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こんにちは、翼祈(たすき)です。
この記事が上がる頃には、クリスマスも終わって、新年になっていますが、皆さんの元にはサンタさんは来ましたか?
私は大人なので、自分の機嫌は自分で取らないといけません。欲しいものがあっても、サンタさんにはお願いできる年齢ではないので、欲しいものが買える時期と、在庫状況と睨めっこして、いつかそれにご縁があればいいなと、願っています。
子ども達がクリスマスに欲しいものは、4位にスマホやタブレットが2023年の調査でランクインしたらしいのですが、1位はゲーム機だったそうです。
そんなゲームですが、先月の2023年12月に、PS5で障害を抱えている人向けに開発された、ゲームコントローラーが販売中なのをご存知ですか?
ソニーグループ傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、家庭用ゲーム機「プレイステーション5(PS5)」の新型コントローラーを2023年12月6日に販売を始めました。亀の甲羅みたいな丸い形が最大の特徴となり、両手が自由に動かせない人でも、片手や足、頰などを使ってコントローラーを操作可能です。
コントローラーを持つことが困難といった、様々なニーズに合わせて、開発に5年を要したといい、障害の有る無しに関係なく、ゲームの楽しさを沢山の人に届けたい意向でいます。
今回はPS5のこのゲームコントローラー「Accessコントローラー」の魅力に迫ります。
PS5に障害者向けのゲームコントローラー「Accessコントローラー」がラインナップに!魅力とは?
画像引用・参考:PS5の「Access コントローラー」は1万2980円、12月発売へ 障害者などの利用想定 ITmedia NEWS(2023年)
ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発した「Accessコントローラー」は、一般的なゲームコントローラーとは形状も大きさも全く異なる円盤型で、周りにはぐるりと大きなボタンが付いています。
新製品「Accessコントローラー」は左右の手で握る従来型と違い、360度どの方向からもコントローラーを使えて、握る必要がない形状となっていて、同梱のボタンキャップやスティックキャップを使い、「○」「×」「L1」などPS5のボタンを円形上に自由に配置が可能で、基盤部品の上にそれぞれの操作ボタンを自由に形状や配置を変えることも可能です。
プレイヤーは自身の身体的な特徴に対応してボタンの形状や配置を選択することで、ゲームの自由な操作性を高められます。スティックの形状もキャップで変えられます。
一般的なゲームコントローラーはボタンが小さく、片手や足では操作しにくいといいます。新アイテムの「Accessコントローラー」は、中央のボタンの周りを8個のボタンがぐるりと囲んでいる形状で、1つ1つのボタンが大きいのが特徴です。ボタンの配置を自由に設定可能で、幅広い障害の程度に応じる以外にも、コントローラー1つで操作しにくい時には、その他のゲームコントローラーと連携も可能です。
障害で指や手を動かせる範囲が限定されていても、ボタンの位置や角度、大きさなどを変更することが可能なので、自分だけの使いやすいゲームコントローラーを作り上げることも可能です。床などに置いて、足でも操作可能な様に設計されています。
プレイヤーは個人の力の強さなど身体的なニーズに合わせてレイアウトも変更可能です。
ボタンの形状は5種類で、キャラクターの移動などに活用するスティックの先端に取り付けるキャップは、それぞれ大きさの違う3種類を用意しました。平らな場所に置いて使用する円形コントローラーで、車椅子や机の上に安定して設置可能です。障害を抱えている人たちなどが利用することが想定されています。
PS5本体の設定画面から、ボタンの割り当てを変更して最大30個のプロファイルを作成したり、誤操作を回避する為にボタンを無効化したり、ボタンの長押し状態のオン/オフを切り替えたりといったカスタマイズも可能です。
「Accessコントローラー」(2個まで)と[DualSenseワイヤレスコントローラー](1個)をペアリングすることで、1つの仮想コントローラーとして組み合わせをして、遊ぶことも可能です。
「Accessコントローラー」本体のサイズはおよそ141(幅)×191(奥行き)×39(高さ)mm、重さはおよそ322gです。拡張端子は3.5mm AUXなど4つ用意しました。1.5mのUSB Type-C to Type-Cケーブル(Hi-Speed USB)を同梱します。
開発ではアメリカやイギリスなど海外の障害者団体に「Accessコントローラー」の開発に向けて、協力を求めました。「ボタンが押しにくい」「スティックが倒しにくい」といった不満の声も届き、開発までに長きに渡る紆余曲折が続きました。
ですが、SIEグローバル商品企画部の男性Aさんは、「より沢山の人にPS5を遊んで頂く為に、『Accessコントローラー』は、必要なアイテムです」との想いから試作を重ね、5年を経て、「Accessコントローラー」の完成に漕ぎ着けました。パッケージは片手で開封可能な仕様にするなど細部にまで配慮しました。
障害を抱えている人たちや高齢者に配慮してアイテムを使いやすくしようとする考え方は「アクセシビリティー」と呼ばれ、アメリカの企業を中心に導入が浸透しています。ソニーグループも全アイテムやサービスを、インクルーシブな社会貢献提唱し、カメラやテレビでも障害を抱えている人たちが操作しやすい機能の導入を推し進めています。
「Accessコントローラー」の希望小売価格は1万2980円です。
参考:ソニーG、障害者向けコントローラー発売 PS5向け 日本経済新聞(2023年)
日本支援技術協会の理事の男性Bさんは、「自分の姿勢に合わせてゲームコントローラー操作できるということは、障害を抱えている人たちにとっては、みんなのゲームの世界に飛び込めるというメリットというか、楽しさがありますよね」と語りました。
ePARAの男性Cさんは、「遊んだことがなくて興味のあったゲームって本当に一杯あるので、自分に適したゲームの環境を、『Accessコントローラー』で整えて、様々なことにチャレンジしたいなと思っています」と述べました。
ソニーは2025年4月以降に、新規に販売する全ての主要製品を、障害を抱えている人たちや高齢者が使いやすいものにする方針を掲げ、既に2023年春、視覚に障害を抱えている人たち向けの機能を付属したデジカメを発表しています。
こうした「みんなでも使いやすい」アイテムは、他の企業である花王も片手で一定量の洗剤を出せるボトルを販売するといった、日本国内企業の間でも取り組みが推し進められています。
私とゲーム
私はプレステは買ったことも遊んだこともありません。
ソフトを含めて、ゲーム機本体も高いイメージが子どもの頃からあります。
元々ゲームを両親から積極的に買って貰える家でもありませんでしたし。
私はプレステの王道の[ファイナルファンタジー]や[モンスターハンター]、最近は別会社のゲーム機からも出ていますが、[ドラゴンクエスト]という、今でも大人気のシリーズを遊ばないまま、この人生を歩んで来ました。
私が初めてゲームというものを知ったのが、友達の家で遊んだ[MOTHER2]で、ゲームは好きでも、ゲーム下手で全クリすることの方が限りなく少なかったです。
[MOTHER2]も最終章に近いところでつまずき、全クリは出来ませんでした。
私は沢山在庫のある人気作より、私が買ったらもう1つもお店に在庫がないという様なマイナーな作品も好きだったので、今でもそのほとんど知る人がいないマイナーな作品を買って、「私が面白いと感じたらそれでいい」と思う人でもありました。
この記事を書いて、障害を抱えている人たち向けのゲームコントローラーを販売する時代にまで行き着いたことに、驚きと嬉しさを感じています。
今後もインクルーシブなゲーム周辺機器が増えると思うと、ワクワクします。
これからも幅広いニーズに寄り添った、ゲーム開発に期待をします。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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