この記事は約 8 分で読むことができます。
うつ病viviの「自信がなくて」
はじめに
唐突ですが「自信」ってなんでしょうか?
よく「自信がある」とか「自信がない」といった使われ方をします。では「自信とは何ですか?」と聞かれたとします。私は「自信」というものがどんなものなのか説明ができません。
しかし、うまく説明はできないけれど「私には自信がもてるものなど何もない」と思っています。
私が自信がないと思っていることとはなんでしょうか?
今日まで私は「過去の出来事」や「経験談」をよく書いてきました。どれもこれも情けなくて恥ずかしいものばかり。どの出来事も早く忘れなければならないことばかり。過去にしがみついて前に進もうとしない。もう一度挑戦しようともしない。ああじゃないこうじゃないと考えを巡らせるばかり。
そしてこう思います。
「もう無理 遅すぎた」「もう何もできない」
参考:STUDY HACKER 「自信がない」のは能力が低いからではない
https://studyhacker.net/not-confident
参考:働き方 生き方 自分に自信がない?自分に自信を持つたった一つの方法
https://way-of-working.jp/zisin/?zisin-nai&gclid=Cj0KCQjwxdSHBhCdARIsAG6zhlV7YEXcEu0-cpNEzZ166GYIpAcpaf7DDaI7VTWHNahIkFs6v8oQYz0aAr_2EALw_wcB
参考:TECH CAMP 自分に自信がない人の11の特徴
https://tech-camp.in/note/pickup/82244/
いつから
いつから自信がなくなったの?
あれは恐らく悔しくて涙を流した日。周囲の圧力に負けて何もできなくなってネジが止まった。あの日からだと思います。
あの日のことは鮮明に覚えています。悔しくてきつくて情けなくて。泣くしかなかった。何もできなくて、でも負けたくなくて無謀な事をいろいろしました。私はホントにダメな人。
苦しかったあの日々が来るまでは「何とかなるさ」「大丈夫」と物怖じせず前に進む勇気がありました。だけど今はありません。どちらかというと二度と下界(一般社会)には降りたくない。
あの日のことは忘れられない。
あの日のことが私を弱気にさせます。
どうして
どうして自信がなくなったの?
あの日から自分が嫌いになり生きていることすら嫌になりました。
はじめは悔しくて腹をたて憎み「あの人たちのせいでこうなった」「情けない」「負けた」と自分を責めるばかり。
「私は負けたんだ」「もう勝ち組には入れない」「私はもう終わった」
30代でこの業界の資格を取り必死で突っ走ってきました。チャンスを待つのではなく自分でつかみ取りにいく。そんな生き方。
きっと走りすぎたことがいけなかったんだと思います。先を急がず歩くべきでした。でも当時は走らなければならなかったのです。仕方がなかったんです。
その結果、転びました。激しく転びました。
今思えば急いで走りすぎたから。だから激しく転んだのだと思います。
怖いんです
もう一度再出発することに不安と恐怖を感じています。
「怖い」「きっとまた闇の中に引きずられる」「つぎまた闇の中に引きずられたら二度と出てこれない」
なのにここをでて下界へ降りることを勧める人たちがいます。だけど私はまだ首を縦には振れません。とてもじゃないけど、まだ心の準備ができていません。
なぜなら勢いで再就職するのではなく、今度こそ時間はかかっても慎重に次の一歩を踏み出したいと思っているからです。他人の引いたレールには乗りません。
同じ業界に行きたいところだけど、考えるといろんなことを思い出して苦しくなります。それに約10年のブランクは痛い。このブランクはあまりにも大きすぎます。
小規模のところを考えたこともあります。そう勧められることもあります。でもそれではダメなんです。なぜなら詳しくは言えませんが私にとっては本当にだめな条件なんです。
異業種を考えたこともありますが考えただけでピンときません。
それどころか、もっと不安になって恐怖を感じてしまいます。
手足が震え体が震え、異業種へトライするなんて今はまだ考えられません。
私が抱えている過去の出来事はPTSDとなっています。これはいまだに私を苦しめどこまでも闇の奥深くへと追い込みます。
だけどされるがまま闇の奥深くにいたら居心地がよくなってしまいました。そして明るい方をいつのまにか下界と呼ぶようになり遠ざけるようになりました。
泣いてばかりで
下界のことを考えると泣いてばかりで先には進めません。
いろんなことを考えると「怖い」と思ってしまいます。
それでも進路のことだけはちゃんと決めておこうと思っています。
しかしどう考えてもやっぱり他の業種はダメ。次も同じ業界に行かなければ意味がない。
ネジが止まって大きく転んでしまったあの業界のあのセクション。あそこへ戻らなければ私は一向に闇の中から抜け出せません。
だけど怖いんです。前には進めないんです。どんなにあおられても前には進めません。
そして苦しくて悲しくて泣くばかり。
主治医はこう言います。
「無理はしないでいいんですよ。頑張らなくてもいいんですよ。ちゃんと後先を考えることができてきたから、今はまだそれだけでいいんです」
こう言われてホッとして「急がなくていいんだ」とまた泣いてしまいます。
クローズでなければならないんです
もう一度再出発するために必要な事があります。それはブランクがあってもトライしようとする強い精神力と勇気そして自信です。
「私ならできる」「大丈夫きっとできる」「やればできる」
そうは言っても、この業界の人事及び現場は非常に厳しい世界。障がい者雇用なんてありません。ましてやうつ病や精神障がい者など受け入れてはくれません(なかにはあるかもしれませんが・・)迅速かつ正確な仕事を求められます。でないと足を引っ張ることになり周りの人たちに迷惑をかけてしまい厄介者扱いされます。
甘ったれた考えでは務まりません。困ってたら誰かが手伝ってくれる手を差し伸ばしてくれる。そんなこと期待するだけ無駄です。また与えられた簡単な仕事だけをしていればいい(部署によりますが・・)そんな考えでは会社的にはよくても現場からは邪魔にされます(これは異業種でも言えることです)
いい仕事をしたいと思ったら、クローズでなければなりません。背負うのはブランクだけではなくプラス精神障がいです。私のように頻繁に精神安定剤を飲んでいないといけないなんて口が滑っても言えません。
なぜなら知っているからです。どんな世界かわかっている。そこにいたからわかっている。
だから自信がないんです。
例え異業種に行ったとしても引け目を感じながら働くのは嫌です。「もう昔のように仕事ができなくなってしまったんだ」「こうなっても仕方ないことなんだ」とわかっていても障がい者雇用で働くことは負け組にいるようで悔しい。できれば対等に仕事がしたい。
だからこそクローズでなければならないんです。
おわりに
そうは言っても
「私には自信がもてるようなものは何もない」
あれやこれやと、つべこべ言っても所詮口だけで何もできない。惨めなだけの私。
何をしてもダメ。はじめは、できないことを誰かのせいにして何もかもを自分で壊して、後から後悔して悔しがる。あとは泣いて泣いて泣くだけ。いつまでも引きずって忘れられない痛い過去にしてしまう。「終わったんだ」「もう無理。できない」「何もできない」・・
「もう自信がない」
自信とは「自分の才能・価値を信じること・自分を信じる心」
言い方をかえると、自信のある人とは今の自分を受け入れられてる人
参考:TECH CAMP
https://tech-camp.in/note/pickup/82244/
今の自分を受け入れる。多分まだ受け入れていない。本当はできないのに、どこかでまだできると思っている。もう過去のことは忘れて身の丈にあった仕事を選ばなければならないのに・・。だけどそれはまだ考えられない。
だからいつになるかは断言できないけど自分を受け入れ信じることができたら、きっと無理だと思うけど、その職種にもう一度挑戦してみたいと思っています。もちろんクローズで。今すぐというわけにはいかないけど、その時がきたら、誰の手も借りず自分で自分のタイミングで動こうと思っています。
自分のタイミングとは心の準備と心の整理ができた時のことです。
ブランクがあっても、その業界へもう一度挑む覚悟ができて、かつそこにチャンスが転がってきた時のことです。
誰の力も借りません。借りようとも思っていません。
「もう失敗は許されないんです」
「失敗したら、今度はもう立ち直れません」
「もう闇の中に引きずられたくないんです」
だから慎重すぎるほど慎重に進みます
なぜなら誰かのせい、またTANOSHIKAのせいになどしたくないからです
うつ病viviのおすすめ記事10選! 復帰作、人気作詰め合わせ
→HOME
記事を読ませていただきました。自信はどんな場面でも勇気に変わってくれるならと思うことがあります。私も貴女の記事で少し考えてみることにしました。ありがとうございます
こんにちは。ダックスフンドさん。いつも読んでいただいてありがとうございます。ゆっくり焦らずのんびりいきましょう。いつかきっと出来るようになることを信じて。ありがとうございました。