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こんにちは、改めましてM. Jです。
今回は、替え玉受験と内部不正の防止の記事を書いていこうと思います。
皆さんは大学受験などで昔あった「替え玉受験」について、近年WEB上でも行なわれていることをご存じでしょうか?
最近のことですが「私電磁的記録不正作出・同供用の疑い」で関西電力の社員が逮捕された事件があって、明るみに出たものです。
しかし、これは氷山の一角かもしれません。
「替え玉受験」の依頼を多くの人がしている可能性があります。
また、会社の中で行われている「内部不正」についても減少せず、記録の改ざんや個人情報の漏洩がいつ起こってもおかしくない、かなり危険な状態にさらされています。
「国民の皆さんにとって影響が大きく、対策をしておかないと危険なことになる」と思い、以下のようなテーマで記事にしてみました。
- 替え玉受験事件とは・替え玉受験の仕組み
- 替え玉受験についてのコメント
- 企業の内部不正の実際
- 企業の内部不正の原因
大きくて、身近な「社会問題」として見ていただければと思います。
替え玉受験事件とは・替え玉受験の仕組み
2022年11月22日、就職試験の採用のためのWEBテストで替え玉受験をしたとして、京都大学卒業で関西電力社員の28歳の男が逮捕されました。
容疑者は4月、就職採用試験で企業が利用するWEBテストを22歳の女子大学生のふりをして替え玉受験をした疑いが持たれています。
容疑者は、女子大学生から4000円の報酬を受け取って、取り調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。
容疑者のSNSには「合格率95%、4000件以上の実績」と書かれていて、1日10件替え玉したと記されています。
1000社替え玉受験をして、400万円程度稼いでいたとみられています。
また、依頼した女子大学生も書類送検されました。
容疑者は2022年4月、新卒採用試験を受ける女子大学生から依頼を受けました。
女子大学生からWEBテストの内容、IDとパスワードを受け取って、替え玉受験をしました。そして、解答を企業に送信しました。
依頼した女子大学生も23社分の替え玉受験を容疑者に依頼したとみられています。
学生の間では「不正をやっている人はやっているので、当たり前じゃないかな」という実態のようです。
替え玉受験について感じたこと
この事件を見た時「とても恐ろしいことが起こった」と思いました。
確かに、就職試験でその人の一生が決まるので、学生にとってはこの試験は大きなことです。
企業によって、給料や社会保障の面などが変わってしまうので「何とかして大企業に就職したい」という気持ちにもなるでしょう。
替え玉受験した容疑者も「感謝されることが嬉しくてやった」と言っています。
しかし、替え玉受験を見逃してはならないのです!
きちんと勉強している人が就職できないことになってしまうからです。
また、企業にとっても「仕事のできる人が来ない」といったマイナスの面がとても大きいのです。
このような不正を見逃すことは「社会ではある程度悪いことをしても通用する」というイメージをつくることになります。
正直に仕事をしている人が報われない社会を形成することになってしまうのです。
企業の内部不正や研究データ改ざん
企業における内部不正は、次のようなものがあります。
通信教育業の大手企業が3504件の個人情報を漏えいさせてしまったという事件がありました。
大手企業から顧客情報を委託されたシステムエンジニアが、自身のスマートフォンに顧客情報を不正にコピーして、顧客名簿業者に販売したというものです。
このほかにも、さまざまな事件があります。
こちらは、企業の内部不正とは少し違いますが、上記よりも明らかに質の悪い不正です。
2022年11月25日古川聡・宇宙飛行士が統括責任者を務めた医学研究に重大な不適切行為があったと宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)が記者会見をして、謝罪しました。
具体的には、JAXAは次のように報告しました。
①存在しないデータが作成されていた。
②データが多数書き換えられていた。
③精神面談の評価手法の妥当性が確認されないまま研究が進められた。
④研究ノートの作成が不十分。
一般の社会常識からみれば「ねつ造」「改ざん」という行為ということが行われていました。
現役宇宙飛行士が関わった不祥事で、古川宇宙飛行士は戒告の懲戒処分を受けました。
参考:ニュース・医療維新ー医学研究で「ねつ造・改ざん行為」JAXA公表
内部不正や改ざん行為の原因とその影響
上司の「考え方」が悪い方向に傾いていくことが、企業の内部不正の原因の1つだと考えられます。
具体的には、上司が「やっていないことをやったようにウソをつく」「実際よりも上手くいっているように改ざんする」などを行うように圧力をかけると部下としては対応が難しくなります。
上司と異なる考えを言葉に出してしまうと、仕事がものすごくやりづらくなります。
しかし、「正しさ」を追求していかないと、後々明るみに出ると社会的な信用を失い、対応を間違えると最悪倒産するなど、とんでもないことになる危険性を生み出していくことになっていくのです。
また、上記のような「宇宙飛行士の管理下による記録の改ざん」は、見逃してしまうと「社会では悪いことをしても通用する」ことになってしまいます。
子どもの夢を壊すことにも繋がり、本当の意味での社会における「利益」を損なうことになります。
「自分自身の正しさ」を持つことは、ものすごく大切なことです。
人に左右されることなく「それを行なった時、困る人はいないかどうか」の視点は必要不可欠です!
替え玉受験や企業の内部不正を防止するには
替え玉受験と企業の内部不正の共通点は少ないですが、個人の問題、集団や組織の問題があるように思います。
これらのことを防止していく為には以下のことが重要と考えられます。
① 1人1人の「考え方」が適切であること。
② 組織(集団)の「コンプライアンス」がきちんと実行されていること。
③「監査機能」が充実していること。
④「過度の利益追求」になっていないこと。
関連記事:野原税理士事務所ー社内不正防止対策の構築(PDF)
最も重要なことは、ある程度悪いことをしても通用する「社会」をつくらないことです!
悪いことは悪いこととして「根絶」していくしかないのです!
そうしていかないと「有能な人材」が育たず、正しいことをしている人は報われません!
会社の皆さんが「続けて仕事ができるシステムづくり」をすることで、日本の社会は「生きやすい」「働きやすい」ものになっていくと思います。
今後について
興味があることや、今後書いていきたい記事のテーマとして、性格を変えるキッカケについて、感激して入社したTANOSHIKA CREATIVE、自殺を防ぐ方法があります。
皆さんに役立つ情報を届けていければと考えています。
今後ともよろしくお願いします!
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