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どうも、こんにちは。
最近、暇さえあればアニメや映画を見ているんですが、そのせいで目が痛く、目覚めが悪いので、寝る前1時間はスマホを禁止するルールを設けようかなと思っています、ゆたです。
私が子どもの頃はスマホはなく、インターネットも大して普及していなかったので、外で遊んでいましたが、今を生きる子どもたちにとってスマホは当たり前の存在ですよね。
スマホを使って遠くの不特定多数の人たちと繋がれるのは、良い面もありますが、やはり悪い面もあるようです。
今回はそんな子どもとデジタル世界、そしてスマホの関わり方について記事にしていきます。
「学校へのスマートフォンの持ち込み禁止」
1月末にこんなニュースがスペイン・カタルーニャ州で注目を集めました。
2024年1月30日、バルセロナなどを含むカタルーニャ州の教育省は学校におけるスマートフォンの使用に関する制限措置を承認したというのです。
その制限処置というのが「学校へのスマートフォンの持ち込みを禁止」する、というものです。
その背景には様々な要因があります。
まず、これがなんだかんだでこれが一番の理由のような気がしますが「学力の低下」についてです。
最近、子どもたちの学力が著しく低下しており、その原因がスマホにあるのではないか、という見解がされています。
実はスマホやデバイスを使用していなくても、近くに置いているだけで、集中力が散漫になることが研究結果でわかっています。
なので、学校に持ち込むこと自体を禁止することにしました。
これで、学力向上が望めるのか正直わからないですが、少なくともスマホが原因で集中力が散漫になっていたので、そこは改善されるかなと思います。
後はインターネット上でのプライバシーのリスクやブルーライトを浴びることによる視力低下、メンタルヘルスへの悪影響などの観点からも、スマホのネガティブな部分が挙げられています。
ただ、もちろん、悪いことばかりではないんです。
とある記事ではこのようなことが述べられていました。
テクノロジーが教育・学習リソースへのアクセスを向上させ、「教育のライフラインになる」。
わかりやすく言えば、電子機器上での学習の方が効率的な面が多いよね、だから教育にとってテクノロジーは欠かせないよね、みたいなことだと思います。
例えば、学校にいくことができない状況でもインターネットを通じて授業を受けることができたり、プリントや書類などの整理がデジタル上でしやすいなど良い面もあります。
ただ、これはテクノロジー的な部分についての話であって、スマホを肯定しているというわけでもないようです。
もう一つ大事なこととして、今現在、子どもたちにとってスマホの中のデジタル世界は現実より深い関係を築くことがあります。
聞き馴染みのある言葉で言うのであれば、「ネッ友」と言うものです。
もちろん、リアルな友達と連絡をとって、宿題の話や学校の行事について話すこともあるでしょうが、それとは別にインターネット上で友人を作ることもあります。
それだけスマホの中の世界は子どもたちにとって重要であり、もう一人の自分なのです。
そんな世界に学校に行っている間、触れないとなるとかなりのストレスがかかるような気がします。
いきなり禁止にしてしまいましたが、もう少し段階を踏んでもよかったのでは、と思ってしまいます。
ただ、それと同時に、私たちが生きているのはあくまでも現実の世界ではありますし、学力が著しく落ちているのもまた事実です。
禁止することでどれほど改善されるかは、今後、何年かデータを集めて見てみないとわかりませんが、子供たちが健やかに成長していってくれたら嬉しいですね。
参考:「学校でのスマホ禁止」広がる。子どもとデジタルの程よい距離感を探る
終わりに。
私は今の時代を物凄い速度でテクノロジーが進んでいった時代だと思っています。
年代によってスマホやデジタル機器に対しての価値観だったり、理解度はかなり差があります。
なので、子どもたちの当たり前に対し、大人は「……嘘だろ?」と愕然とすることもありますし、逆に子どもが大人に対し「そんな簡単なことも理解できないのか?」と思ってしまうこともあります。
今回のことを例に挙げれば、大人としては学力の低下の原因はスマートフォンにあるのだから禁止する、といったシンプルなものだったんですが、子どもからしたら、反感を買うことにつながりかねません。
子どもたちの未来のためを思って行った行為が、子どもたちのストレスを溜めることになっているようにも思えます。
ただ、私の年齢だと、正直、どちらの気持ちも共感できてしまいます。
今回のことに関しては大人の都合とか事情とかそういったものとは全く別で、子どもたちの学力向上を願う気持ちからの行動です。
ただ、その思いがスマホを禁止する、という行動で伝わっているのかが心配です。
これからこの取り組みで子どもたちが何を感じ、何を思うのか、楽しみに待っています。
今回はここまで。以上、相手はゆたでした。
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