もしかして、わたしってドーパミン依存症かもしれない・・・と思ったお話。

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先日動画サイトを閲覧していたとき、気になる広告が流れてきました。

『過度な退屈感…過剰な受動的行動…タスクを始めるのが難しい…』

そう、最近なんかやる気が出ないな～って思っていたんですよね。
面倒なことは後回し、やっても適当、最終的にやらなくて問題ないものは手をつけない…なんてこともあったりして…

『それって、ドーパミン依存症かもしれません。』

………え、依存症？
わたし、依存症かもしれないの？？
しかも、ドーパミンに依存しているってどういうこと？？？

ドーパミンとは

ドーパミンとは、脳の神経伝達物質のひとつで、やる気や快感、集中力をコントロールする役割があります。
通称幸せホルモンと呼ばれているものです。

人生、山あり谷あり。
必ず辛いことはありますが、乗り越えたら幸せ（達成感）が待っているかもしれない…なので、人間はやる気を出して困難に立ち向かっていくのです。
苦労して手に入れた結果が幸せなものだったり、すばらしいものだったら、苦労したかいがあったということですよね。
仕事などでは特に実感することが多いかもしれません。
そして、達成後の幸福感の正体は、脳内で分泌されたドーパミンというわけです。

ドーパミンは、脳の受容体と結びつくことで幸福感を得ることができますが、受容体が受容できる量には限りがあります。
ドーパミンが大量に放出され続ける状態が続くと、受容体がパンクしてしまい、うまく結びつくことができなくなってしまいます。
満足のいく幸福感を得られにくくなってしまう、というわけですね。

そして脳は、「足りない！もっと！もっと！！」と楽しさを求めてしまう…つまり、依存症というわけです。

娯楽に溢れた世の中の弊害？

最近はスマホを常に持ち歩くことができ、ネット、SNS、ゲームなど、時間と場所を選ぶことなく楽しめる環境です。
動画を観たり、ゲームをしたり、スマホを覗けば楽しいコンテンツに溢れていて、常にドーパミンが放出されている状態といっても過言ではないかもしれませんね。
しかも、気軽に楽しみを追求できてしまうのだから、幸福感のために苦労するのは勿体ない的な思考回路に知らず知らずのうちに陥ってしまう、つまりは意欲や集中力が落ちやすくなってしまうというわけです。

ちなみに、世の中でよく言われるギャンブルや買い物、アルコールなどの依存症も、根本的にはこのドーパミンが原因なんです。

これって…わたしも依存症？？

わたしの場合、ゲームや動画に必要以上にハマることも、必要以外の衝動買いをすることもないのですが、最近1つだけ気になることが…

書籍アプリです、書籍アプリにハマってました！
というのも、ここ最近書籍、というか漫画はほとんど読むことがなく、特に新しい作品を購入することは数年間なかったんですが、たまたま試し読みした作品が面白く、「だったらこの作品も面白いかも、こっちの作品も面白いかも、漫画ってこんなに面白かったっけ。」…とハマっていき、気が付いたら今月課金がヤバいじゃん！！状態に陥ってました。
スマホを開けば気軽に試し読み出来るシステム、いと恐ろしや…

そして、依存症における特徴として、脳の前頭葉に異常がみられること。
脳の前頭葉は、やってはいけない行動にブレーキをかける機能をつかさどっています。

「課金ヤバいけど、これは読んでおきたい、こっちも読んでおきたい、もうちょっと購入しちゃっていいか！」…って消費行動繰り返してたー！！
やってはいけない行動にブレーキかかってなかったー！！

わたしは気付けば、書籍アプリ依存症、もといドーパミン依存症状態だったみたいです。
・・・最近掃除も料理もやる気がなかったのは、ドーパミンのせいだということにしておきましょう（笑）

いつでも気軽に面白い漫画が読める環境が、巡り巡って意欲や注意力の欠如につながっているのなら、それは由々しき事態ですが、幸い気になる作品はある程度読んでしまったため、今は読みたい作品も落ち着いてて、課金も落ち着いています。

依存症関係でよく言われるのは、家庭環境やストレスなどの精神的なものが影響していると言われています。
私の場合は、ただストーリーが面白くて沼ってしまった結果なんじゃないかなとも思っているのですが、実はどこか心に問題を抱えていたりするのでしょうか…。

すぐに必要な情報を入手できるスマホ社会は便利なことこの上ないですが、実際に起こる弊害を実感したのは初めてで、けっこうショックでした。
しかも、1998年ネイチャー雑誌の報告によると、ネットやスマホの依存症は、薬物依存と同等の影響があるという実験結果が出たのだとか・・・
便利すぎる社会というのも困ったものですね。