この記事は約 5 分で読むことができます。
はじめに
皆さんは、恋人やパートナーといる時、幸せな気持ちになっていますか??
「なんだか、不安…」
「恋人・パートナーが少し怖い。」
「二人でいても楽しくない。息苦しい。」
もしこのような、マイナスな気持ちになっている場合は、「デートDV」にあっているかもしれません。
今回、株式会社TENGAヘルスケアでは、2023年6月2日(金)に、性教育先進国であるフランス・パリ市が開発した「デートDVチェッカー」の日本語版を、パリ市に公認を受けて日本で初めて製作し、配布を開始しました。
デートDVとは
交際相手(恋人・パートナー)からの暴力のことです。
DV(ドメスティック・バイオレンス)は夫婦間だけでおこるものではなく、学生の交際、婚姻前の交際でも起こっています。
デートDVの原因は、相手を自分の思いどおりにしようとする「力による支配」や、女らしさや男らしさという社会的に作られた「性別による固定観念」、愛情があれば暴力を振るったり束縛したりしても良いと思い込んでいる「暴力容認」の 3 点が根底にあると言われています。
例えばこんなことありませんか?
大声で怒鳴る・バカにする/交友関係を制限する
無視をする/行動を監視・制限する
メールなどをチェックする 等
殴る・たたく・蹴る/腕をつかむ・ひねる
髪を引っ張る/物を投げつける
刃物などを突きつける 等
デート費用を全く払わない/借りたお金を返さない
外で働かせない・仕事を辞めさせる/生活費を渡さない
貯金を勝手に使う 等
性行為を強要する/避妊に協力しない
見たくないポルノビデオ等を見せる
嫌がっているのに裸等を撮影する
中絶を強要する 等
これらはすべて暴力です。
どのような暴力であったとしても、暴力をふるうことは許されるものではありません。
暴力にたよらないコミュニケーション方法があるはずです。
でも、「好きだから」「嫌われたくないから」という気持ちが先立って、自分では暴力と気付かないこともあります。
これが「デートDV」なのです。
デートDVチェッカーとは
「デートDVチェッカー」とは、暴力(DV)の定義や性的同意の基準を、グラデーションで表現し、定規としても使えるアイテムになります。
性教育先進国であるフランスのパリ市で、2019年に「暴力チェックメーター」として初めて開発され、パリ市では、中高生に向けて無料配布されています。
緑は「良好な関係」、黄色は「これは暴力」、赤色は「危険な状態」を示しています。
セイシルの「デートDVチェッカー」
TENGAヘルスケアでは、パリ市の監修のもとに「デートDVチェッカー」を日本語に訳し、親しみやすいようセイシルキャラクターのイラストを描きました。
性教育授業の際、特に学生に伝えづらい内容の「性的同意」や「デートDV」の教材として活用できるようになっています。
さいごに
好きだから、嫌われたくないから。と思っていたとしても、あなたが暴力を受け入れる必要はどこにもありません。
あなたの幸せを守れるのは、あなた自身しかいません。
今、恋人やパートナーといることが辛いと思うのであれば、相手から離れる事も選択肢の1つです。
別れることに相手の許可などはいりません。
ぜひ、貴方を大切に思っている人がいること、大切に思う心を忘れないで下さい。
相談窓口
DV相談ナビ #8008(はれれば)
DV相談プラス 0120-279-889(つなぐ・はやく) SNS・メールでも御相談いただけます。
配偶者暴力相談支援センター
参考サイト
日本初!性教育先進国フランス・パリ市開発の「デートDVチェッカー」日本語版をパリ市公認で製作
殴る・蹴るだけではありません デートDVの被害に遭っているかも・・・と思ったら
noteはじめました。こちらもどうぞ
コメントを残す