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こんにちは、翼祈(たすき)です。
私は中学生の頃、いじめの被害者でした。いじめを受けた人は、一生心に傷が残りますが、2025年5月、いじめの意識に関して、かなりショックなニュースを読みました。
2024年度に行った、学校でのいじめの実態を把握すべく、熊本県教育委員会のアンケート調査で、「いじめはいけないことだと思うか」との設問に回答が届きました。
「理由によっては思わない」が15.7%(1万6606人)、「理由にかかわらず思わない」が1.4%(1453人)に達しました。
参照元:読売新聞 いじめ「いけないと思わない」2割、熊本県教委が児童生徒を調査…小学生の17%「いじめられた」(2025年5月19日公開)
このニュースを読んで、非常にショックでした。いじめが深刻化する中で、いじめに対して、悪いという考えを持ってない子が思ったより多いことに…。
そんな中で、「スクールロイヤー」という、第三者の目線から、学校や教育委員会が抱えるトラブルなどに対して、アドバイスや助言を行う制度で、学校に関わる弁護士の方がいます。
不登校、いじめ、保護者対応など、様々な問題を、法律的な側面から支援する「スクールロイヤー」の方の話をしながら、いじめを受けた被害者として、どう感じるかなどを、発信させて頂きます。
「スクールロイヤー」は、どんなことをして、学校の課題解決をしますか?

法律的にスクールロイヤーとは何かの決まった定義はありませんが、大まかな共通認識として、子どもの最善の利益のために学校や教育委員会に対して法的側面を踏まえたアドバイスを行い、問題を未然防止、早期解決を図るお手伝いをするというものです。
「スクールロイヤー」のお仕事は、今の時代、複雑化しています。
「こうすればこうなる」という考えが未熟な学生、そんな学生が集団で生活している学校、その中では私が学生時代には想像もできなかったような、重大ないじめが起こっています。
まだあの当時保健室登校などと言われていた不登校も、今は2023年度には34万人を超える、大きな問題に。
簡単に解決できない問題ばかりを抱えているのが現在の教育現場です。
教員の働き方を変えるために、部活などを地元の方に手伝って頂くなど、少しずつ良くなっている点もあれば、慢性的な教員不足を受けて、教員の子ども達の対応に余裕がない時もあります。
そんな時に、「スクールロイヤー」という弁護士が第三者の視点で学校現場に携わること、法を理解している方のもとで、学校だけでは浮かばなかった解決策を提案して頂けるのではないでしょうか?
私の弱さだったり、昨今のいじめ問題について考えること
最近のいじめはスマホという、限られた人にしかアクセスできない中で、深刻になっているケースが多い様に感じます。
今の学生の方は、スマホを手にした時には、当たり前の様にSNSがあった、SNS世代と呼ばれる方たちです。
誰でもスマホ1台で居住地問わず繋がれることも怖いです。
また、学校の同級生が関わっているものでは、「親の財布からお金を取って来い」など、少額ではなく、何十万単位で、お金を持って来いと、いじめをしている同級生に言ってくる加害者もいます。
今主流になっているキャリア決済などで支払わせたり、ゲーム課金で利用することもその1つですし、後払いを利用して、高額なものを親のクレジットカードから買わせて、渡す話も聞いたことがあります。
それは、モラルの低下だと思います。
私が学生の頃、恐らく高校生の時に、最初のSNSができたと思います。
ですが、その頃はネット掲示板というものが主流でした。
ネット掲示板で、今で言う、エモい名言集の画像が凄く流行っていました。今でも人気のキャラクターに、熱い友情の言葉が添えられた画像が、1大ブームでした。
その中で、『学校の裏掲示板という、普通の人が知らない、学校の色んな裏話を書いている、掲示板がある』と聞きました。
私は、好奇心が強い方なので、「自分のことを書かれているんだろうか?」と興味もありました。ですが、今思えば、そこに書かれていたのを知ったら、仲良くしてくれている同級生の闇も知ることになって、安易に観てはいけないと、探すことをしなかった自分も良かったと、当時の行動を思い返してみて、そう感じています。

noteでも書いています。よければ読んでください。0
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