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こんにちは、翼祈(たすき)です。
関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)など、免疫が自分の組織を攻撃して炎症を起こしてしまう自己免疫疾患の患者さんでは、従来知られてこなかった特殊な免疫細胞「ThA細胞」が増殖していることを見つけたと東京大学などの研究グループが明らかにしました。研究グループでは新しい治療法の開発などに結び付く研究成果だとしています。
東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科などの研究グループの研究は、国際的な専門誌にて掲載されました。
今回は関節リウマチと、全身性エリテマトーデス(SLE)の原因の免疫細胞「ThA細胞」を特集します。
関節リウマチとは、関節が炎症を引き起こし、骨や軟骨が破壊されて関節の機能が損傷し、放置すると関節が変形してしまう病気を指します。
全身性エリテマトーデス(SLE)とは、この病気が全身の色んな臓器や場所に、多彩な症状を発症する難病のことを言います。また、皮膚に出来る発疹が、オオカミに噛まれた痕の様な赤い紅斑であることから、そう名付けられました。全身倦怠感、発熱などの炎症の症状と、皮膚、関節、そして肺、腎臓、中枢神経などの内臓の色んな症状が一度に、または経過とともに発症します。
関節リウマチは、日本の患者数は80万人程度と推定されていて、そのおよそ8割が女性です。SLEは国の指定難病で、日本の患者数はおよそ6~10万人程だと推定されています。
先日この2つの自己免疫疾患の原因の免疫疾患が解明されました!
原因の「ThA細胞」とは?
自己免疫疾患は中年以降に発症する事例が多いことは明らかになっていますが、その詳細なメカニズムなどは判明していません。
東京大学の研究グループでは関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患の患者さんと健康な人、トータル354人の血液を解析すると、従来知られてこなかった、年を取るにつれて増殖する特殊な免疫細胞を発見し、「ThA細胞」と命名しました。
その上で、詳細に解析していくと、自己免疫疾患の患者さんではこの「ThA細胞」の性質が健康な人とは違って、自分の組織を攻撃するのを促進させる機能を持っていることを発見できました。
このことを受けて、東京大学の研究グループではこの「ThA細胞」の性質の異なりが、関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)の発症に関与している可能性があるといいます。
参考:“自己免疫疾患患者に特殊な免疫細胞の増加を発見” 東大など NHK NEWS WEB(2024年)
東京大学の岡村僚久特任准教授は「関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)を発症させる細胞を健常な状態に戻したり、免疫細胞を除去したりすることが可能となれば、自己免疫疾患の健康長寿や治療の実現に直結できると期待を込めます」と述べました。
私の元同僚
私の前職はもの作りでした。もの作りをしていると、中にはとても上手い、何でも作れる人がいて、その人たちは憧れの存在でした。
その中でAさんという女性は、器用で何でも作れて、お手本がなくても、独自に作れて、でも気配りもできて、優しくて本当に素敵な女性でした。
彼女は関節リウマチで、「手が痛くて、少し曲がっているんだ」とか、「時々作っている時に、痛みが増すんだ」とか言っていました。
彼女は時々大学病院で、リハビリも受けていると聞いていました。
私は仕事としてのもの作りは下手で、ずっとここに居ては駄目だと思い、先に退職しましたが、お世話になっていて、大好きだった先輩のAさんがその後も会社に残り続けていることが気がかりでした。
Aさんが何でもできることで、色んな仕事を受け持っていたので。
TANOSHIKAに入社して、2ヵ月後に前の職場の販売場所を訪れた時に、久しぶりにまだ会社にいたAさんに会いましたが、その後Aさんは退職し、違う職場で働いていると聞きました。
関節リウマチでは、いつも私はAさんのことを思い出します。最近連絡を取っていませんが、いつかまた現在の近況報告ができたら、とこの記事を書いて思いました。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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