この記事は約 5 分で読むことができます。
こんにちは、翼祈(たすき)です。
日本は食品ロスの多い国だということをご存知でしょうか?
2022年に実施された国の調査によると、この年は推計値でおよそ472万t、食品ロスがありました。
2025年に入っても、ファーストフード店でコラボしたアイテムを購入するため、大量に購入された後は、アイテムだけを手に、店を離れ、店内に食べ物が廃棄されたというニュースもありました。
今は、物価高で、食材の値段も上がって、レタスやキャベツはやっと安くなったものの、未だに全てが高いです。
母が、「昔はこの金額で収まっていたのに、今は1回買い物に行くだけで、こんなにも食費がかかる。お店の人も、『前より2倍以上高くなっている』と精算時に言われた」と言っていました。
今回は、食品ロスの解消と、食物アレルギーの人のために開発された、
「斑点米」というお米を使った、どちらの悩みにも寄り添う食べ物を説明します。
小麦アレルギーの子ども達のために食べさせることができたらと、冷凍米粉パスタを開発した愛知県東郷町在住の元小学校教頭の男性が、カメムシの被害を受けたコメを活かしたパスタの商品化に励みました。
猛暑の影響か、カメムシが大量発生し、このパスタの原材料の「斑点米」も急増していて、カメムシの被害に悩んでいた愛知県愛西市のコメ農家と連携し、試作品のめんでタッグを組みました。
「斑点米」はどんなお米ですか?
「斑点米」は大体、幾ら位で販売予定ですか?
今回、原料にしたのはカメムシにでんぷん質を吸われた「斑点米」。茶褐色の斑点が現れ、等級が落ちるため、もみ殻とともに田んぼにまく肥料などにされているという。
近く一般向けに発売する予定で、販売価格は1食あたり600〜700円ほどとなる見込み。米粉パスタや斑点米パスタの問い合わせは「KAKOI」(0561・59・9398)。販売はECサイト( https://www.ka-koi.co.jp/ )。
引用元:読売新聞 アレルギー対応の米粉パスタ、今度は急増の「斑点米」で試作…教え子の体験から開発の元教頭(2025年5月11日公開)
「斑点米」も通常では出回らないお米だと思います。
魚で言えば、廃棄されるはずだった「未利用魚」だと思います。
魚もどんどん取れなくなっていますし、食べるものではなかったものも、自給率の低い日本では、それを食べることを選択しないと、生きていけないほど、重い物価高がのしかかっています。
魚ではなく、90%が北海道産の昆布も、地球沸騰化による色落ちなど、生育不良で、将来食べられなくなるものになるのではないか?と言われています。
「斑点米」も最初は抵抗があると思います。
それでも、食べないと経済が回らないのであれば、少しでも食費を抑えられるのであれば、小麦アレルギーの方の1つの食事の選択肢にもなりますし、多くの方の選択肢の1つになるのではないでしょうか?
少しでも悩みに寄り添えたら、
今回、話題に取り上げた食べ物はパスタですが、今は、とにかくお米が高いですよね!
私の知り合いも、『お米が高くて、オートミールでかさまししながら、食べている』と言っていました。
「新米が出ると安くなる」と言われてから、はや半年余り。安くなるどころか、どんどん値上げしています。
一家族、⚪︎kg1袋までと書かれてスーパーで売られ、備蓄米も、
2025年3月17日〜4月13日に流通したものは、集荷業者による平均落札価格が玄米60kgあたり税抜き2万1246円。
卸売業者への販売価格は2万2207円で、差し引き961円が経費や利益として上乗せされ、2022年産(最大2400円)の水準を下回りました。
参照元:読売新聞 政府備蓄米の価格上乗せが拡大、卸売業者から小売り・外食へは60kgで7593円(2025年5月16日公開)
米が米農家さんの倉庫から大袋10袋以上盗まれる被害があったり、「米、ここが最安値」と書いた詐欺サイトが横行し、消費者センターに相談が寄せられる件数が日に日に増えています。
国のトップの失言もありました。
米を囲む日本の食糧事情は日に日に深刻さを増しています。
会社の同僚が、『米が高くて、買えない。現金給付するという話も浮上した時期があったけど、お米を下さい』と言っていました。
テレビでも、「備蓄米でも良いので、お米が欲しいですね」と、放出を発表した前より、深刻さが増したことで、苦しんでいる人の声も多く流れています。
国が「米を作るな。在庫が増える一方だ。農家もそんなに必要ない」と言って、毎年の様に農家が減って、生産量も減らしていった、減反政策が、今、日本に暗い影を落としています。
noteでも書いています。よければ読んでください。
コメントを残す