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この度、NPO法人の『helpwell』を立ち上げた櫻田千江里様に、お話を伺うことができました。
前編では、『Helpwell』の理念、支援者ケア、ピアサポーター、恩送り方針、47都道府県ケアプロジェクト、ファシリテーター、クラウドファンディングなど、貴重なお話をお聞きすることができました。
前編はこちらから→
後編では、近年問題となっているバーンアウトとその支援、支援ケア、ファシリテーター養成コミュニティなどの実際の様子、『helpwell』様が叶えたい展望などをお話しして頂きました。
今回お話を伺ったのは、ゆた、翼祈、Pink、島川です。
どうぞ最後まで、ご覧になってください。
バーンアウトについて
翼祈:バーンアウト研究委員会では、どんな人が主に活動していますか?
バーンアウト研究委員会は、helpwellのコミュニティの中の一つの委員会なんですけれども、対人支援職が「なぜバーンアウトするのか?」という研究が実はいろいろされていて、論文を読みながら勉強会をしたりとか、ケアの場に参加した人がどんな効果を感じて帰るのかというのをまとめる活動をしています。
活動している方は、主にファシリテーターとして、全国で広げるという関わり以外の関わりをしている方がいて、それがこの研究委員会の人たちでもあります。
ファシリテーターとの違いは、地域でケアの場を開きたい方が、この支援者ケアっていうものに「心で対話しながらチャレンジしてみたい人達」だとすると、この研究会の方々は、想いは一緒なんですが、どっちかというと、関わり方として「頭を動かしながらバーンアウトについて考えてたり、前に進めようとしている方」が集まっているなと思います。
翼祈:2023年度、うつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員は初めて7119人を超えて過去最多となったことが文部科学省の調査で明らかになりましたが、helpwell様は、この数字を観て、どんな想いを抱きましたか?
helpwellの想いとしては、「だいぶショッキングなことだな」っていうのがまず最初に浮かんでることです。
教員の方の精神疾患とか、うつ病での休職ってずっと年々増えていて、4年くらい前も過去最多と言っていて、過去最多をずっと更新している、ちょっと笑えない現状があります。
ショックなのと同時に、helpwellの中でも、実際に教員の方で精神疾患にはなってないんだけれども、「メンタルのバランスが崩れそう」という理由で、休職してる方も、場に参加されてて、現状として知っているので、もっと何かできることをしたいなっていうのは、まず一つあります。
もう1点は、教員の方の中では「働き方改革とか見つめ直した方がいいよね」っていうことが議論をされているので、数字に対しては全く喜ばしいことじゃないんですけど、社会として、向き合っていこうとする人が増えていくんだろうなと思うので、少し前に進みそうだなという想いも同時に抱いているので、希望がある方に行くことを念じながら、数字を見ているって感じですね。
翼祈:教育や介護などのバーンアウト予防を活動理念とされていますが、支援現場では、それだけバーンアウトになる、支援者が多いということでしょうか?
これダイレクトに答えるのはすごく難しくて。というのも、「バーンアウトです」っていう、病名みたいな形で出るわけじゃないんですよね。
なので「バーンアウトがそれだけ多い」っていうデータがあるわけではないんです。
バーンアウト研究をされている教授の方と、意見交換をしたときに、対人支援職の離職理由やメンタルダウンの理由として、いくつか上がる中で、バーンアウトっていうのが一つ特徴的に上がってくるので、バーンアウトは離職の4大理由の一つぐらい入ってるのかな?という話をしたことがあります。
なので、他の職種よりも、バーンアウトが起きやすいっていう意味だと、バーンアウトが多いと言えるんですけど、バーンアウトが数として多く出ているわけではないというのが正確なところではあります。
Pink:バーンアウトについて、医療や福祉、介護や教育などの現場は特に多いと思っているのですが、今後、もっと増える可能性は高いと思いますか?
答え方が難しいんですけど、手を打たずにいると、増える可能性は高いと思っています。helpwellの考えとしては、対人支援の現場に求められるニーズや単純に提供しなければならない数、特に介護は数が足りないかもしれないと言われてたり、教員の先生も数が足りていないと言われています。
ニーズも多様化して複雑になってきている中で、求められるものが増えると、共感疲労のようなものが起きやすくなるため、可能性は高まるんじゃないかなと思っています。
なので、頑張って高まらないようにしたいなって個人的には思っています。
それ以外の活動について
翼祈:11地域・160名以上に届けた対話形式で行うケアの場のファシリテーター自身の経験も踏まえた講義パートでは、どんな意見が集まりましたか?
結構いろんな形で、ファシリテーターご自身のご経験を話してくださっているなと感じていております。
地域ごとにテーマがバラバラなんですけれども、例えば
「支援者自身の不完全さ」
「ケアに関わることってすごくままならないよね」
「支援者自身のケアを後回しにしちゃうのってなんでなんだろう?」
ということをテーマにしてくださる方もいて、結構様々なテーマが各地域であります。
ファシリテーターのカラーがすごく大事だなって思っているので、その方たちのカラーを存分に出してもらっています。
それに対しての意見としては、すごく共感が大きいなっていうところがあります。
皆さんの話を聞いてみると、最初はあんまり自分がケアが必要なタイプというよりは、「周りの人にとって、ケアが必要なんじゃないか?」と思って、学びの気持ちで来てくださる参加者の方もいらっしゃっているんですけども、ファシリテーターの経験を聞いて、「あのときのあれはバーンアウトだったのか?」っていう気づきや、バーンアウトが起きた経験を聞くことで、「実は悩んでたんだけども悩んでないことになってたわ」みたいな意見が集まってきて、とても面白いなと思っています。
翼祈:対話形式で行うケアの場のNVC(共感コミュニケーション)・マインドフルネス・チームコミュニケーションなどのワークショップパートで、印象に残った出来事は、どんなことがございましたか?
印象に残った出来事は、ケアの場に参加した入口の部分では、そんなに悩んでたり、何かあったりではなく、どちらかというと自分というよりは、周りの方にケアをしたいというような想いで来てくださる方もいらっしゃるんですけども、話す中で自分の中にも悩みがあったんだな、自分がケアを受ける意義ってすごくあるんだなって、ということを感じて帰ってくださる方がいらっしゃって、実際に「予防としてカウンセリングを、毎月受けることにしようと思います」って受け始めたって方もいらっしゃって、すごくいいことだなと思っています。
それが結構印象的だったかなと思います。
「あれはバーンアウトだったのかもしれない」ということを、1人が受け止め始めると、周りが「そういうのってありますよね」って、打ち明け始めると、みんながオープンになっていくところが、すごくありがたいことだなって、印象的に思います。
翼祈:支援ケア、ファシリテーター養成コミュニティでは、どんな人が参加できますか?
まずは支援者ケアっていうものを、それぞれの地域で開催をして、ピアサポートの場を開きたいっていう想いがある方であれば、一応誰でも参加できる形になっています。
条件は設けているわけではないんですけども、一応今季に関しては、1年間で3回ぐらい一緒にケアの場を実践してくれる方っていうのを、それを条件に募集をしています。
条件とはまた違った話にはなるんですけど、実際に集まってくださってる方としては、医療・福祉・介護・教育、あまり業界も偏りなく、そういう方に届けたいっていう思いの方や、ご自身が業界で今働かれている方もいらっしゃって、4の1ぐらいは自分は今業界にいる、またはいないんだけれども力になりたい方になりますね。

翼祈:ケアラーズ交流会、支援者ケア・オープンミーティング、支援者ケアワークショップなど、色んなイベントを開催されていますが、参加された方からの感想で、特に印象的だった言葉を、教えて頂きたいです。
いろんな世代の方がいるので、世代ごとに分けて話そうかなと思います。
最近の場で、割とベテラン支援者の方から「こういうのが必要な時代になったんだな」っていう、すごい渋みのあるコメントをいただいて、それがすごく響いたなっていうのが、印象的な部分としてありました。
あとは若い世代、20〜30代の方も結構いらっしゃるんですが、感想を思い起こすと、「普段こんなに自分の気持ちとか、価値観とかないがしろにしてたんだってことに気がつかなかったし、大切にするってそういうことなのか、と学習しました」という感想があって、すごく印象的だなって思いますし、持って帰っていただければ、すごくありがたいなと思っています。
ゆた:滋賀県のhelpwellカフェでは、どんな人が参加し、どんな対話が持ち上がりましたか?
滋賀の会は、去年の7月の会ですね。
保育の現場の方と、就労支援の現場の方と、児童発達支援課の現場の方と、子供の教育の方が集まりました。
持ち上がった話題としては、結構この会に関しては、お1人お1人がディープな話をされたので、他の共通の話題っていうよりは、本当にそれぞれのバーンアウト経験みたいなところを、本当に深く話していただいた会でした。
カフェって付いているので、軽そうなの感じの構えをしていったつもりだったんですけども、思いのほか、この日はディープな話題としても、本当にそれぞれの過去の中で、どうにもできなかったこととか、どうしたらよかったんだろうっていう悩みとか、思い思いにお話いただきました。
その他について
ゆた:支援者ケアが届く未来で、「葛藤ともがきとただ共にいること。心からのリスペクトを贈ること。」と書かれていましたが、この心理に辿り着いた理由とは、何だったのでしょうか?
この質問、深いなと言っておりました。
元々は、支援者ケアっていう言葉を聞くと、よく言われるのが、「支える人を助けたいのかな」ということだったり、「支援者の話を聞いてる団体なのかな」と言っていただいて。
大枠間違ってないという想いがありつつ、もう少し違ったスタンスがあるよねって、いろいろ考える中で、この言葉にたどり着いていったんです。
もうちょっと深堀りすると、人とともに居ようとすることとか、人生のいろんな局面にいる方と、特に一緒にいるっていうのが、対人支援職の素敵なところであり、いろいろ葛藤もするところだなって思います。
それに対して楽にしようとか、つらさを解決しようっていうことを言いたいんじゃなくって、それを抱え続けることとか、要は葛藤することとか、もがいているっていう状態であることを望んでいるときもあるな、と思っています。
ただ楽に仕事をしたいわけでもないということを、皆さんと話し合う中で、たどり着いたところとしてあったので、そういった意味で、「葛藤」と「もがき」とともにいるっていう言葉だったり、それに対して何かすることってできなかったりもするので、「本当に素敵なことをしてるよね。」「うまくいかないこともたくさんあるけど、ここにいようとしているんだよね」っていう。ということを、自分自身が言って欲しかったっていうのもあるので、「リスペクトを送る」という言葉にたどり着きました。
ゆた:株式会社クジラボとの協賛企画に採択された、きっかけを教えて下さい。
元々クジラボさんが、教員の方を対象に、長く働き続けることをご支援している会社さんで、その中で活動をしている人に、協賛をしますよって企画が打たれて、応募したっていうのが経緯としてあったんですけれども。
実は私が元々は、教員になろうとしていたという背景があって、その中で教育現場の働く健やかさについては、先ほどうつ病の話も出ましたが、すごく難しいなって、現場に入る前に感じていたので、そこについての想いの部分だったり、あとは教員の方は特にダイレクトに、未来がある子供たちに関わっていくっていうところがあるので、そこに対して、ケアだったり支援をしていきたいって想いは、自分としてもすごく強かったので、そういった話を率直にさせていただきました。
その想いの共感っていうところと、あとは団体が、直接支援をするというよりも、さっき言ったようなケアサポートっていうようなところで、対人支援職のケア、自分自身のケアに意識を向けていくっていう人口を増やしたいということを話したときに、「すごくそれって大事だけども、手をつけるの難しい領域だから、そこにリスペクトを送りたいです。」とコメントもいただいたのが、経緯なんじゃないかなと思っています。
翼祈:2030年には、およそ318万人になる見込みのビジネスケアラーに将来、私もなろうとしています。ビジネスケアラーには、どんな支援を行っていきたいですか?
これは目下考え中のところで、非常にどうしようかなって思ってるところではあります。
実はhelpwellとして現状を、ビジネスケアラーの方に直接支援をしようっていうのは、ちょっと先の話かもってところは話をしています。
ケアするっていうことに対して、社会的価値だったり、きちんとリスペクトされていくような文化であり、社会システムになるといいなっていうのが、先に私達の方針としてはあります。
なので、対人支援に関わっている方をまず対象にしていくっていう苦渋の決断を一旦してるんですけども、想いとしては私も母が働きながら、家族のケアにあたっていたりするので、今のところできていることとしては、同じくケアの場を作るっていうところやっています。
専門性があってケアにあたっているわけではなかったりするのが、ビジネスケアラーの方のもう一つ複雑になっている点で、孤独になりやすいし、特にしんどいなと思うので、繋がれるっていうような機会はhelpwellとしても用意したいなと思っています。
Pink:デンマーク・オランダの教育視察に行かれたとのことですが、「子どもが幸せに育つには、大人の幸せが重要なのではないか」ということと関係しているように思えます。教育福祉において、日本との大きな違いはどのようなことでしょうか?
本当に大いに関係しているなと思っていて、教育福祉において大きな違い、制度的な違いは本当にたくさんあったんですけども、私が感じ取ったところとしては、前提として、「信頼の深さ」みたいなものが、人に対して全然違うなっていうのが、安心感と言ってもいいのかもしれないんですけど、すごく違いとしてあるなと思いました。
例えば教育だと、デンマークは特に、留年が小学校とかからあります。
幼稚園から小学校に上がるのも、本人の意思をちゃんと待ってっていうのがあったりするんですけども、いろんなでこぼこというか、学習の差がある中で、もう一回3年生をやろうかみたいな話し合いが結構あるみたいなんですよね。
テストの点数的に、遅れがある子がいたときに、そもそも遅れっていうものの考え自体が、デンマークは、「悪いものというよりは特徴だよね」みたいなスタンスが結構強かったなっていう印象なんです。
留年の決定プロセスも、先生と親と子供と専門家が一人、一緒に話し合ってどうするっていうのは、最終的に子供が決めることにしていたりしていて、すごく子供を大切に、人を大切するっていう前提として、子どもの決定を信頼するところがすごく熱いなって思います。

最後に
ゆた:支え合う全ての人に癒しと尊重が広がる社会になるために、私たち支援者でない人でも、お手伝いできることは、何かありますか?
めちゃくちゃ広い話をありがとうございます。
これは実は対話の場の中でも話題に上がることがあってですね。
支援職以外の方が手伝ってくださる場面も結構多くてですね、何かバチンとお答えするのが、難しいんですけれども、「助けになってるな」って思うこととしては、関心を一緒に持っていただいて、一緒に話し合えるっていうことは、すごくありがたいことですし、よくお話するのは、支援職って「ありがとう」って言われると頑張れるみたいなところがあるなって話はするので(笑)
無理に何かをする必要はないんですけど、支えようとしてくれたりする支援とか、ケアに当たる人の素敵なところを見たら、「ありがとう、頑張ってるね」みたいに、そういうを点を見つけて、拾い上げてもらえるといいのかな、救われるのかな、とよく話題に上がります。
直球の「ありがとう」に弱いと思います。
ゆた:「人を助け、育てる」尊くてやさしい営みができるためには、どの様な社会実現が必要だと思いますか?
営みのためにできることとしては、ケアとか支えるとか支援っていうことの社会的価値が、もっと高まるといいなっていうのは思っているところです。
ケアをする側と、される側があるとして、その中でだけで解決、完結される問題じゃないなって思っていて、できれば多くの人で支え合っていったりできたらと思っているんです。
『専門性』という形で切り出して、支える支えられるみたいな関係性を作り出してするっていうのが今やっていることだすると、本当は理想は社会全体で、うまく支え合っていけるのがベストですが、いきなりは難しい現状の中では、やはり「社会的にもっと価値が認められて欲しいな、給料が上がるといいな」と思っています。
翼祈:helpwell様が今後叶えたい夢や、将来の展望を教えて下さい。
一つは、対人支援って支援の現場に入る前に、専門性を学ぶ時期っていうのがあるんですけど、その中で支援職もケアを受ける技術であったりとか、自分自身をケアすること、お互いをケアすることが学べるような世の中になったらいいなとか、もはや必須になったりするといいなということです。
もう一つは、支援職が働く組織さんも、本当はサポートやケアをしたい想いが、皆さんやっぱり聞いてるとあるんですけども、予算や時間的に叶わないっていう現状があるので、例えばそういう支援職をケアすることに、予算を割いた組織には加算がついて、金銭的な支援がある世の中になったらいいのかなと話し合っています。
翼祈:この記事で初めてhelpwellさん達のことを知った方もいます。AKARIの読者の皆さんに向けて、メッセージをお願い致します。
メッセージとしては、まず『支援者ケア』って言葉と出会ってくださってありがとうございます。人によってはピンと来なかったり、人によっては、すごく共感できたり人によっては、すごくざわざわしたりする、そんなテーマだなって個人的に思っています。
なので、いろんな想いが皆さんの中で、溢れ出てくるかなと思うので、それも全て大事にして、そこから対話していきたいなっていうのが、私達の方針だったりもするので、「こういうのあったけど、どう思う?」ということを周りと分かち合ってみたり、それをもとに話し合ってみたり、そういうことが起きたらとっても嬉しいなと思っています。
お話を聞いた感想
翼祈
今回は、支援者ケアに対するお話をたくさん聞かせていただきました。
今まで、3人の支援者の方が私に対応して下さいました。
1番目と2番目の方は女性でしたが、1番目の女性は訓練所からの知り合いの方で、私が訓練所からA型事業所で働こうとした時、面接に行くと、「定員が一杯だから、面接ができない」と言われて、悲しくて泣いて、振り切って、その場を走り去りました。
その時に、その支援者の方が、私を探しに来てくれました。
2番目の方には、「TANOSHIKAに入社したい」と言った時、『障害をお持ちの方は小さい頃から親御さんがパソコンを習わせていることで、大人になってからでは無理だと思います』と言っていました。
最終的には、応援して、見学を取り付けて下さり、無事、TANOSHIKAに入社できましたが、お二人とも突然、理由も言わずに支援者を辞められました。
今思うと、もしかしたら、このインタビューで出て来た、バーンアウトなど、精神的な状況が絡んでいたかもしれないなと思いました。
本当に、色んな支援者の方の支えがあって、今の私がいます。
今回のお話を聞いて、色んな支援者の方を思い起こし、再度、感謝したいです。
helpwell様のお陰で、今のWebライターとして存在している意味を、改めて確認できました。
貴重なお話を沢山聞かせて下さり、本当にありがとうございました!
ゆた
helpwell様のお話を聞いて、支援者はいつも私たちを助けてくれるけど、でも、支援者の皆様のことは誰が助けるのか、その問いの一つの答えを知ったんだと思いました。
一方的に「支える側」「支えられる側」と分けるのではなく、お互いがサポートしていく、その形はこれからの支援者、そして、それに関わっている多くの人たちを救う考え方だと思います。
支援者の仕事は、バーンアウトになってしまうことも少なくないし、それは業界全体の問題になっていると私は思います。
その中でhelpwell様の活動を知ってもらいたいですし、その活動が心の支えになるのではないかと思いました。
本日は忙しい中、インタビューにお応え頂き、ありがとうございました!
Pink
今まで「バーンアウト」と聞くと、ただ漠然と大変だなと思っていた自分の考え方が変わりました。現状を知ることで、何が必要なのか。今回貴重なお話を聞くことができてとてもよかったです。ありがとうございました。
また、教員をしている友人をはじめ、今「バーンアウト」になりそうな人達へ、helpwell様の活動を知る機会となり、助けとなることを心より願っています。
島川
今回のお話を聞きながら思い出したのは、働きながら認知症とパーキンソン病を抱える父の介護をしていた母のことです。母も父が急に夜中に起きだすことがあり、寝不足になったり、振り回されたり、病院に付き添ったりと、ここ10年は本当に大変でした。
自分もその手伝いをしたこともありましたが、これを仕事としてやっている方々の大変さは想像を絶するものがあると思います。
教員や今の就労支援など、対人支援のお仕事を自分も長くさせていただいていますが、お話の中にもあったように、対人支援職を取り巻く環境というのはかなり厳しいものがあり、AIに代替できない貴重な人材でありながら、バーンアウトしていく仲間を自分もたくさん見送ってきました。
経験や研鑽が必要で、誰でもできる仕事ではないと感じているので、もっと世間の評価や待遇が改善されたり、helpwell様の活動が広まって、支援者自身が自分達自身をケアし合える環境が醸成されていくことを心より祈念しております。
この度は貴重なお話を頂戴し、誠にありがとうございました!
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