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皆さんこんにちは。Pinkです。いつも読んでいるForbes JAPANの記事の中で目に留まったのが、「産後うつ」という言葉です。
私は出産の経験がないので分からないのですが、友人などの話を聞くと「産後うつ」を経験する人は多いと分かりました。「マタニティーブルー」についても同じです。
FDA(アメリカ医薬品局)では、国内での出産後の女性の内、なんと7人に1人が「産後うつ」を経験するとされています。
産後うつとは
出産後の女性が心身で不安定になる主な症状で、専門家や医師の手助けが必要な心の病気とのことです。
同じように、出産後の女性に見られる「マタニティーブルー」(*)と違うのは、重症な場合、「自傷行為」や「自死」に至ることもある為、家族での見守りも必要となることです。
(*)…妊娠中や出産後に何となく不安な気持ちになったり、落ち込んだりする状態です。出産後に経験する女性が多いと言われており、1週間〜2週間程度で自然と治る場合が多いとされています。
参考サイト:産後うつはいつまで続く?チェック方法やなりやすい人の特徴
経口治療薬の承認
FDA(アメリカ医薬品局)の承認を得たのは、セージ・セラピューティクスとバイオジェンが開発した「ズラノロン」という経口治療薬で、発売は、2023年の10月〜12月になる見通しとのことです。
セージ・セラピューティクスによると、「ズラノロン」は、認知機能障害・悲しみや無気力感などの「産後うつ」の症状を飛躍的に良くする効果があるそうです。
「ズラノロン」以前に承認されていた治療薬はズルレッソとして販売され、点滴注射のみで投与が可能な「ブレキサノン」だけだったとのことです。
また、セージ・セラピューティクスとバイオジェンは、FDA(アメリカ医薬品局)より、成人の「うつ病」治療薬としての「ズラノロン」の臨床試験を求められています。
さらに、「ズラノロン」について2回の二重盲検試験を実施した結果、首席治験医師は、特に注目すべき点として、早ければ3日で「うつ病」の症状に改善の兆候が見られることだと話しています。
最後に
アメリカでは、毎年50万人が「産後うつ」を発症すると推定されています。しかし、症状がある母親のおよそ半数は、周囲に明かさないと言います。
治療薬が承認されたことは、とても期待されることですが、「産後うつ」だとわからなければ、最悪の事態も起こり得ます。
そうならない為にも、「産後うつ」であると思ったら、周囲に相談出来る環境も大事なのではないでしょうか。
参考サイト:産後うつ治療のゲームチェンジャーに? 米FDAが経口薬を初承認
noteでも記事を書いているので、よかったら読んでみて下さい!
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