ダウン症当事者のファインドミーマークなど、多様化する障害者のマーク

ファインドミーマーク ダウン症

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こんにちは、翼祈(たすき)です。

障害者の為の国際シンボルマークやヘルプマークなど、障害者向けのマークが浸透しています。

今国が定めるこうしたマークとは別に、障害を抱える当事者、その家族が同じ障害を持つ人と繋がりたい、知って欲しいという思いで提案した、『ファインドミーマーク』や、企業が提案した『盲導犬・うさぎマーク』などが注目を集めています。

今回はダウン症の話をメインに、多様化する障害者のマークについてお知らせしていきます。

ダウン症のファインドミーマーク

画像・引用:ファインドミーマーク-トリクマCLUB

ダウン症を抱えるお子さんを持つ家庭には、育児に将来に不安を抱え、同じダウン症当事者の家族との接点を必要だと感じる人が少なくありません。『ファインドミーマーク』はそんなダウン症の子どもを持つ親子同士が繋がれるキーホルダーです。母親たちの手持ちのバッグには『ファインドミーマーク』のハッピーなキーホルダーが付けられています。

この『ファインドミーキーホルダー』を考案したのは名古屋市緑区在住の女性。3歳の娘はダウン症です。「誰かに私を見つけて欲しい」「私に声をかけて欲しい」ダウン症の娘に対して育児が不安になる中で、女性が感じた切実な願いです。

「サンキュー・フォー・ファインディング・ミー=私を見つけてくれてありがとう」クマのイラストが描かれ、ダウン症の子を持つ母親たちが思わずバッグに付けたくなる様な、キュートでお洒落なデザインです。

『ファインドミーマーク』に作成する事で込めた女性の想いとは

ダウン症を抱える子どもを持つ親やその周りの家族がお互いに接点を持つことを目指して、そのシンボルマークとなるのが『ファインドミーマーク』です。

2020年11月に完成し、Instagramに投稿したところ大反響でした。

2021年に入り『ファインドミーマーク』の公式ホームページを開設。

毎月希望者を募集し、無料で発送しています。

これまで北海道から沖縄まで全国各地に発送し、その数はこの1年で約1900個を超えました。今、『ファインドミーマーク』がダウン症の子どもを持つ家族同士の絆を育んでいます。「私を見つけてくれてありがとう」。名古屋から笑顔の輪が日本各地へと広がっています。

参考:“見つけてくれてありがとう”ダウン症の子供持つ家族繋ぐ「ファインドミーマーク」1人の母のアイデアが全国へ FNNプライムオンライン(2021年)

関連記事

ダウン症家族 交流の輪 SNSきっかけに保護者団体 東京新聞(2023年)

ダウン症協会富山県支部のつなGO

日本ダウン症協会富山支部(通称・つなGO)においては、ダウン症のある乳幼児を子育てする親御さんへ、子育て支援冊子なども同封した「つなGOバッグ」の配布をスタートさせました。日本ダウン症協会の関係者は「正確な情報を発信することで、親御さんの子育てを支援したい」と言います。 

「つなGOバッグ」は布製のB5サイズの大きさで、中身は、富山県内の医療機関や公的手続きの流れを一冊にした子育てガイド本、ダウン症を医学的に分析したミニブックなど合計6冊が封入されています。ハンドタオルやよだれかけも同封されてます。

富山県内の保護者に安心してダウン症を抱える乳幼児を子育てして頂こうと、日本ダウン症協会支部長の女性がメインとなって参画しました。

協会支部長の女性自身も、ダウン症を抱える長男を子育てする時に、ダウン症に関する情報収集や複雑な行政手続きに苦労を重ねました。「ダウン症を抱えるお子さんを持つ親御さん全員がこんなに大変な思いをすることはない」と、ダウン症の支援冊子を1冊に綴った「つなGOバッグ」を発案されました。

参考:支援冊子を入れ お届け ダウン症児の保護者に「つなGOバッグ」 中日新聞(2022年)

日本ダウン症協会富山支部によれば、富山県内では毎年平均10人程度、ダウン症を抱える赤ちゃんが誕生しています。「つなGOバッグ」の配布家庭は、ダウン症を抱える1歳0カ月までの赤ちゃんがいる、富山県内在住の親御さんです。

ダウン症から着想を得た絵本

ダウン症児にある3本の21番染色体。そこから着想した絵本「あわじ結びはしあわせ結び」を昨年出版し、作家として歩み始めた女性。「障害のある子どもを育てる親は、言いたいことを我慢してしまうことが多い。堂々と前に出てこられるよう、力になりたい」と話す。

ある時、祝い事に使われる熨斗(のし)袋の水引が目に留まった。三つの丸が重なった形に「ダウン症の染色体みたい」。調べると、「淡路結び」と呼ばれる結び方だった。「ぞくっとするほど、不思議な縁を感じた」

14年から「淡路市ふるさと講師」などとして、子育てを通じて学んだ命の大切さを伝える講演活動に取り組んだ。毛糸で作った淡路結びを「ラッキーアイテム」として配った。障害者と健常者が共に学ぶ「インクルーシブ(分け隔てなく包み込む)教育」の啓発に力を入れた。

引用:ダウン症の娘育てる母親が絵本 着想は、のし袋に感じた「不思議な縁」 神戸新聞NEXT(2021年)

私が知っている紹介していないマーク。

以前、コロナと勘違いされやすく咳がしづらい喘息の方に向けて、「これはぜんそくです。うつりません」という文字と、色んな動物のイラストがそれぞれに入った作品がインスタで紹介されているのを見ました。

私もお茶を飲んでいてむせた時、周りからの白い目を感じますし、今咳するのも大変ですし、このマークも良いマークだなと思って、そのレジンの作品を観ていました。

こうやって見てもマークだけでも色々ありますね。私が記事として書いたのは、ほじょ犬マーク、盲導犬・うさぎマーク、パーキング・パーミットですが、これがもっともっと認知されていくと、より障害を抱える方も過ごしやすくなると思います。これからもこのマークたちが、認知されていきます様に。

関連記事

ツイッター発「見慣れぬマーク」正体は? 外見からわからない障害に withnews(2018年)

ヘルプマーク

白杖SOSシグナル

この子には障がいがありますマーク

ほじょ犬マーク

盲導犬・うさぎマーク

パーキング・パーミット

参考サイト

障害者に関係するマークの一例 -内閣府

noteでも書いています。よければ読んでください。

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左耳感音性難聴と特定不能の発達障害(ASD,ADHD,LD全ての要素あり)、糖尿病、甲状腺機能低下症、不眠症、脂漏性皮膚炎などを患っているライターです。映画やドラマなどのエンタメごと、そこそこに詳しいです。ただ、あくまで“障害”や“生きづらさ”がテーマなど、会社の趣旨に合いそうな作品の内容しか記事として書いていません。私のnoteを観て頂ければ分かると思いますが、ハンドメイドにも興味あり、時々作りに行きます。2022年10月24日から、AKARIの公式Twitterの更新担当をしています。2023年10月10日から、AKARIの公式Instagram(インスタ)も2交代制で担当。noteを今2023年10月は、集中的に頑張って書いています。昔から文章書く事好きです、宜しくお願い致します。