命を守るチャイルドシート 動いている車で注意する子どもの行動とは・・・

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 身分証明書の代わりに運転免許証を持つ人が増えて、車の所有をせずに必要がある時にレンタカーを借りて、運転する世代もいたようです。交通機関(電車、バスなど)の乗り継ぎをして、最終目的地まで行っています。

しかし、昨年から発症したコロナウイルスによって、それまでの移動手段が家族単位となり、車を使うようになりました。そこで、子どもを乗せる時に注意する点を、一緒に考えてみませんか?

子どもの安全を守るのは・・・

乳児から幼児までの子どもの体は、未熟なために事故の際に体に受けるダメージは大人より大きくなるのです。そこで、ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシート・ベビーカーシートと兼用のシート・幼児まで使える複合のシートなどを使って、命やケガから守っています。

そこで、それぞれについて書きたいと思います。

ベビーシートを使うのは、新生児や乳児まで

 ・0歳から1歳3ヵ月

 ・体重が13キロまで

 ・身長が70㎝

の乳児が使うことが適しています。

チャイルドシートを使うのは、乳児から幼児まで

 ・9ヶ月から4歳まで

 ・体重が9キロ~18キロ

 の幼児が使うことが適しています。

ジュニアシートを使うのは、幼児から学童まで

 ・3歳から7歳まで使うタイプ

 ・5歳から12歳まで使うタイプ

にわけることができます。

ベビーシートからチャイルドシートまで兼ね備えると、車からベビーカーの一部として使いながら、9ヶ月から4歳までチャイルドシートとして使うこともできます。

子どもの大きさや体重によって、もう少し使える場合もあるのではないでしょうか?

現在では、シートも色々と改良されてベッド型・後ろ向き・前向きと取り付けができ、子どもの成長により使い分けがしやすくなりました。

上記に書いたことは・・・・

これは、一般論であり標準サイズと考えた時のものです。最近では、子どもの生まれた体重が3000キロを目安にすると、あわない場合も出てくるかもしれません。

ここからは3歳から小学校入学までのお子さんと、小学生のお子さんの車内での行動について書きたいと思います。

チャイルドシートを使っていない子どもは、車内から見る外の景色をきょろきょろみたり、車内を動き回る姿を時々見かけます。身内の膝の上に乗せたり、動いている車の中で座席のシートにつかまり、顔を座席の間から出しているのも見かけたこともありました。

以前ですが、シートベルトをした大人が生まれた子どもを前に抱っこしていて、その姿を見た時に驚きました。可愛いのはわかるのですが、小さな命が危険にさらされていることに気がつかないの?と言いたくなったくらいです。

移動中(買い物・幼稚園や保育園・遊び・旅行など)に子どもが動くのは、退屈でじっと座っていることが難しいのです。また、車内で運転する大人(母や父・祖父母)に声をかけて話をする子どももいるのではないでしょうか?

それは、学校に行っている子どもにも同じことが言えるのです。違った行動といえば、動いている車内で飛び跳ねて、遊んでいるようにみえるのです。

共通しているのは・・・・

 ・動き回っている

 ・座席のシートを掴んで立っている

 ・たった状態で顔を前の席に出して、親と話をしている

 ・横になっている(後部座席)

 ・窓の外をきょろきょろ見ている

などの行動をしているのです。

シートベルトなどをしない時の危険度は・・・

乳児から小学生のシートベルトをしないでいると、急ブレーキや追突などの交通事故によって、車外に飛びだしてしまう可能性もあります。また、たとえ命に別条は無くても、大きなケガををして体の一部を無くして、それまでの生活を続けることができなくなる可能性もあります。

また、取り付けられたチャイルドシートが助手席だと、事故によりエアバック開くと大きな衝撃を受けて、子どもの命が危険にさらされやすくなるのです。

チャイルドシートの未使用での事故や違反について、警察庁のHPなどから動画やグラフなどを貼り付けたので参考にしてください。

チャイルドシート使用・不使用の違いについての動画やグラフ

チャイルドシートの使用状況について

警察庁と一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が、令和元年6月1日から6月16日までの間に合同で実施したチャイルドシート使用状況の全国調査の結果では、全国平均の使用率は70.5% (前年比+4.3ポイント)となっています。

6歳未満のチャイルドシート使用状況(使用・不使用状況の内訳)

チャイルドシート チャイルドシート2

自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗せて、 運転してはならないことが決められています(道路交通法第71条の3第3項)

引用:警察庁「子供を守るチャイルドシート」より

チャイルドシートについての法令については、下記の記事に詳しく書いているので、これも参考にされるといいと思います。

参考動画:(一財)全日本交通安全協会 DVD「チャイルドシートで守ってね!」(動画)

関連記事:【チャイルドシートの義務】年齢/違反点数/罰金/免除となる条件など

親が注意することは・・・

子どもが乗るチャイルドシートを固定したら、子どもの体にフィットするようにつけます。その時に、ねじれや隙間がないことを確認をします。また、児童の補助となるジュニアシートなどで、体の固定をして、走行中の車の中ではおとなしく座らせる癖をつけます。

チャイルドシート3

引用:警察庁「子供を守るチャイルドシート」より

まとめ

私が運転している時にいつも見ているのは、周りの交通の流れと前の車やすれ違う車に乗っている子どもの行動が気になるのです。どんなに気をつけていても、ちょっとした油断から事故に巻き込まれる可能性も出てきます。

車は事故を起こすと凶器になり、同乗者の命を預かっていることを忘れずに!

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私は関節リウマチになっていろいろな制限があります。その他にも困難なこともありますが、今その時々を楽しむように頑張っています。読書に風景・動植物にいやされています。