ネイルドネーション。静岡県では就労継続支援B型事業所が、ネイルチップをリサイクル!

綺麗なネイルチップ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

皆さんにとって、ネイルをすることは、どんな気持ちが湧きますか?

ワクワク?ドキドキ?ウキウキ? 色んな感情が浮かびますよね!

私が大学生の頃、歌番組で男性アーティストが、小指だったり、はたまた全ての指だったりに、黒いネイルをする人を多く見かける様になりました。

最近は雑誌の企画で、男性の方がネイルをして、撮影され、インタビューを飾ることも増えています。

ヒゲの脱毛や日傘を差すことなど肌への美容だったり、ネイルも爪をケアする男性も増えて、ネイルをするということが、必ずしも女性特有のものではなく、したい人がしたいと思える社会になりました。

ネイルはオシャレのためにする方が多いかと思いますが、ネイルチップとなると、がんなど病気の方用に、リサイクルされて、その方のもとに届けられている、社会貢献につながる活動をご存知でしょうか?

ネイルチップのリサイクルは、主に健常者の方がしている記事しか私は読んだことがなかったのですが、今回初めて就労継続支援B型事業所の仕事の1つとして行っているところがあることを知りました!

今回は、知的障害を抱えている方が多く通所される『株式会社みらい工房/つむぎ工房』と、うつ病などの精神疾患を抱えている方が多く通所される《合同会社フルリール/福祉ネイルスペースPetal》が、ネイルチップのリサイクルのために、踏んでいる大事な工程を述べたいと思います。

2024年2月に静岡県浜松市にあるスタートアップがリリースしたネイルチップを専用としたオンラインショップを運営する【ネイルドネーション】が、就労継続支援B型事業所を運営する2社の『株式会社みらい工房/つむぎ工房』と、《合同会社フルリール/福祉ネイルスペースPetal》と業務提携を決めたことを発表しました。

ネイルドネーションとは、ネイルサロンなどの展示用ネイルチップの見本をリサイクルに回し、SDGsアイテムの一環です。

爪が変形や変色したりする、抗がん剤治療などを受けているといった、爪に悩みを持つ病気を抱えている方に提案していく、社会福祉です。

『株式会社みらい工房/つむぎ工房』などが行っている、ネイルチップのリサイクルに必要な工程とは?

ネイルチップを作っている様子 既製品のネイルチップのサイズと、ユーザーであるご病気の方の爪のサイズをマッチングさせる事業であるため、つむぎ工房の支援員は、専用の測定器を自前で作成し、障がい者の方でも専用の測定器を使用することで、その複雑なサイズ測定をルーティン化させることに成功。

提供するネイルチップのリメイクや写真撮影、システム入力を障がい者の方とともに行っています。

ネイルドネーションがどうやってしているのかの説明

画像・文章引用元:BeautySmlie PR TIMES【美容×福祉】障がい者就労継続支援B型の新しい事業モデルが誕生!!病気の方にネイルチップを届けるネイルドネーションと共に障がいのある方が「この仕事が楽しい」と思える価値創造の実現!(2024年8月29日公開)

参考元:NAILDNATION公式ホームページ|病気や障がいにまけないあなたに

この記事を書いて、

思い出したことが2点ございます。

私はAKARIに2022年に、まずネイルチップでできるバリアフリーの記事を書きました。

この記事でもがんの当事者などに、ネイルチップを無償で提供するNPO法人のことを述べました。

がんはとても高額な治療かつ、心身にダメージの多い治療法であるので、脱毛もそうですが、爪にダメージを受けて、爪が弱くなって、欠けやすくなったりします。

特に女性にとって、脱毛もそうですし、手を華やかにしてくれるネイルが、爪が弱くなったことで、がんになるまで楽しんでいた、ネイルを楽しめないのは、生活の質なども著しく下がります。

それまでできていた当たり前や普通ができないことって、疾患は違えど、基礎疾患を発症して、制約の多い人生を歩んできた私にも、分かる悩みです。

がん患者の生活の質を維持するために行われている社会貢献につながる活動は、2024年にAKARIで書いた、「アピアランス・ケア」というものです。

「アピアランス・ケア」は、脱毛した方のために医療ウィッグだったり、胸を摘出した方のための人工乳房などがあります。

外見をケアするという点では、この記事の本題のネイルチップも「アピアランス・ケア」には、含まれていると感じます。

がんの治療はどんどん高度化し、10年間再発せず、寛解することも増えましたが、高度な治療法ゆえに、治療費がかさみます。

がんの治療を受けるために、通院で仕事を休んだり、休むことが増えて仕事を退職せざるを得なかったり、そのために貯金を切り崩しながら生活をしている人も多くいます。

がん保険も凄く身近な保険の1つとなりました。

がん保険の数が増えたのも、がん当事者が昔より増えたことも、反映していると思います。

心身共に辛い状況で、金銭的な問題もあって、高い上に痛いなど、治療を止めたいと思う人もいます。

がんがあることだけでも辛いのに、見た目まで治療のために、変わってしまったら、余計に落ち込んでしまう。

そのことを考えても、『株式会社みらい工房/つむぎ工房』と《合同会社フルリール/福祉ネイルスペースPetal》が行っているネイルドネーションは、多くの人に笑顔を届けられることだと思いました。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、高眼圧症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。