この記事は約 4 分で読むことができます。
皆さんこんにちは。Pinkです。特例子会社を知っていますか?人材総合サービス会社の「株式会社ネオキャリア」は、10月1日に特例子会社「digsy(ディグシー)」を設立しました。
今回はそのことについて書きたいと思います。
特例子会社とは
特例子会社とはどういったものなのか、調べてみました。以下の通りです。
「特例子会社」とは、「障害者の雇用の促進及び安定を図るため、事業主が障害者の雇用に特別の配 慮をした子会社」で、厚生労働大臣から認定※を受けた会社を指します。 特例子会社を設立すると、 そこで雇用する全従業員は事業主(親会社)の雇用であるとみなされ、雇用率を算定する際には親会 社と同一の事業所として取り扱われます。
引用サイト:特例子会社ってなに ? – 静岡県
「株式会社ネオキャリア」が設立した特例子会社「digsy(ディグシー)」は、社員の殆どが「精神障害者保険福祉手帳3級」を持っている「精神障がい者」というのが特徴となります。
主に、名刺入力サービス・アンケート入力・集計・派遣登録スタッフ情報入力などの外部委託を行っていて、企業の「障がい者雇用」では採用が難しい、働く意思のある「精神障がい者」へ雇用の機会を作り出すことを目指しているとのことです。
特例子会社「digsy(ディグシー)」設立まで
厚生労働省発表の「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」では、「身体障がい者」を雇用する傾向が強いものの、「身体障がい者」の57.9%が65歳以上と高齢化が進んでいるとのことです。
また、若年層の「身体障がい者」に、各社の採用の対象が集中しているため、採用活動の困難さが増えつつあり、65歳以上の「身体障がい者」は25.4%、20代から30代の若年層、40代から50代の中年層が多い傾向にあるそうです。
さらに、民間企業の「障がい者」の法定雇用率が、2024年4月には2.5%、2026年7月には2.7%と段階的に引き上げられることから、今後、「精神障がい者」の新規求職申込件数は増加することが見込まれます。
そのことから、「株式会社ネオキャリア」では、「精神障がい者」の雇用機会を創出し、「障がい者雇用」の課題を改善したいとの思いから、殆どの社員が「精神障がい者」である特例子会社の設立にたどり着いたとのことです。
社名と企業ロゴの由来
特例子会社「digsy(ディグシー)」の社名の由来は、「diversity(多様性)」「individuality(個性)」「growth(成長)」「symbiosis(共生)」 「you(あなた)」とそれぞれの頭文字を取っているとのことです。
また、「digs」が「発掘する」という英単語になるため、「あなたを発掘する」という意味も込められているそうです。
そして、企業ロゴですが、「精神障がい者」の社員が制作していて、企業ビジョンである「多様性を尊重し、誰もが成長できる社会を創る」から、「digsy(ディグシー)」「d」の文字を顔に見立て、人と人が寄り添い尊重している様子を表現し、顔の大きさが異なるのは個性を表しているとのことです。
ロゴの色の「コーラルオレンジ」に ついては、コーラルという色には「共存」という意味があり、赤とオレンジが共存している色という意味があるからだそうです。
また、赤には「情熱」の意味があり、オレンジには「自立」の意味があり、それが合わさった色が、「digsy(ディグシー)」にはぴったりだとの思いから、「コーラルオレンジ」を採用し他とのことです。
フォントは弱視や「ディスレクシア(読み書き障害)」の人でも読みやすいように、「UD デジタル 教科書体」を使用してるそうです。
参考サイト:特例子会社「digsy(ディグシー)」を設立 社員のほぼ全員が精神 …
最後に
私自身、「精神障害者保険福祉手帳3級」を持っているので、今回の記事は、とても興味深く感じました。「障害者雇用」で就職活動をしていた時に、文中の、「特例子会社とは」でも書いたように、「身体障がい者」を雇用する傾向が強いと感じたことがあるからです。
これからもっと、「精神障がい者」の雇用機会が増えるといいなと思います。
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
→HOME
コメントを残す