遺伝子「DSCAM」が統合失調症などの精神疾患やダウン症のメカニズムに関与!

統合失調症 DSCAM

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

どの病気や障害などにしろ、どんな遺伝子のメカニズムでなるんだろう?って気になったことはありませんか?私はあります。同じカテゴリーに入れられても、誰一人全て同じ状態や症状の人はいないからです。

私は発達障害を持っていますが、私が診断を受けた時には、精神疾患の1つとして挙げられていましたが、最近は発達障害と精神障害がそれぞれ別カテゴリーで記されることが多く、「それだけ発達障害って今、多いんだな」と感じています。

先日、統合失調症などの精神疾患ダウン症のメカニズムに関与するニュースを知りました。

統合失調症などの色んな精神疾患やダウン症などに関与しているとされ、従来詳細な働きが判明していなかった遺伝子「DSCAM」が脳の神経細胞の発達に影響を与えるメカニズムをマウスを使用した実験で解明したと国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループが明らかにしました。

国立精神・神経医療研究センターの星野幹雄部長などの研究グループの研究成果が国際的な科学雑誌に掲載されました。

今回は統合失調症やダウン症などに影響を与える「DSCAM」について発信します。

「DSCAM」ってどんな遺伝子?

国立精神・神経医療研究センターの研究グループでは、統合失調症などの色んな精神疾患やダウン症との関与が指摘され、従来詳細な機能が判明していなかった「DSCAM」という遺伝子に着目し、この遺伝子「DSCAM」を人工的に機能しなくさせたマウスにどんな影響が出現するかを解析しました。

すると、遺伝子「DSCAM」が機能しないマウスでは、小脳の神経細胞で、シナプスから放し出された余分な神経伝達物質がスムーズに吸収できず、過剰に身体内に残ってしまうことでシナプスの発達が妨害されていることが判明しました。

参考:“精神疾患と関連の遺伝子 脳神経細胞の発達に影響”研究発表 NHK NEWS WEB(2024年)

国立精神・神経医療研究センターの研究グループによれば、この遺伝子「DSCAM」は特殊なたんぱく質に機能し、神経伝達物質の吸収を促進する機能をしていたということで、この度の研究に携わった星野部長は「この遺伝子『DSCAM』の働きが失われれば、最終的に神経の働きに悪影響を引き起こすことが判明しました。これからもっと、遺伝子『DSCAM』の研究を加速させ、人に適用可能となる様な新しい治療法の開発に結び付けていきたいです」と語りました。

障害者の可能性

私はダウン症の記事はまだ掲載されていないものを含めて、7つ書きました。

統合失調症に関しては、noteの方に私の身近にいたデイケアの人を紹介しながら、記事を通して紹介させて頂きました。

私は今でも、「記事として紹介できないか?」と思い、時々ダウン症をスマホで検索します。最近だと、映画[弟は僕のヒーロー]という映画が記憶に新しいのではないでしょうか?

ダウン症で検索して観ていくと、以前から知っている金澤翔子さんら書道家の方、お笑い芸人やスイマー、道化師など、様々な職業に就いていることが分かりました。

またドラマ[家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった]の記事で取り上げた吉田葵くんが、世界的な注目を集めました。

2024年の第96回アカデミー賞にもノミネートされたヴィム・ヴェンダース監督による、カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した役所広司さん主演の映画[PERFECT DAYS]に出演もしています。

さらに2024年2月3日に、神奈川県藤沢市にある江島神社の辺津宮特設舞台で開催された節分祭に参加し、[日本三大弁財天]のひのき舞台で、トータル4回[鬼神と大黒天の舞]を披露したそうです。

そして、世界ダウン症の日の2024年3月21日、アメリカ・ニューヨークの国連本部などで開催された国際ダウン症連合の会合でスピーチしました。

ドラマの時に語っていた、「俳優になりたい」という夢を順調に叶えていっている姿に感動しています。

どうしても障害者だと、「障害者だから」というフィルターにかけられ、できることは少ないんだろうと捉えがちですが、今は才能に溢れ、色んな可能性を無限に秘めている障害者も多いです。

それをダウン症で検索していた時に、様々な職業に就く皆さんを見ていて、特に感じました。

冒頭で紹介した統合失調症などの精神疾患なども、メカニズムが分かれば、もっと皆が生きやすくなり、精神疾患に誤った認識を持たずに済むかもしれません。

仮に後天的であれ、精神疾患を持ったとしても、平等に近付くと思います。

私自身、障害や病気で、色眼鏡や偏見を持たれて生きて来ました。

この研究成果の中に、発達障害が含まれているかは分かりませんが、いつか全ての病気・障害・難病のメカニズムが解明され、そういうのがあっても無くても皆が一緒に並んで歩めるようになって欲しいですし、そんな社会にするために私も記事執筆を通して貢献していきたいです。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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ABOUTこの記事をかいた人

左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎、右手人差し指に汗疱、軽く両膝の軟骨すり減り、軽度に近いすべり症、坐骨神経痛などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。