イギリスのホテルで感じる-「本物の洗練」とは

本物の洗練

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皆さんこんにちは。Pinkです。Yahoo!ニュースにある、Forbes  JAPANの記事で気になるものを見つけました。

今年の「世界のベストホテル50」リストで世界37位となったイギリスにあるジョージア風の邸宅ホテルで、南アフリカ版「エル・デコ」の編集長も務めた経験がある女性オーナーの記事です。

ホテルのインテリアはオーナー自ら手がけ、夫が庭や農場の細かいところまで目配りしているといいます。その夫も、南アフリカにメディア会社などを持ち、Forbesの長者番付にも登場する実業家だそうです。

その一方で、個人的にはガーデニングの愛好家としても知られているとのことです。そんな二人の妥協しない美的感覚が詰まったのが、このホテルというわけです。

美的感覚が詰まったホテル

このホテルは、広さ約405ヘクタール、なんと!東京ドーム87個分にもなるそうです。あまりにも広すぎて、どのくらい広いのか想像が出来ません。

広大な敷地には、フランス風・日本風などの数々の「庭園」や、「リンゴ園」「シードルの醸造施設」、「3つのレストラン」「スパ」「ミュージアム」などがあり、全部を回ることは、最低宿泊数である2泊3日では出来ないほどだそうです。

そして部屋数はわずか40室となります。ヨーロッパの貴族が暮らした郊外のマナーハウスのような、クオリティ感あふれる農園暮らしが楽しめるとのことです。

イモリ」を意味するホテルの名前は、ここで独自品種のヤモリが見つかったことに由来していて、この土地の豊かな「生物多様性」を守る場所でありたいと思う2人の願いが込められているそうです。

また、この土地を愛するからこそ、「この土地らしさ」あふれる個性を、さらに2人の感性で洗練させたのがこのホテルとのことです。3つの「この土地らしさ」とは、下記の通りです。

この土地らしさとは

① 特産のリンゴを生かしたシードル造り

② 歴史×エンターテイメントのミュージアム

③ 持続可能な農場と、多様な魅力あふれるレストラン

以上となります。

それでは、それぞれについて説明したいと思います。

⒈特産のリンゴを生かしたシードル造り

⑴ ホテルがあるこの辺りは、「サマセット」と呼ばれるリンゴの名産地で、70種、 3000本の木が植えられた「リンゴ園」や「シードル醸造所」などがある。

⑵ この土地への愛は、この土地で循環するサステナブルなシードルづくりに見られる。シードルを作る際に出た搾りかすは敷地内のベーカリーのパンの酵母作りに活用される。

⑶ 家族が農業を行っている地元採用のスタッフが搾りかすを持ち帰り、動物の餌や畑の肥料などにしている。

 

⒉歴史×エンターテイメントのミュージアム

⑴ 敷地内では、351年に建設された往時の邸宅の「遺跡」が発掘され、この貴重な歴史的な遺産を保全するだけでなく、当時の暮らしを体感出来る「ミュージアム」がある。

⑵ この地で発掘された遺跡や出土品の展示や、VRなどでローマ時代の生活風景が見られるようになっていて、イヤフォンガイドをしてつけて回ると、ボタン操作なしで、そのエリアに近づくと、センサーで感知して自動で音声が流れる。

最先端の技術を活用しながら遺跡をエンターテインメント的に楽しむことが出来る。

⑶ ローマ時代にはワインづくりが行われていたということから、昔ながらのワインづくりもスタートし、当時楽しまれていたローマ帝国風のワインを製造中で、近々ショップで発売予定になっている。

⒊ 持続可能な農場と、多様な魅力あふれるレストラン

⑴ ここで育てられている牛や羊、野生の鹿は「レストラン」で提供されていて、「工業型畜産」ではなく放し飼いで、牧草を食べて育つ他、ふんは堆肥にするなど、「循環型農業」の様式が確立されている。

⑵ 敷地内には「食肉処理場」もあり、動物にとって移動のストレスがなく、「アニマルウェルフェア」も考慮されているため、ストレスがないというのは、肉質にも影響する。

⑶ 大切なのはバランスで、程よく人の手が入ることは、自然を守り、持続可能な環境作りにも繋がっている。

⑷ 「3つのレストラン」の内、代表的な建物の中にある、バーも備えられた邸宅らしい上 品なインテリアが 魅力的 な「レストラン」は、2〜3のコースランチディナーが楽しめる。

薪窯を使った直火焼が魅力の、2つ目の「レストラン」は、活気あふれるオープンキッチンで、アラカルトが中心となっている。

庭園を見渡す高台にあり、朝食と昼食のみ営業の3つ目の「レストラン」健康をアピールしているのが印象的である。カジュアルながら、ベジタブル・ファーストの、これからの時代性も感じる「レストラン」となっている。

最後に

実際に宿白した人の話によると、人も自然も「ありのまま」でいられる「程よい距離感」がいいそうです。

この、「ほど良い距離感」は、オーナー夫妻の自然との関わり方とも共通している。人も自然も「ありのまま」でいるためのバランスと距離感。そんなところにも大人の余裕のセンスの良さがあり、本物の洗練を感じる場所とのことです。

参考サイト:人と自然のバランス。英国のホテルで感じる「本物の洗練」

 

noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!

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