災害現場で視覚障害者に同伴する盲導犬を助ける取り組みや防災グッズ

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

東日本大震災やコロナ禍により、盲導犬の避難時での置かれている状況は、ここ10年で大きく変わりました。盲導犬と避難するにあたり、課題も山積しています。

今回は盲導犬の避難での課題や、防災グッズなど、盲導犬の周りの環境についてお伝えします。

盲導犬との避難

新潟県消防防災航空隊が、災害時に防災ヘリコプターで視覚障害者と盲導犬を同時に救助するためのマニュアルをつくった。広島県、広島市、島根県に続いて全国で4例目となる取り組みだ。従来は人命優先の原則から人だけを救助することになっていたが、当事者にとって生活に欠かせない盲導犬も一緒に救助し、避難できる運用体制が整った。

2018年7月の西日本豪雨の際、自宅から逃げ遅れた視覚障害者が盲導犬と別々に救助された事例があった。救助に当たった広島市消防局は19年から同時救助の検討を始め、研修や訓練を重ねてきた。広島の例を基に、新潟県の消防防災航空隊は20年8月から装備品や救助手順を見直し、訓練を重ねてきた。

策定に当たっては、視覚障害者や日本盲導犬協会からの協力を得た。視覚障害者は目からの情報を得にくいためより丁寧に説明することや目を保護するゴーグルを使うなど配慮した。男性は「災害の状況が見えている前提ではなく、障害の有無や年齢、性別に応じて迅速かつ安心感を持ってもらえる救助の大切さに気付いた」と話す。

盲導犬については犬用の救助ハーネスや、万一に備えてかみつき防止用の口輪を導入した。救助時は盲導犬ユーザーが膝に犬を抱えて、隊員と挟み込むようにヘリに引き揚げる方法を取ることにした。

引用:視覚障害者と盲導犬 同時に救助 新潟日報デジタルプラス(2021年)

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この様に、野々市市や福島市などでも、公的機関による盲導犬同伴可能な避難所が各地に続々と設置され始めました。

盲導犬と避難での課題

「他の人に接近するので支援を求めにくい」。目が不自由で盲導犬と生活する人から、新型コロナウイルス感染拡大に伴う新しい生活様式に戸惑う声が広がっています。

盲導犬の育成団体などはコロナ禍に必要な助けを発信し、「感染対策をしっかり取った上で、これまで通り盲導犬を連れている方を助けて頂きたい」と訴えます。

日本盲導犬協会などにはコロナの感染拡大後、「周囲からの声掛けが少なくなった」「店で足元の止まって下さいのマークが分からず間を空けて整列することが困難だ」などの声が、盲導犬を利用する視覚障害者から声が沢山届きました。

飲食店や宿泊施設などに、盲導犬の同伴を原則として拒否してはいけませんが、コロナ禍以前は盲導犬と入店可能だった店から「犬は外に待たせて」と報告を受けた例もあります。

盲導犬総合支援センターの担当者は「人に触れたり声を掛けたりするのはかえってその人に迷惑と考え、助ける事に戸惑う人もいるのでは」と推測します。

同盲導犬支援センターは2020年11月、SNSでコロナ禍に対応した声掛けモデルの発信を開始しました。日本盲導犬協会も2020年11月、店での視覚障害者の接客方法などを学ぶオンライン講座も開講。肩を貸す代わりに、少しその人の前を歩いて声で視覚障害者を誘導する仕方や、距離を取ったまま列に整列できるよう、前の人が列の進み具合を言葉で知らせる仕組みなどを、イラストを入れて公開しています。

参考:盲導犬利用者「援助求めにくい」 新常態に戸惑い 日本経済新聞(2020年)

愛犬の避難用バッグ

人間に偏いがちな防災対策ですが、仮に災害が発生したケースに大切なご家族であるペットにも防災対策をしていますか?

東京都川崎市麻生区にある平和会ペットメモリアルパーク神奈川県横浜市都筑区にある盲導犬総合支援センターの共同開発で、もしもの場合でも使えるペット専用避難グッズを販売しています。

ペットの防災グッズとして安心出来る色んなアイデアが散りばめられています。そし、この「避難ライフバッグ」はチャリティーグッズでもあり、売上金額の一部は盲導犬総合支援センターを介して、補助犬育成や障害を抱える人の社会参加のサポートの取り組みに役立ちます。

画像引用・参考:[犬の防災・もしもの時に備えて]愛犬が自分で持ち運べる!愛犬の避難用バッグ! PR  TIMES(2020年)

うちの愛犬がこの量で避難した場合足りたかは今となれば分かりませんが、こういうグッズがあれば愛犬の防災にも大きく役立つと思います。

関連サイト

都筑の盲導犬総合支援センターとペット霊園が愛犬用避難バッグ 港北経済新聞(2020年)

盲導犬協会に車贈呈

日本郵便では2021年の年賀はがき寄付金の配分事業の一環で、京都府亀岡市曽我部町にある関西盲導犬協会に乗用車1台を寄贈しました。災害などの訓練で盲導犬を移動させる時などにこの乗用車を運行します。

同関西盲導犬協会では、人混みに慣れるためにショッピングセンターなどで盲導犬が訓練する時には、車に盲導犬を乗せ手出発します。同関西盲導犬協会が所有する車は20年以上使用して老朽化していたため、日本郵便に応募し採用されました。

乗用車は3人乗りの貨物車でしたが、後部を改装してケージを5つ設置しました。犬にストレスを加えないように、防振マットや断熱材も完備されました。

参考:関西盲導犬協会に車寄贈 日本郵便、訓練の移動時に活用 京都新聞(2021年)

盲導犬の医療費募金の減少

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で街頭募金やイベントの開催が大幅に無くなったため、事業活動資金が逼迫している、兵庫県神戸市西区にある社会福祉法人「兵庫盲導犬協会」が、盲導犬や訓練犬の体の健康を守るための医療費支援を希望して資金を募集しています。

同兵庫盲導犬協会は1990年、任意団体「兵庫県盲導犬協会」として誕生。2001年に国に訓練法人の認可を受け、自力での育成・訓練を開始しました。

翌2002年に第1号の「オレゴン」を貸与、2004年に社会福祉法人となり、2019年までの視覚障害者に盲導犬を引き渡した数は累計65頭に上ります。活動費の約9割を街頭募金を呼びかけたり、イベントなどを開催したり民間からの寄付を受けたりして補ってきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で活動が大幅に無くなりました。このままでは例年と変わらず盲導犬育成の事業を継続していくのがかなり厳しい状況となっています。

参考:盲導犬の医療費支援を 街頭募金が大幅減 兵庫協会 神戸新聞NEXT(2021年)

関連サイト

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カレンダーで引退補助犬支援 読売新聞(2021年)

盲導犬協会が困惑「善意の一部が消えてしまう」 ゆうちょ銀の硬貨手数料 京都新聞(2022年)

盲導犬支援の御朱印頒布 宇都宮の今泉八坂神社 下野新聞(2022年)

この様に、ゆうちょ銀行の有料化に伴い、盲導犬協会への募金も少なくなっています。参考記事に私が以前書いたゆうちょ銀行の有料化の記事を載せておきます。

私の家でもかつて、

私の家でもかつて、愛犬を飼っている時にこの避難の時どうする?問題が常にありました。その中でコロナ禍。家族の誰かが罹患し手入院した場合近くで愛犬をその間世話してくれる人もいない。どうしようとずっと、これが愛犬が生きている時、ずっと課題でした。

今は愛犬の防災グッズ完備のもあるんですね。避難ってどれ位の日数すれば良いか分からないですし、愛犬もその間ずっと動けずストレス溜まるでしょうし、愛犬いれた家族がストレスなく、避難出来たらそれにこした事はありませんね。

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noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。