せいすい信長バナナがつないだA型事業所と東山動植物園の縁

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

イケメンゴリラとして名高いシャバーニというゴリラですが、実は『せいすい信長バナナ』という、岐阜県にあるA型事業所が製造しているバナナを食べていることが明らかとなりました。この出逢いは偶然ではなく、必然だったと思います。

今回は、偶然が偶然をもたらしたシャバーニと障害者施設のバナナの奇跡の出会いについて経緯や公式ブログについてお話ししていきます。

シャバーニと、障害者施設のバナナ。

愛知県名古屋市千穂区内にある東山動植物園の、イケメンゴリラとして名高い人気スターの「シャバーニ」(雄、25歳)は、とある施設から無償で提供されたバナナの茎を好んで幸せそうに食べています。シャバーニの舌を満足させるこのバナナの茎、実は“岐阜産”です。

販売用のバナナの栽培をメインとする岐阜県の岐阜市にある障害者就労支援施設が、バナナの収穫後に破棄する予定の茎と葉を東山動植物園に無償提供していると話します。施設側も「うちの施設のバナナのブランド価値が高くなります。バナナが売れ、うちで働く利用者のやり甲斐にも結びつけたい」とシャバーニという人気者がもたらす相乗効果に期待に胸が高まります。

東山動植物園内のニシゴリラの獣舎の中に、飼育員さんが野菜や干し草と同様に、バナナの太い茎と葉を置くと、シャバーニは第一にまず真っ先にバナナの茎に手を伸ばし、表面の皮をむいて美味しそうにバナナの茎を好んで食べます。

そのバナナの茎を東山動植物園に提供するのは、岐阜県岐阜市石谷にある社会福祉法人【清穂(せいすい)会】の石谷事業所で、精神障害のある40人ほどが勤務しています。

タオルや手袋などの加工も仕事にありますが、新たな仕事を開発しようと、2019年4月から岐阜市内では珍しい貴重なバナナ栽培に名乗りを上げました。強い甘みとフワッとした芳醇な香りが特徴のそのバナナは、日本で最初にバナナを食べたとの説がある岐阜県の地元ゆかりの戦国武将・織田信長にお手本として『せいすい信長バナナ』と命名。2020年2月から地元岐阜県を中心に販売しています。

『せいすい信長バナナ』の名を全国区にしようと、施設側が知恵を練った結果、イケメンゴリラとして既に全国区だったシャバーニに的を当て食べてもらうことを考え付きました。この事業所では現在、8棟のハウスで、利用者が500株の『せいすい信長バナナ』を栽培。バナナは収穫後に木の株を切り落としてしまうため、廃棄しなければならない対象の茎や葉などが大量に発生します。

東山動植物園側の了承を得て2020年9月から、月に2回程度のペースで毎回40〜50株ほどのバナナの茎や葉などを無償提供しています。東山動植物園ではシャバーニなどゴリラのほか、他に動植物園内で飼育しているアジアゾウやインドサイも『せいすい信長バナナ』を食べており、東山動植物園の担当者は「『せいすい信長バナナ』の茎は繊維質が豊富でえさにとても最適ですが、市場にまだまだ拡がっていない。施設側から無償で茎を提供してもらえるのは大変ありがたい」と心から喜びます。

『せいすい信長バナナ』は、栽培にとても手間や時間がかかるため、1本877円(税込)です。普段私達にはなかなか手の出せない最高級品ですが、【清穂会】の理事長は「『せいすい信長バナナ』をブランド化して障害者の工賃アップや働き甲斐に拡げていきたい。シャバーニの影響力を存分に拝借して、全国の多くの方の瞳に留まり、この『せいすい信長バナナ』を食べてみたいと思ってもらえたら」と期待を込めます。

参考:シャバーニの胃袋つかむバナナ、実は岐阜産 障害者施設が栽培、無償提供 中日新聞(2021年)

せいすい信長バナナとは?

特別な想いを彩るバナナです

大切な方へのご贈答や、ちょっぴり贅沢したい時に。
そのままはもちろん、ジュースにしても、スイーツにしても
美味しいラグジュアリーなバナナです。

画像・引用:せいすい信長バナナ

また、《せいすいバナナ》というタイトルで、オフィシャルブログにも、『せいすい信長バナナ』の記事があります。

せいすい信長バナナが障害者施設の利用者の励みに

この施設での就労訓練として、利用者約10人が『せいすい信長バナナ』の木に水をあげたり、バナナについた害虫を除去してバナナの木を生育します。

法人【清穂(せいすい)会】全体の利用者は約120人。ほとんどが精神障害者と知的障害者を占めます。以前は、機械や部品の油を拭き取る[ウエス]と呼ばれる布切れの洗浄や包装といった仕上げ作業など、メインの仕事としていました。

障害者の特性は人によって障害の程度が違います。他者とのコミュニケーションが苦手だったり、人の目が気になったりして、グループ一体で作業ができない人もいます。

利用者に「働くというのは楽しいことだ」と体感してもらうには、その人に障害に対応した多様な仕事を提供する必要があります。そこで今回のバナナ栽培に着目したということです。

参考:「バナナと言えばゴリラ」でシャバーニが開いた障害者就労の道 朝日新聞デジタル(2022年)

東山動植物園と清穂会の歩み

動画・引用:東山動植物園オフィシャルブログ

この様にオフィシャルブログで、シャバーニが『せいすい信長バナナ』のバナナの茎や葉を食べている写真や動画がアップされています。

バナナを毎朝食べている私としましては、

是非ともこの『せいすい信長バナナ』を食べてみたいですね。私基本的に硬さのあるバナナの方が、柔らかいのより好きなんですが、この高級のバナナなら絶対美味しいに違いありません。

たまたま別記事を書く為に調べていた時に出て来た、このシャバーニの記事。バナナ好きとしては、この記事に出逢えたことを感謝しております。

いつか絶対に『せいすい信長バナナ』、買います。1日2本毎朝バナナ食べているので、10本入りでもすぐに食べれそうです。

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。