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※アイキャッチ画像は、TANNOSHIKA CREATIVEの利用者さんの作品になります。
ランドセルを贈ろう
ランドセルバンクという言葉をご存知ですか?
使い終わったランドセルを綺麗にリメイクし、必要とする子どもたちへ贈る活動です。
奈良市のランドセル専門店「ランドセルの木ノ下」は今年2月から、ランドセルバンクの活動に取り組んでいます。地元の地域交流団体の協力も得て、市内の中学校に出向いて回収したほか、SNSや情報誌などを通じて寄付を呼びかけ、全国から約400個を集めました。そして、これまでに約40個を希望者に提供しました。
集まったランドセルは綺麗に修理
集まったランドセルは、もちろん中古なので汚れていたり、痛んだりしていますが、木ノ下さんのお店では、専用の洗剤で皮脂汚れや黒ずみを拭き取り、糸のほつれもなども補修して下さるそうです。
へたりが出やすい肩ベルトはスチームアイロンで元の形に戻してくれます。
1個あたりの作業には、30分~1時間かかるといい、仕事の合間や定休日に、桜クラブのボランティアにも手伝ってもらいながら作業しています。
そして、綺麗になったランドセルを希望者に贈っているのです。
ランドセルの相場とは?
ところで、お子さんのいない方は、今のランドセルの相場をご存知ないかと思います。
調べたところ、
ランドセル工業会による調査によると、2020年4月入学のランドセルの平均価格は53,600円となっています。 また、5割以上が50,000円以上のものを購入しており、ここ数年ランドセルの平均価格は上昇傾向にあります。また、購入したランドセルの支払い者は、祖父母が全体の6割を占めています。
引用:【平均価格は50,000円を上回る!】購入の6割が祖父母からのプレゼント※ランドセル購入動向調査より|フィットちゃんマガジン|190種類50色から選べる人気のフィットちゃんランドセル 公式サイト
びっくりするような値段ですが、だいたいの相場はこれらいになるようです。
6年間使うものとはいえ、1つのカバンにこれだけの値段がつくのはすごいことです。
最後に
私は、ランドセルは祖父母に買ってもらった記憶があります。
いい革のランドセルだったので、相当値段がしたと思います。
実に高価な贈り物をしてもらったんだと思ったのは、自分が姪っ子や甥っ子にランドセルを買ってあげることになった時です。
親代わりに育ててきたので、そんなに高いものは買ってあげらなくても良い物を、6年間も使うのだからしっかりした物をと、思いを込めたのを思い出しました。
私が買ったのは、3万円前後のランドセルでしたが、それでもギリギリの出費でした。
これがもし、一人親家庭だったり、祖父母や親戚に頼れない家庭、貧困家庭などには厳しい出費になるでしょう。
ランドセルバンクの話を聞いて、上記のような貧困家庭の子どもたちに綺麗なランドセルが届くのはどれだけ素敵なことだろうと思いました。
そして、各自治体ではランドセルだけでなく、「学用品や制服」などの寄付も募っています。
このような助け合いの輪が広がることを心から願います。
参考サイト
「ランドセルバンク」親の願い詰め 専門店が再生し提供 [新型コロナウイルス]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
(4) NPO法人 次世代のチカラ Fukuoka | Facebook
(4) ランド・シェアきたq – 投稿 | Facebook
大切に使われてきたランドセルを譲り受けることができる「ランドセル便」を実施しています – 宮崎県都城市ホームページ (city.miyakonojo.miyazaki.jp)
不用となった制服や学用品を募集します @ 山口市リサイクルプラザ-こどもと本ジョイントネット21・山口 (canpan.info)
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