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12歳以下が安全に使えるSNSを開発
クラウドファンディングサイト「キャンプファイヤー」で面白いプロジェクトを見つけました。
12歳以下の子どもが安全に使えるSNSサイトを作ろうというプロジェクトです。
安全にインターネットを使ってもらうために、親子で一緒に管理投稿する親子SNS「4kiz(フォーキッズ)」というコンセプトで、安心・安全で創造性を育むプラットフォームとしての、子ども向けSNSを新たにつくります。
引用:12歳以下子ども向けSNSを開発し、子どもが創作品をシェアできるコミュニティを!- CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
開発のきっかけ
最近は、12歳以下の子供がインターネットに触れる機会が増えています。学校などでもiPadが導入されたり、プログラミングの授業が始まったりしています。
しかしその反面、インプットするばかりでアウトプットする場所がないという低年齢層がいるのです。
そして、FacebookやTwitter、Instagram、TikTokなどは、13歳以上からしか利用ができません。
しかし、13歳以下の子どもが、年齢を偽って大人も混じるSNSで犯罪に巻き込まれることも少なくありません。
知らず知らずのうちに、親のスマートフォンから危険なサイトにアクセスしてしまったりすることもあります。
2020年(令和2年)にSNSに起因する事犯の被害を受けた18歳未満の子どもは1,819人にのぼることが2021年3月12日、警察庁の調査結果より明らかになった。
被害者は中高生が9割近くにのぼり、利用したSNSは「Twitter」が全体の35.3%を占めた。
画像引用:警視庁SNS等に起因する被害児童の現状と対策
4kizの仕組み
子供たちが安全に、親も安心して利用させてあげれるSNSサイトが「4kiz(フォーキッズ)」になります。
では、どのようなSNSサイトになるのでしょうか?その特徴をあげたいと思います。
〇想定する対象年齢は5〜12歳とその親(管理者)です。
〇絵、ブロック、昆虫植物観察、絵日記、作文、自由研究、折り紙、歌、漫画、演奏など、日常のひとコマから自信作まで写真や動画で投稿し、シェアします。
〇ハッシュタグ、フォロー、レコメンド、テーマ毎のルーム・グループ機能でつながりを促進し、子ども同士のコミュニティプラットフォームを醸成します。
〇名前はニックネーム、プロフィール写真は子どもの実際の顔写真ではなく、アバターの選択機能を搭載することで、子どもたちのプライバシーが保護される安心な設計になります。
〇いじめや誹謗中傷につながらないようにNGワードを設定し、安全で安心なコミュニティを創出します。
〇親(管理者)が承認することによって、子どもの投稿やコメントがはじめて公開にできる設定や、子どもの投稿と同時に親(管理者)に通知がいき、何か問題があれば非公開にできる設定、機器の利用時間の制限設定など、ペアレンタルコントロール機能を搭載します。
〇悪意のある大人が年齢を詐称して入り、子どもに個別にメッセージを送ることを防ぐために、1対1のメッセージ機能はあえてつけないことで安全性を守ります。
〇利用規約違反のコメント・投稿があれば、通告機能を通して、事務局により削除対応を行う体制を整えます。
以上のような子供の安全をよく考えたSNSサイトになるようです。
私には、ちょうど利用する子どもと同じ年齢の姪っ子がいます。目を離すと、私のスマホでいつの間にかゲームをしていたりするので、変なサイトにアクセスしないか、心配ですがこのようなサイトができると安心して、インターネットを使わせてあげれるのですごくいい発案だと思います。
発案者からのメッセージ
発案者の教育イノベーターの本山勝寛氏からのメッセージです。
これから、調べ学習やギガスクール構想などが進み、小学生期の子どもたちがインターネットを利用することは益々当たり前になっていきます。
だからこそ、子どもが楽しく使えて、かつ親も安心して一緒に楽しめるオンライン空間が必要であり、さらに子どもたちがネットの力を使ってより創造性を高められる仕掛けをつくりたいと考えました。
それが、子どもの成長や「できた!」を、子ども中心に親子でシェアし合うオンラインコミュニティとしての子ども向けSNS「4kiz」です。
子ども同士が好きなことやがんばってることでつながり合い、オンラインコミュニティを通して褒め合い、刺激し合う世界をつくりたいです。
引用:12歳以下子ども向けSNSを開発し、子どもが創作品をシェアできるコミュニティを! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
最後に
私たちの子どもの頃には、考えられなかったようなSNSサイトができようとしています。今の子どもたちには、インターネットは当たり前の世界になりつつ…いえ、すでになっているでしょう。
しかし、そのインターネットの中には、大人でも危険な犯罪があるのも現実です。
子どもたちが安心して使えるSNSサイトができれば、子どもたちの「ネットリテラシー」も育つことだと思います。
※2022年1月7日時点で、目標金額を達成されていました。おめでとうございます!
【ネットリテラシーの記事】
参考サイト
12歳以下子ども向けSNSを開発し、子どもが創作品をシェアできるコミュニティを! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
【今月のエコチル☆おすすめプロジェクト☆】子どもたちに安心・安全なプラットフォームを!「12才以下の子ども向けSNS“4kiz(フォーキッズ)”」|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア
「子どもたちをSNSで世界につなげたい!」に起業のプロは何と答えたか?(本山 勝寛,守屋 実) | +αオンライン | 講談社(1/5)
子どものSNS被害1,819人、Twitterが35.3%…警察庁 | リセマム
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