「CBD」ってしってますか?~得られる効果とデメリット~

CBD

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現在の日本での医療大麻について

9月29日、厚生労働省の大麻規制検討小委員会が開かれ、「医療用大麻」の解禁をはじめとする、「大麻取締法」などの改正の方向性を取りまとめたことが、こちらのニュースでわかりました。

取りまとめでは「大麻乱用につながるような誤った認識が広がらないよう注意するべき」との内容も盛り込まれており、今後は適切な運用体制を整備することが求められました。

(現行法では)

  1. 大麻から製造された医薬品は使用できないこと。
  2. 不適切な大麻利用・乱用を防ぐことを目的として、 大麻の成分ではなく部位による規制がなされていること。

の2点があります。

CBDが注目を集めている

日本での大麻の所持、使用は麻薬取締法で禁止されています。

しかし、いま大麻草から抽出される成分「CBD」が、沈静化作用のある成分として注目を集めています。

精神作用や中毒性がなく、そして麻薬取締法の対象にならない合法的な成分ですので、サプリや飲料、化粧品、お菓子などに使われています。

この「CBD」という成分は、一体何者なのでしょうか??

CBDとはなに?

CBDとは、大麻から採れる成分の一種、Cannabidiol(カンナビジオール)の略称で、麻(大麻草)の茎や種子から抽出されます。 精神へ与える作用(精神作用)や中毒性がなく、医療や健康・美容業界から注目を集める成分です。

参考:CBDとは何?ストレス軽減やリラックスにも。効果や使用方法をご紹介 | くらしとアロマ|アロミックスタイル

CBD

CBDと大麻はなにが違うのか?

CBDとは、厳密には、大麻草の成熟した茎や種子から抽出される成分を指します。

現在の日本では、大麻の使用は大麻取締法によって禁止されていますが、CBDを利用しても大麻取締法に抵触しません。

CBDには大麻が持つ麻薬成分は含まれないため、合法的に使用することができるのです。

CBDは大麻草の成熟した茎などから抽出されるため、大麻取締法が規定する「大麻」にはあたらないのです。特に日本で販売されているCBDは、原則として厚生労働省の認可を受けたものになります。

よって、CBDを含む製品を利用したとしても、大麻取締法に抵触することはありません。

CBDには心身をリラックスさせて、苦痛を取り除く作用があります。

そのため近年は、鎮痛剤などとして利用されるケースが増えています。

 

CBDの主な効果
  • 痛み・不安・ストレスの緩和
  • 肌トラブルの予防・改善
  • 不眠の緩和
  • 疲労回復
  • 腸の働きのサポート

 

様々なCBD商品

いま日本ではCBD入りの商品が多数販売されているのはご存知ですか?

代表的な商品
  • オイル
  • 経口摂取用CBD(カプセル・パウダー)
  • 嗜好品(ガム・グミ・チョコ・清涼飲料水)
  • 電子タバコ
  • スキンケアアイテム(クリーム・ジェル・リップクリーム)

CBDは形態によって期待できる効果が異なります。

たとえば、一時的な効果を得たいなら、電子タバコや嗜好品での摂取がおすすめになります。

日々の健康維持に役立てたいなら、効果の持続時間が長いオイルタイプがおすすめです。

また、美肌効果を狙うなら、スキンケアアイテムとして取り入れるのもよい方法です。

CBDは抗炎症作用により、肌にCBDを塗布した場合、皮膚の炎症を抑え、きれいな肌へと導くことができると期待されています。

依存性はあるのか?

CBDの常習性はあるのでしょうか?

CBDの安全性は、世界保健機関(WHO)によって確かめられています。具体的には、CBDには麻薬のような依存性・乱用性はありません。

CBDの安全性は、世界ドーピング協会も認証しています。2018年1月1日に、CBDはドーピング薬物規制対象から除外されています。

引用:cbdとは?得られる効果と配合されている商品例|安全性・推奨量 | 健達ねっと

副作用とデメリット

いいことばかりに思えるCBDですが、注意する部分ももちろんあります。

主に上げられている副作用としては、

倦怠感、眠気、めまい、離人感、軟便、多動、イライラ、頻脈などがあげられます。

ごく少量から徐々に増量(数日~ 1週間毎)していくことで大半は回避できると考えられます。

稀に大麻草成分にアレルギーがある場合があります。強い喉の痛みが続いたり、くしゃみ・鼻水、皮膚の発赤、蕁麻疹などが生じることがあります。この際は中止してください。

このように、いかにも体にいいと思われるCBDですが、もちろん副作用は必ずあります。

その中でも特に注意していただきたいのが、高用量のCBDを使用する際には、高用量のCBDは肝臓の酵素(CYP450)を阻害します。医薬品の大半はこの酵素により代謝されますので、血中濃度の上昇や作用時間の延長などの影響がでる可能性があります。

一応の目安として、CBD100mgを超える一日量を使う場合は、下記のような医薬品の相互作用に注意してください。

注意すべき医薬品

ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤、スタチン、抗不整脈薬、抗生物質、NSAID、AG Ⅱ拮抗薬(ARB)、カルシウム拮抗剤、β遮断薬、抗ヒスタミン剤、ベンゾジアゼピン、抗うつ薬、抗精神病薬、麻酔薬、プロトンポンプ阻害薬、消化管運動機能改善薬、経口血糖降下薬、SU剤、抗 HIV 薬など

参考:CBD オイルの使い方と注意点

さいごに

CBD=大麻というイメージがあり、どうしても話題にするとグレーな部分がでてきてしまいがちですが、CBDは、リラクゼーション、睡眠障害、不安、健康増進、抑うつ、頭痛などを緩和し、なかには、発達障害、統合失調症、てんかん、膠原病などの深刻な症状の対策として用いている人もいます。

もし、使用される場合は、副作用に注意し、自己責任・自己判断で使用をお願いします。

 

参考サイト

CBDとは何?ストレス軽減やリラックスにも。効果や使用方法をご紹介 | くらしとアロマ|アロミックスタイル

大麻の成分CBDが慢性痛や抑うつに効果、有効性が明らかに

「医療用大麻」解禁へ 大麻取締法改正の方向性を厚生労働省が取りまとめ(Medical DOC) – Yahoo!ニュース

CBDやCBDオイルに問題点はある?メリット・デメリットを紹介!

cbdとは?得られる効果と配合されている商品例|安全性・推奨量 | 健達ねっと

 

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TANOSHIKAライター。うつ病、AC(アダルトチルドレン)、機能不全家族育ち。現代詩を勉強中です。セクシャルマイノリティ当事者。読みやすい、わかりやすいをモットーに様々な記事を書いていきます。