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こんにちは、翼祈(たすき)です。
春は出会いと別れの季節ですね。
私が仕事をする上で、マナーを教えて頂いたりとか、お世話になった方は定年退職したり、異動したり、異動で違う人が入って来たりと、新年度から色々、TANOSHIKAは変わって行くのだなと、しんみり感じています。
自分の中で、「翼祈(たすき)さんには、私が定年退職するまでに、一般就労に行って欲しいな」を2年近く前に言われたこと、できないまま、その女性は2025年3月末で定年退職されるので、約束は守れなかったと悔やむ気持ちもあります。
ですが、慌てて就活しても上手くいかないことは、二十歳の頃の自分を振り返っても痛い程分かります。
「企業説明会に行きましょう」と言われても、なかなか行く気持ちが自分の中で、まだ持てなくて、行きたいと自分の直感を信じて、そうしようと思っています。
私の中でまだまだ就活ということは考えていませんが、今「就活セクハラ」という社会問題をご存知ですか?
2020年度から2022年度の間に大学や専門学校などを卒業した1000人を対象にした厚生労働省の実態調査では、インターンシップ中やそれ以外の就職活動中にセクハラを受けたという人が約3割にも達しました。
ですが、同じ実態調査で企業に対策を質問しても、回答した7700社程の中で「特に問題はなかった」が最多で、53.0%でした。
インターンシップ以外の「就活セクハラ」を受けた人は男性で34.3%、女性で28.8%と、男性が女性よりも高い比率でした。
今回は、どういう時に、「就活セクハラ」を受けたのか?など具体例を紹介したいと思います。
「就活セクハラ」をどの様な場面で受けましたか?の実態調査の結果

どのような行為を受けたか複数回答で尋ねたところ、
▽「食事やデートへの執ような誘い」が33.2%と最も多く、
次いで、▽「性的な冗談やからかい」が28.9%、
▽「性的な事実関係に関する質問」が26.0%、
▽「不必要な身体への接触」が25.1%などでした。
さらに、セクハラを受けた場面を複数回答で聞くと
▽「リクルーターと会ったとき」が32.8%、
▽「内々定を受けたあと」が26.0%、
▽「内々定を受けたとき」と▽「SNSや就活マッチングアプリを通じて志望先企業の従業員とやりとりや相談などを行ったとき」がそれぞれ23.8%などとなりました。
引用元:NHK NEWS WEB 就職活動本格化 “3割が被害” 就活セクハラ 対策は 【QAで】(2025年3月1日公開)
私の悲惨な就活体験談
私は入社して間もない頃に、体験談として、二十歳の時に2年間で、150件以上面接を受けて、落ち続けたという話をしました。
このことについて、まだ書いてなかった話も含めて幾つかしようと思います。
私はあの当時ハローワークで仕事を探すということが頭になくて、ずっとタウンワークなどのフリーペーパーや、新聞の広告などから探していました。
本当に色々面接に行きました。
知らない場所も、その当時あったパソコンで地図をコピーして、地図を観ながら行ったりしましたが、その時にドジも多くしました。
博多駅近くで面接を受ける時に、乗ったことがほぼない地下鉄で、北口と南口を間違えて反対に乗ってしまい、「すみません、遅れます」と連絡をしても、面接に遅れるのは御法度です。勿論落ちました。
本屋さんでアルバイトをしようと面接に行った時、『本屋は道を聞かれたりします。ここから駅まで、どうやって行けるか、ルートを聞かれた時のために、ルートを説明して下さい』
と試験官に言われた時、地理や地図が読めない私は、「あの建物を、真っ直ぐに行って、右ですかね?そこで曲がって、暫く歩くと、駅が見えて来ます」とか、無茶苦茶なルートを説明して、試験官は表情を曇らせ、やはり落ちました。
警備員や私服警官の面接にも行きましたし、ライブで物販を担う、日雇いのアルバイトなんかにも、面接に行きました。ライブでの物販の仕事は、複数人、採用される程のものでしたが、落ちました。
一般に採用されても、1日行っただけで、「自分には合わない」と思って、1日で辞めることも多かったです。
鮮魚店に行った時、魚の生臭さと、『顔の向きを揃えて』など言われた時、魚の目が怖くて、立ちっ放しもあって、疲れが溜まりやすく、鮮魚店で働くために用意した長靴も買ったのに、余り行かないまま退職しました。
ある服に関するものに行った時、今でも無理なのに、8時間のフルタイムで仕事をして、「もう無理です、辞めます」と言って、ずっと引きこもりだったのに、いきなり立ちっ放しの8時間勤務は無謀で、1日で辞めました。
鮮魚店も服に関する仕事も、両親の運転なしでは行けない場所だったので、続けることもまず無理だったことでしょう。
一般就労として、契約社員で働いた製造のライン業は、とにかくノルマがあって、数をこなさないといけないですし、仕事をする前はエプロンやマスク、帽子とか、長袖、長ズボンを長靴の中にイン、厳重な消毒があったり、チームプレーが必要です。
私は、『ここのラインに、この食べ物を置く様に』と言われても、どんどんレールに流れて来る早さに追い付けず、何度もラインを止めてしまい、あの当時障害者ではなく、一般人として仕事をしていたので、いつも怒られていました。
その製造業は、業務を変えたりと何をしてもダメで、ずっと自分の不甲斐なさが情けなかったです。
あの当時、自分がハローワークで、障害者枠で働けるということも知らず、全部フリーペーパーなどで探していたので、一般枠で働くため、配慮も勿論ありません。
全部、自分の責任になります。
本当に面接に落ち過ぎて、顔色が悪く、酷い顔をしていて、とても暗かったです。
不採用の通知が家に届いたり、お断りの電話がかかったりすると、いつも仕事をしている母に、電話して泣き付いて、「また落ちた…もう死にたい。今から死んでやる!」とかずっと電話していました。
母自身あれがトラウマで、一般就労で、面接がダメだったら、『また荒れるんじゃないか?』と、いつも不安だといいます。
不採用の通知や連絡が来たら、その通知や履歴書を捨てて、またせっせと1から履歴書を書いて、証明写真を貼って。それが繰り返される内に、ベッドから起き上がれなくなって、そのまま約10年間、引きこもりを続けていました。
自分の中で、「一般就労したい」という気持ちより、私にも母と同じトラウマがあるので、簡単に就活もできないのが、本音です。
この記事では、「就活セクハラ」について取り上げましたが、何となく食事やデートに執拗に誘われるということは、起こり得ることだと感じました。
就活生は、内定などを頂いて嬉しいので、断りづらい気持ちもあって、それにつけ込むことは悪質だと思います。
それでもなかなかセクハラとかパワハラは色々問題になっていても、減るどころか増えているので、打開策を見出すこともなかなか難しいと思っています。
ここで改善策を提示することはできませんが、今就活している人、これから就活を控えている人にとって、この記事が、こういうこともあるという注意になれば、幸いです。
1年前に、[オワハラ(就活終われハラスメント)]についても書いたことがあります。
「就活セクハラ」の1つに挙げられる、オワハラ(就活終われハラスメント)については、下記をご覧下さい。↓

noteでも書いています。よければ読んでください。
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