パーソル ネクステージ ~PCスキルを身につけ、一般企業に就職しよう~

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こんにちは、金次郎です。

 私は、大学時代の卒業研究室にパソコンが置いてあり、それに実験データの入力等をしていましたから、パソコンの使用歴は約40年近くになります。
 また、新卒で入社した会社がコンピューターのシステム開発の会社でしたので、報告書などは全てパソコンのワープロ機能を使って作成していました。
 ですから、私はパソコンを使う事にはあまり拒否感はありません。
 と言うよりも、今でも給与明細や病院でかかった医療費などを、自宅パソコンの表計算ソフトで管理していますので、むしろ依存気味かも知れません。
 でも、インターネットが当たり前の時代になった現在、スマートフォンを使っている人ですら「パソコンはちょっと・・・」と言う方が少なからずいます。

 今回、記事の元になったニュースに着目したのは、以前勤務していた事業所の仲間に街で再会した時に、今勤務しているTANOSHIKA CREATIVEの事を話すと「私には無理だな、パソコン使えないもん」と言うやりとりが有ったからです。 

障がい者が働く事業所

 私が「障害者手帳」を交付された6年前、相談支援事業所から来た職員さんに、障がい者が働くことができる『就労継続支援A型事業所』なるものが有ると言う事を聞き、初めてその存在を知りました。

 事業所には、A型とB型が在ります。

・就労継続支援A型事業所 雇用契約を結び、職員さんの指示に従って作業をします。
 最低賃金が保障され、事業所ごとに特色のある作業に取り組み、技術を磨きます。

・就労継続支援B型事業所 雇用契約はせず、リハビリ目的の活動や、自分で選んだ作業を行います。
 賃金はA型よりも低いですが、生活のリズムを整えたり、身体の機能の維持などに役立ちます。

 当時私は、まだ事業所の事を良く理解していなかったので、相談支援事業所の職員さんの指示に従って自宅近くのA型事業所に応募して働き始めました。
 その事業所での作業はデパートの紙袋作成や、青果市場の野菜の袋詰め等の作業がメインでした

新しい試みのA型事業所

 現代では、事務職でもパソコンを使って事務処理や会社の金銭管理を行うのが普通になっています。
 逆に言うと「パソコンが使えないと、就職活動でも不利な時代」とも言えます。
 そこで、登場したのが今回ご紹介するパソコンが使える様になって、就職活動を有利に進めましょうと言うA型事業所です。
 今回紹介する事業所を運営しているのは「パーソル ネクステージ」と言う東京に本社がある会社ですが、現在九州をメインにA型事業所を展開しています。

 パソコン業務ができるA型事業所が少ない長崎県で障害者の仕事の選択肢を広げる狙いがあります。
 九州では福岡、鹿児島、大分に次ぐ4拠点目です。
 先行3県の出勤率は98%を超えており、利用者の就労意欲はもの凄く高いです。
 主な業務は、首都圏を中心に全国の企業から受託した入力・登録やデータ集計などです。
 昨年2月にオープンした福岡事業所は、ホームページの保守やプログラミングなど作業項目は約80種類にも上ります。
 長崎事業所も、利用者の特性に合わせて習得可能範囲を増やしていくそうです。
 この事業所では、パソコンの使い方を覚えるのが一番の目的で「パソコンを使えるスキルが身に着けば、離島など遠隔地でもテレワーク(在宅勤務)が可能になり、就職先の選択肢が増える」と言う事で、職員は作業員がパソコンを使いこなせる様に指導しています

(長崎新聞社)障害者にPCスキルを 長崎に就労支援事業所開設 「パーソルネクステージ」

今、勤務している事業所の紹介

 最初に勤務したA型事業所は、作業員14人と言う小さな事業所だったからか、利益率が悪化してしまい、就職してから2年目で閉鎖になってしまいました。
 事業所閉鎖の告知以降は作業はせず、閉鎖の日まで職員さんがリストアップした事業所の見学や、自ら探して見つけた事業所の見学に充てました。
 事業所によって、作業内容は多岐に渡るので「自分に合っている(出来る)事業所はどれで、何処なら通勤出来るだろう?」と悩みました。

 現在勤務しているA型事業所は「TANOSHIKA(たのしか)」と言う福岡県久留米市にある事業所で、作業の内容にによって3つの部門が有り就労場所は4ヵ所あります。

TANOSHIKA FARM         農作業部門
TANOSHIKA CREATIVE諏訪野町)パソコン作業部門
・TANOSHIKA CREATIVE(東町)  パソコン作業部門
TANOSHIKA PLUS         清掃やアクセサリー関連事業など総合職部門

 私は、この中の「TANOSHIKA CREATIVE 諏訪野町」に在籍しており、ご覧になっている様な記事を書いたり、一般企業から依頼されるLPやホームページで使われる文章を書いたりしています。
 このCREATIVEだけで、諏訪野町と東町合わせて70人ほどの作業員が在籍している大所帯の事業所で、TANOSHIKA全体では100人を越える国内でも上位にランクされている事業所です。

※ 各事業所の作業内容を「〇〇部門」とだけ書きましたが、している作業は多岐に渡ります。
  作業内容は、それぞれの事業所名にマウスカーソルを合わせてリンク先をご参照下さい。

終わりに 

 現在勤務している事業所に決めた時、受診している精神科の先生から「パニック障害を持っているあなたが、久留米までの電車通勤なんて大丈夫ね?」と心配されました。
 私が、自分で認知行動療法を行って、今では急行電車にも乗れる様になった事を言うと「あなたが決めた事だから、止めときなさいとは言わないけれど無理はしないようにね」と言われましたが、今のところ問題なく通勤出来ています。

 どの事業所でも働いている作業員の最終目的は、一般就労です。
 私は、インターネットハローワークや新聞に入っている求人広告&コンビニでタウンワークを取ってきたりしていますが、新型肺炎下の現在は求人数も少なく「応募してみたい」と思う求人が、なかなか見つかりません。
 障害者手帳が交付されるほど聴力が悪く無かった時にしていた、若者の就職支援の様な、所持している「産業カウンセラー」の資格が活かせる仕事を、またしてみたい気持ちもありますが、聴力がここまで悪くなってしまった今は「就職活動する上での、悩み事の相談対応は無理かな?」とも思っています。
 今年の4月から、法改正で減額率が縮小された老齢年金を「60歳になったら早もらいして、現役引退しちゃうか?」とか色々な考えがよぎる今日この頃です。
 私が社会人になりたての頃は、年金の支給開始は60歳からだったのになぁ~。

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