食物アレルギーやアトピー性皮膚炎など、災害発生時にアレルギー患者への配慮の仕方。 

災害 食物アレルギー

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

令和6年能登半島地震では、様々な災害弱者の方が大変な思いをされています。

障害を抱えている人たちの集まる福祉避難所では、その地域にお住まいの移動が難しい高齢者とその家族も身を寄せ、施設の職員も被災し、食料も乏しくなる中、通常の4分の1の人数でそこに避難している方の食事や身の回りの世話に追われています。

この記事で紹介したい人は、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患を持つ方たちに対する災害発生時での配慮です。

厚生労働省は避難所では限られた支援物資を提供せざるを得ないことなどで、アレルギー疾患の人に対しては特別な配慮が必要とし、石川県など今回の地震で被災した県などに対して通知を発出しました。

災害時のアレルギー疾患への対応のやり方に関しては、日本アレルギー学会が特設サイトを開設して紹介しています。

厚生労働省の通知では避難所の保健師などが日本アレルギー学会の特設サイトの内容を確認した上でアレルギー疾患の人への対応に当たり、誤食やアナフィラキシーショックなど事故を未然に防ぐ様に呼びかけています。

今回は厚生労働省が呼びかけた、災害発生時でのアレルギー疾患をお持ちの方の避難所での対応の仕方について説明します。

▽災害発生時、それぞれのアレルギー疾患への配慮の仕方

◉食物アレルギー

包装された食品を提供する時には食品表示がありますが、炊き出しなどを行う時にはどんな食材が使用されているのか確認することが困難な事例があります。

炊き出しをする時には、使った食品の袋を避難所の壁に貼ったり、原材料を紙に記載して壁に貼ったりすることが大事です。

また、アレルギー疾患の人はどの食材を食べることができないかなどを、衣服に「この食物アレルギーがあります」といったシールを貼ったりと、周りの人に理解しやすく伝えることも重要です。

仮に、アレルゲンの食べ物を食べて、嘔吐を繰り返したり、喉や胸が締めつけられる様な症状が出現した時には、速やかに救急搬送して下さい。

◉アトピー性皮膚炎

長引く避難所などでの生活では、いつも通り皮膚を清潔さを維持することが困難な時があります。

石けんが無くても、可能な限り毎日シャワーを浴びたり、シャワーが浴びられない時には、熱すぎない程度にお湯でタオルを濡らして、優しく肌を拭いて下さい。

その反面、市販のウェットティッシュではアルコールの成分などが含まれていると肌が荒れるケースもあるので、肌の一部で試した後で大丈夫なら使用して下さい。

避難所などでの生活は皮膚炎が悪化しやすい環境下のことから、塗り薬はいつもと同じ程度か、少し強めの塗り薬を使用することも重要だと言えます。

それでもかゆみが強く感じた時には、冷たいタオルなどで患部を冷やすと一時的にかゆみが収まる場合もあります。

爪が伸びた状態だと皮膚炎が悪化する時があることから、定期的に爪を切るなどの対策を行うことも大事です。

◉ぜんそく

寝具などのダニや塵以外にも、家屋からのがれきからの粉じん、焚き火の煙などがぜんそくの発作の引き金になる可能性があります。

可能な限り、その場所には避けることや、きれいなタオルやマスクを口に当てて吸い込まない様にして下さい。

また、周りの人にぜんそくの持病を抱えていることを予め知らせておくことも重要です。

ぜんそくを起こさない予防薬が少なくなったり、薬を使用しても発作や咳を繰り返したりする時にはお近くの医療従事者に相談して欲しいです。

参考:“アレルギーのある人には特別な配慮を”厚労省が被災地に通知 NHK NEWS WEB(2024年)

凄く難しい課題

災害が発生した時、ご家庭にアレルギー疾患をお持ちの方の対応の食材の備蓄があったとしても、それを永続的に続けられるわけではありません。

災害で家屋が倒壊した、倒壊しそう、孤立集落から来たなど、様々な理由の方が避難所に身を寄せます。

今は少しずつ全国から支援物資が届いていますが、災害が発生したばかりの頃は、家族分の食料や飲み物を確保するだけでも大変です。全員に行き渡るくらいにはならないほど、まだ数が少なかったことだって考えられます。

アレルギー疾患をお持ちの方は、災害時にその専門的な知識がある方が食べ物を提供する際に居ないと、その方用の食べ物を提供することはかなり難しいかと思います。

ですが、ある程度食べ物を口にしないと低体温症を引き起こしやすくもなります。

ニュースを観ていて、アレルギーの方対応の食事を提供している避難所の話を、私が知っている範囲では観たことがありません。

食べないと低体温症になることも、食べたことでアレルゲンが入っていた場合、アナフィラキシーショックなど、重篤な症状が出る場合もある。

入って来る支援物資が限られている中で、どうしたらアレルギー疾患をお持ちの方も心配なく、避難ができるのか?今回の大規模な地震で、避難生活が長引く中で、新たな他の方とは違う支援が必要な方が出てきて、難しい対応を迫られているなと感じております。

参考サイト

日本アレルギー学会 アレルギーポータル 災害時の対応

noteでも書いています。よければ読んでください。

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2 件のコメント

  • 記事を読ませていただきました。アレルギーのある人にとって、天災によりこれまで以上に過敏になる可能性もあるでしょう。出された料理を口にして、アレルギー症状が出ると
    口にすることに抵抗があるかもしれません。
    そうしたアレルギーのある人にも安心して口にすることができたらいいですね。

    • ハリネズミ様。
      コメントありがとうございます。

      今回の地震で、アレルギーの症状が酷くなった方もいるかもしれませんね。生活環境の変化で、ストレスが溜まって、具合が悪くなることは、誰しもありますから。

      だいぶ断水の方は解消されていますが、それでも「水で身体を拭いて清潔に」とは、なかなか出来なかったと思います。

      炊き出しも増えましたので、アレルギー疾患をお持ちの方も、安心して食べ物を口にできるといいなと思っています。

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    左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。