障害者手帳所持による色々な恩恵

障害者手帳

この記事は約 5 分で読むことができます。

こんにちは、金次郎です。
 私が障害者手帳を交付されたのは、今から5年前の2016年(平成28年)です。
 手帳自体の交付は都道府県が行いますが、障害者手帳の交付と同時に住んでいる自治体の障害者生活支援センターから職員が自宅まで来て、どの様な福祉サービスが受けられるかを説明してくれます。
 その説明で私は、障害者が働くA型作業所と言うのを初めて知りました。
 また、障害者手帳を持つ事で受けられる色々なサービスについても教えてもらいました。 今回は自分が受けているサービスについて書いてみたいと思います。

障害者手帳ってなに?

 さて、障害者手帳とは一体何でしょう?
 これはその手帳を持っている人に、どの様な障害が有るのかを証明するものです。
 手帳は本人の写真付きでして、手帳を開くとどの様な障害を持っているかが書いている欄と住所欄があります。
 手帳は「身体障害者手帳」・「療育手帳(知的障害)」・「精神障害者保険福祉手帳」の3種類がありまして、障害の程度が重いほど数字が小さくなります。
 例えば私が難聴で所持している身体障害者手帳は1級から6級まであり、私の今の聴力は3級に該当しています。
 精神障害者保険福祉手帳だけは、2年毎に更新しなければいけませんが、「身体」と「療育」は障害の程度が変わらない限り原則更新不要です(自治体によって異なります)。

手帳を持つ事で受けられるサービス

 一番身近なところでは、鉄道やバスなどの交通機関の運賃割引です。
 ただし会社によって規定が違いますので、乗る前に係員への問い合わせが必要です。
 携帯電話はNTT・au・ソフトバンクの3社とも割引制度がありますが、こちらも会社によって割引内容が違います。
 後は公共の博物館や美術館は、ほとんどが無料で入館できますし映画館も1000円で入場できます。
 テーマパークでは障害者に同伴する人(1名のみ)も入場料が割引になりますし、大手のカラオケ店やスポーツセンターでも障害者割引を行っているところが有りますので受付で確認してみましょう。

私が受けているサービス

 私が通勤や通院で使っているICカード乗車券nimoca(ニモカ)
 ここ福岡県にある私鉄の西日本鉄道(西鉄)が、13年前の2008年(平成20年)に導入しました。
 導入と同時に私もこの乗車券を作り使っていますが、先に書いた障害者生活支援センターの職員さんから障害者手帳を持っていると運賃が割引される事を聞き、障害者手帳を持ってチケットセンターに行きまして障害者手帳を見せると、カード乗車券表面の氏名の下に障害者の「障」の文字が付いたカードを新たに渡されまして「これで半額の運賃で電車やバスに乗れますよ」と説明を受けました。
 このnimocaカード、鉄道では熊本市電や函館市電など4社、バスでは大分県のバス会社4社に佐賀県や宮崎県など計16のバス会社と提携しており相互利用できます。
 また、旧:国鉄甘木線が現在は第3セクターの甘木鉄道として運営されていますが、こちらは降りる時に障害者手帳を見せると運賃を半額にしてもらえます。
 ただし、この障害者手帳による運賃割引制度ですが、精神障害の方に関しては実施していない鉄道会社も有りまして、障害者仲間からは「精神障害者を差別している」との声も聞かれます。

・精神障害者でも割引される鉄道会社一覧!JRの導入もいよいよ始まる?(TRYZE MEDIA)
 https://tryze.biz/media/mental-disorder/railway/

 さて、携帯電話も教えられた通りに携帯ショップで障害者申請をしました。
すると、2700円だった基本使用料が1700円割引かれて1000円になり、通話料金やメール料金も自社同士なら5割引き(他社とは2割引)となりましたので、月々の請求は2000円ほどになりました。
 割引率や割引金額は携帯電話会社毎に違いますので、お使いの携帯電話のショップで確認するか、記事の一番下に載せているURLの中の「携帯電話各社の料金が割引される」の項目からお使いの携帯電話会社をお選びになってご確認下さい。
 ただし、今般の携帯電話料金値下げの動きから、割引プランが変更になっている場合が有りますので、やはり携帯ショップで確認するのが確実です。

終わりに

 と言う事で、現在私は外出する時は必ず障害者手帳を持って外出しています。
 ひょんなところで障害者手帳による割引制度の恩恵が受けられるかからです。
 上記の様に普段使っている鉄道会社のICカード乗車券は持っていますが、自宅の位置関係からJRはほとんど利用しないのでJRのICカード乗車券は作っていません。
 それである時、JRを使わないと行けない場所に用事があったので駅務室の駅員さんに障害者手帳を見せて「どこそこまで乗ります」と言ったところ「申し訳ない、JRでは100km以上乗らないと障害者割引にならないんです」と言われ通常の運賃を払って乗りました。
 携帯電話会社は3社とも障害者割引が有りますが、交通機関は会社によって対応が違いますので注意が必要です。
 この様に障害者手帳による障害者割引制度も業界や会社、あるいは利用形態によって割引率に差が有りますので、キチンと調べて有効利用したいです。

参照:障害者割引一覧~障害者割引を活用してお得に生活しよう! (障害者.Com)
 https://shohgaisha.com/column/grown_up_detail?id=66#

パニック障害や聴覚障害の当事者目線のWebライター金次郎のおすすめ記事を紹介!

HOME

障害者手帳

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。