コロナ禍で増えるペット需要、飼う上での注意点や成長に合わせた飼育

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犬や猫は大昔から人に飼われていて、犬は番犬として猫はネズミを捕まえる為に、人の傍にいたのです。
狩猟犬(大型犬から小型犬まで)を飼っている人は、狩りの時には一緒に連れていきます。

昨年はコロナ渦で家で過ごすことが増えて、癒しを求めて新たにペットを飼い始めた方も増えました。2019年に比べて1割近く新規に飼い始める人が増えたという調査もあるようです。

ただ、飼ったばかりのペットを人間の都合で手放してしまう方も少なくないようです。飼う前に、自分が責任を持って飼える状況かを冷静に考えてみることも必要になります。

そこで今回は、ペットの飼い方や注意点について基本的なことを書きたいと思います。

ペットの飼い方と注意点

ペット(犬や猫)を迎え入れるまでにすること

 ・何を飼うのか決めます。
 ・飼うのにどのくらい費用がかかるか事前に調べます。
 ・動物に必要な物(ゲージやハウス、エサや水を入れる容器・エサ・ベッド・猫用の砂など)を揃えます。
 ・家の中で危険な場所がないか事前に調べておきましょう。

飼わない方がいい場合

 ・家が狭い(動き回れないのはストレスになります)
 ・生活がぎりぎりで経済的に余裕がない
 ・家を空けることが多い
 ・ペット不可のアパートやマンションに住んでいる
 ・ペットアレルギーがある(手放す原因になります)

などに当てはまる人です。

下記の愛護団体のHPにも気を付ける点が様々と書いています。
関連HP:飼う前に考えよう|公益財団法人 日本動物愛護協会 (jspca.or.jp)

飼育費用の相場についても、知らずに飼い始める方もいると思いますが、下記のHPのデータによると、猫で年間16万円程度、犬については小型・中型犬で約30万円、大型犬は約45万円程度の費用がかかります。

参照:家庭どうぶつ白書|ペットの相談 (anicom-page.com)

以上のことを踏まえて、慎重に検討してから動物(犬や猫など)を迎えるようにしましょう。

犬や猫はどこから迎えるか

ペットショップ

展示されている動物は、ブリーダーで繁殖や個人での子犬や子猫などが売られています。
皆さんお店の人に、飼い方などを聞いているのではないでしょうか?

保護された動物(犬や猫)の譲渡会など

保護施設や個人の取り組みで人に慣れた犬や猫をネットで見たり、直接施設に見に行くことができます。家族になる前に、犬や猫をトライアルできる期間を設けて、ペットとの相性を見て譲渡に関する書類にサインをしてから迎えるのが一般的な流れです。

ある調査では、かなりの数のペット達が保護されている割に、飼っている方でも半数近い方はそういったシェルターの存在を知らなかったそうです。安易にペットショップで購入する前にこういった施設からもらうことも検討されてはどうでしょうか。

家にペットが来てからすること

 ・トイレとエサのある場所を教えます。
 ・動物のエサやりやトイレの掃除をします。 
 ・いいことをした時は褒めて、悪いことをした時は叱ってしつけをします。
 ・繊細なので、なるべくストレスを与えないように気を付けます。
 ・歩くのに障害物になりそうなものはなるべく片付けます。
 ・床にはカーペットなどを敷きます。
 ・子犬や子猫と遊んだり、スキンシップをとります。
 ・体調に気を配り、変調に早めに気づけるようにします。
 ・体をなるべく清潔に保つようにします。
 ・子犬は散歩に、子猫には運動不足にならないようにします。
 ・予防接種(一年に一回)を受けさせます。

実際に動物との生活が始まるので、愛情不足や病気などに気をつけるようにしましょう。
動物の命を預かっているという意識を持って、最後まで面倒を見ます。

成長に合わせた飼育について

小型犬の成長過程

チワワやマルチーズなどの室内犬は、生後6か月を過ぎると成長するスピードが早くなります。
一年で成犬となり、大人の犬と同じ大きさになるのです。

大型犬の成長過程

ラブラドールなどの大きな犬は、生後6か月までは小型犬と差はありませんが、生後6か月を過ぎると成長するスピードは遅くなりなります。1年3ヶ月から1年6ヶ月で成犬となり、親犬と同じ大きさになります。

小型犬から大型犬までの健康を守るために、食事と運動と体重に気をつけるようにします。

体重の増加は、犬の足に負担をかけるだけでなく、内臓の働きや犬の寿命を短くする可能性もあります。そこで、ダイエットをさせる場合は、水の抵抗を使って歩かせたり泳がせて、全身運動になり犬の寿命も長くなります。

猫の成長過程

子猫の期間は、誕生から11ヶ月間となります。

0から1ヶ月

 ・目が開いてトイレができるようになります。
 ・目があったり、乳歯が生え始めます。
 ・腹ばいからよちよち歩きになり、よじ登るようになります。

2ヶ月から6ヶ月

 ・いろんなことにチャレンジをします。
 ・爪とぎやおもちゃなどを用意します。
 ・猫ハウスを用意します。
 ・キャットタワーやジャンプ、高い所に登ります。
 ・ペットが自分の名前を呼ばれたり人見知りを始めます。

7ヶ月から11ヶ月

 ・爪切りやシャンプーに慣れさせます。
 ・ブラッシングや歯磨きなどに慣れさせます。 
 ・体が大きくなります。
 ・鳴き声が成猫に近くなります。

この後の成長は緩やかになり、1年で成猫となるのです。
飼い方や迎え方などは下記のような獣医さんが監修のサイトなどもたくさんあります。

関連サイト:
公益社団法人日本愛玩動物協会 | 動物の愛護及び適正な飼養管理に関する知識等の普及啓発活動 (jpc.or.jp)
一般社団法人ペットフード協会 (petfood.or.jp)

長生きになったペットたち

1980年代の頃は、ペット(犬や猫)の寿命は14年でした。
外猫は3年から5年と短かったようです。
それから30年の間に少しずつ寿命を伸ばし、ペットは長生きをするようになりました。
これは、エサの改良や病気に対してのケアの他に、室内で飼っていることで外で病原体から守られているからでしょう。

しかし、長生きしたことで、体の一部(目、腰、脚、内臓など)に疾患を抱えるなど、犬や猫が人間がかかる病気にかかりやすくなりました。

最近ではコロナにもかかる場合も報告されているので、飼い主も気を付けたいですね。

新型コロナウイルス感染症について(動物を飼っているみなさまへ):農林水産省 (maff.go.jp)

まとめ

犬や猫をペットとして迎えることについて調べて思ったことは、「飼いたいから」「可愛いから」と安易に手を出していることです。犬や猫にも人と同じように命があるので、命を預かり、最後まで面倒を見ることが難しいと思った時は飼うのをやめて、ショップやドッグカフェ、猫カフェで見ることでも十分癒やしに繋がるのではないでしょうか。

私は、ペットショップのあるところでいつも見ていました。
癒やしとは人それぞれですが、
飼えない人にはこんな感じでもいいと思います。

次の記事もお楽しみに!

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私は関節リウマチになっていろいろな制限があります。その他にも困難なこともありますが、今その時々を楽しむように頑張っています。読書に風景・動植物にいやされています。