートの技術とこだわった青いハーブ バタフライピーのパウダーを組み合わせ、共同開発で誕生した”幸せを呼ぶ青いチョコレートギフト”となります。

古くから青は幸せの色と言われ、幸せを運ぶ青い鳥やサムシングブルーなど伝統的に取り入れられて来ました。東南アジア(ラオス・タイ)で栽培されたハーブである、バタフライピーは自然界でも類を見ない青色の色素を天然に持つ、人工加工では再現出来ない青い花となっています。

画像・動画・参考:【フェアトレード x ハーブ x チョコレート】 大人気の幸せを呼ぶ青いチョコレートの裏側を捉えたスペシャルムービーを公開「幸せを呼ぶ青いチョコレート CARRE DE BLUE」 PR TIMES(2022年)

私自身知らなかったです。

恥ずかしながら、『フェアトレード』という言葉も知らなかったです。偶然知りまして、どんな感じで記事を書いていくか考えて検索したら、たった1回検索しただけでも、沢山の『フェアトレード』の紹介記事が出て来て、「本当に市場規模が大きいんだ」と実感した瞬間でした。

日本は自給率が低い国なので、自然と昔からこの言葉がまだなかった時代から、身近にあった『フェアトレード』ではないでしょうか?

ちょっと内容が違いますが、発展途上国で働いている人は、2022年のサッカーのW杯でもそうですが、盛大なイベントの裏側では、そのイベントを開催するまでに気温と身体の限界を感じながら、劣悪な環境で酷使して働き、命を落とす場合も多いです。働くという面では本当に過酷な環境で働いている方も多いかと思います。

外国には日本では手に入らない珍しい植物なども多いです。その珍しいものが日本に入って来るまで、発展途上国の人が汗水たらして働いて、ようやく商品化に漕ぎ着けたものも多いのではないでしょうか?珍しいものはなかなか都会エリアに行かないと見つけられないですが、もし都会エリアに行くことがあって、珍しいものを観た時は、裏の原産地を確認して読んでみたいなと、この記事を通して思いました。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。