コロナ禍で、孤独感に悩む若者たち&障がい者への虐待事案が増えている

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こんにちは、金次郎です。

 新型肺炎の流行で、在宅勤務になって3年目。
 自室のパソコンで作業するのが常態化してしまいました。
 子供たちは、学校での入学式をはじめ運動会や修学旅行も中止になり、子供たちの楽しみが減ってしまっています。
 大人たちも、会社の忘年会や新年会が自粛され、在宅勤務が可能な職種の人は、私の様に家で仕事をする様になり、仲間との交流の機会も少なくなりました。
 この様に新型肺炎のせいで、自由に外出が出来ない事で学校の友達や会社の仲間たちとの交流が減ってしまい孤独に悩む若者がいる一方で、大人たちもイライラや鬱憤が溜まっているのか、2020年は家庭や障がい者施設で虐待を受けた障がい者が過去最多になったそうです。

若者からのSOS

 チャット形式で相談に応じているNPO法人「あなたのいばしょ」には、若者から心のSOSを訴える相談が急増しているそうです。
 同法人などが実施した調査では、新型肺炎の流行以後は20代の4割が孤独感に悩んでおり、20代を中心に若い世代で孤独感を感じている人が多い事が分かりました。
 「あなたのいばしょ」では、相談を24時間受け付けていますが返事が追いつかないほどだそうです。
 理事長の大空幸星(おおぞら こうき)さんは「死にたいと言う相談が、物凄く増えている」と危機感を抱いています。
 2020年の相談室開設当初は、月に1000件程度だった相談が、今は2万件を越える事が常態化しているそうです。
 チャット相談の利用者の8割は10代~20代の若者だそうです。
 大空さん曰く「修学旅行や運動会、部活動の大会が次々と中止になり、若い時にしかできない事が体験できず、人格形成に大きく影響しいる」と懸念を示しています

(厚生労働省支援情報検索サイト登録窓口)あなたのいばしょチャット相談                  

我慢せずに苦しい思いは、はき出して
 大空さんは、早稲田大学の上田路子准教授と一緒に、今年2月に20歳以上の約3000人に「新型肺炎禍での孤独調査」を行いました。
質問は
・「孤立していると感じる事はあるか?」
・「仲間付き合いが無いと感じるか?」
・「阻害されていると感じる事はあるか?」
 の3つで、それぞれの回答を足し合わせる方法で孤独感を測りました。
その結果、全体で37.3%の人が孤独感を抱えており、60代以上では23.7%に対して20代では42.7%となり、年代別では1番多い数値になりました。
 これは、一人暮らしの人や配偶者がいない人の方が数値が高く、友達の数が多くなるに連れて低くなる傾向がうかがえました。
 孤独になると「うつ病」になるなど、メンタル面の不調を訴える人が多くなる可能性があります。
 大空さんは「4月は入学や就職など、生活環境が変わり不安や孤独を感じやすい。孤独は人生の折々のタイミングで感じるものであり、恥ずかしい事では無いので我慢せずにはき出すことが重要」と述べています

(朝日新聞)コロナ禍3年目、孤独抱える若者たち 「何で生きているのか」
      

障がい者への虐待も増えている

 厚生労働省が3月29日に公表した、2020年に家庭や施設で虐待を受けた障がい者は、前年度より267人増加の2665人に上り過去最多になりました。

1・家庭からの、相談・通報件数は前年度より902件多い9421件となりました。
 障がい別の虐待を受けた人
 ・知的障がい者 47.5%
 ・精神障がい者 41.6%
 ・身体障がい者 17.3%

 虐待をした人
 ・父親 25.2%
 ・母親 22.6%
 ・夫  14.8%

2・障がい者施設で起きたとする相談・通報件数も2865件あり、890人への虐待が確認されまし
 た。
  グループホームに暮らす40代男性1人が死亡するケースも起きています


(朝日新聞)障害者への虐待、過去最多 少なくとも2665人、家庭や施設で      

ヤングケアラーと言う言葉を知っていますか?

 法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています(厚生労働省「ヤングケアラーについて」)より。
 では、そのヤングケアラーは、どのくらいいるのでしょうか?
中学生・高校生を対象にしたアンケート調査によると、以下の様になりました。
・世話をしている家族が「いる」と回答した中高生は全体の4~6%
・そのうち「ほぼ毎日世話をしている」と答えたのは40~50%
・さらに「1日平均7時間以上世話をしている」と答えた人が約10%もいました。

ヤングケアラーと言われる若者の問題点
・勉強する時間が無い&介護疲れで授業に集中出来なくなり、結果進学や就職を諦めてしまう。
・家族の世話等は、友人との会話の話題になりにくく人間関係が希薄になり、孤立してしまう。

 ヤングケアラー問題は、家庭内の事情を知られたくないと言う思いから表面化しにくい問題です。
 また、どこに相談して良いのか分からないと言う事から、子供自身からの発信が少ないです。
 ですから、家族は無論ですが周囲の大人たちが気づいてあげて支援する事が大切です。



相談窓口
・児童相談所相談専用ダイヤル
        電話番号:0120-189-783(フリーダイヤル)
        受付時間:24時間受付(年中無休)

・24時間子供SOSダイヤル(文部科学省)
        電話番号:0120-078-310(フリーダイヤル)
        受付時間:24時間受付(年中無休)

・子どもの人権110番(法務省)
        電話番号:0120-007-110(フリーダイヤル)
        受付時間:平日8:30~17:15(土・日・祝日・年末年始は休み)

(厚生労働省)ヤングケアラーについて           

(ふくろい教育ドットコム)ご存知ですか?子どもが家族の世話をする「ヤングケアラー」  

 (NHK ハートネットTV)ヤングケアラーフォーラム SOSを見逃さないために

終わりに 

 私も、第1回目の緊急事態宣言以降は在宅勤務がメインになり、作業所の仲間とのふれあいもパソコンでのオンライン会議システムで朝礼や終礼で顔を会わすくらいしか無くなりました。
 だからと言って「孤独だ」と感じた事はありません。
 たとえ朝礼や終礼だけでも「これだけの仲間がいるんだ」と前向きに思っています。
 ヤングケアラー問題についても、私はヤングでは有りませんが毎週日曜日は母の買い物の荷物持ちとしてスーパーに付いて行き、買い物の手伝いをしていますし、食後は食器洗いをしたりしています。
 こちらも、私が母の手伝いをする事によって「家族の役に立っているんだ」と考えています。
 両親も高齢になり、家事を含めて色々な事で素早く対応出来なくなりつつあります。
 少しでも両親の手助けが出来れば「私が家に居る存在価値はあるんだ」と思う様にしています。

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