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こんにちは、翼祈(たすき)です。
ドライフラワーを使って作るハンドメイドなアイテムといえば、ハーバリウムから始まり、ハーバリウムボールペン、ネームプレート、イニシャルチャーム、アロマストーンサシェなど色々あります。
そんなドライフラワーを使って、ボタニカルキャンドルやアロマワックスサシェなどに生まれ変わらせる、就労継続支援A型事業所があります。その就労支援施設「アスタネ」では、結婚式で廃棄される花をドライフラワーに変え、キャンドルなど結婚式の引き出物に変換させているそうです。
今回はそのボタニカルキャンドルが誕生するまでの経緯などについて、お話しします。
就労継続支援A型事業所「アスタネ」が、結婚式で廃棄される花をフラワーキャンドルに変換させる、SDGsな取り組み。
結婚式での役目を終えた、捨てられる花たち。そんな捨てられる花をボタニカルキャンドルにリサイクルして、思い出のアイテムとして結婚式の引き出物にするチャレンジがスタートしています。
結婚式場も設けているプリンスホテルが傘下にある西武HDがプロジェクトを始動しました。このプロジェクトを引き受けた埼玉県さいたま市桜区にある就労継続支援A型事業所「アスタネ」では試作を繰り返し行い、先日ボタニカルキャンドルの販売をスタートさせました。
西武HDの広報担当者によれば、「一度結婚式で飾っただけの花を大量に捨てるのは余りに勿体ない話でした。結婚式に飾られた思い出の花たちをフラワーキャンドルとして生まれ変わらせれば、特別な贈り物に出来ます。そして障害を抱える人の雇用にも結び付くのではないか?と思いました」はこう話しています。
結婚式場で飾られた花を出席者が自宅へ持ち帰るのはほんの一部で、多くの花たちが捨てられています。そこで捨てられる花たちをドライフラワーに加工して、卓上用ボタニカルキャンドルに生まれ変わらせ、後日出席者の自宅へ贈るというアイデアが浮上しました。
プロジェクトを託された「アスタネ」においては、精神障害を抱える利用者が菌床しいたけの栽培に励む施設です。この度統合失調症やうつを罹患する利用者の男性5人がこのプロジェクトに参加しました。
2022年6月に西武HDからボタニカルキャンドルの依頼を受け、ボタニカルキャンドルを製造するアーティストから助言を頂きながら試作を繰り返し重ねました。
ドライフラワーにする為の乾燥方法や色を鮮やかに映えさせる手法、型に流し込む際の蝋の温度管理など、細かく条件をその都変更して試作を行いました。「冷却のスピードが速過ぎると気泡が現れやすいとか、逆に温度が低過ぎると蝋が花の隅々まで浸透しないなど、試行錯誤を繰り返す毎日でした」と「アスタネ」の施設長の男性はこの様に振り返りました。
最も大変な作業は「どうしたら美しくボタニカルキャンドルが映えるか」。「個人の趣向の有無と関係なく品質が維持出来る様に、花の大きさ・小ささや配置を決めるのに苦労しました」と施設長の男性。プロジェクトに参加した利用者からは「ボタニカルキャンドルにする工程で進化していくのが凄く面白かった」「障害を抱えている者としてではなく、1つの盛大なプロジェクトの一員として参加出来て楽しかった」といった感想が寄せられました。
参考:アスタネ GP
西武HDでは、東京都内など5カ所の傘下に置くプリンスホテルで、2023年2〜6月に式を挙げるカップルからの注文を募集しています。ボタニカルキャンドルと、LEDのライトを中に入れるキャンドルホルダー以外にも、花をあしらったアロマワックスサシェを各3300円で結婚式の引き出物に活用するアイデアを出しています。「『アスタネ』のボタニカルキャンドルの進展を見つめながら、自社の障害を抱える人への雇用も提供出来たら」と西武HDの広報担当者は話しています。
公式Twitter
https://mobile.twitter.com/_asutane
作ったことのある者として。
ボタニカルキャンドルは1回作ったことがあります。
工程の大半を忘れてしまっていますが、キャンドル作りはとても難しいです。
ボタニカルキャンドルは確かまず外面にドライフラワーを好きな様に置いていき、その後に蝋を講師の先生が流していた気がします。外面は自分の思う様なデザインにはなかなかなりません。
「とても綺麗に花材を配置出来た!」と思って、完成形を観ると綺麗に配置が浮かび上がってなかったり、「この黄色の大きなお花、可愛いから入れよう!」と思って入れていても、完成形ではその黄色の大きなお花は思いのほか映えなかったり…。
インスタとかSNSに出て来る様なものは、まず1回だけで作るのは難易度が余りに高く、奥深い世界でした。それを障害者の方がボタニカルキャンドルに生まれ変わらせ、販売しているのは素直に凄い事です!!
納得出来て、販売出来るボタニカルキャンドルにする為に、何度も試行錯誤しながら、繰り返し作っていき、経験と数を重ねて、商品化になったのではないでしょうか?花材も沢山あるので選ぶこと、組み合わせも何百通り以上あって大変だと思いますが、これからも皆さんにしか出来ないオンリーワンなボタニカルキャンドルを作り続けて欲しいなと思います。
noteでも書いています。よければ読んでください。
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