止められない、食べる事

食べる

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また食べてしまった‥。
テーブルに散らばった、ジャンクフードの袋達。
それらを見て、涙が出そうなくらい後悔する。
惨め。
こんな時にはそんな言葉がぴったりだ。

嫌な事があると、たくさん食べる。
こんな風になってしまったのには、きっかけがあった。
19歳の時だった。
私は、病気の悪化で、せっかく入った学校を辞めて、家に引きこもっていた。
フラッシュバックの起こる、辛い毎日。
そんな時に、ある芸能人の自叙伝を読んでいた。
そこにこんな言葉が書いてあったのだ。

「寂しい時、物を食べる事で、その気持ちを忘れさせていた。」

それを見た私は、衝撃を受けた。
食べ物には、そのような、嫌な事を忘れさせてくれる効果があるのか!!

その夜からだったと思う。
私は、毎晩、真夜中にキッチンでひたすら食べ続けた。
何かを忘れる為に必死に。
確かに、そのひとときは嫌な事を、忘れる事ができた。

恋愛がうまくいかない、会社で疲れた、イライラする、嫌な事があった‥。
何かある度に、コンビニに走った。
パンパンのビニール袋をぶら下げて、待ちきれなくて、道端で歩きながら食べた。
泣きながら食べた。

当然太った。
みんなに痩せてるね、スリムだね、と羨ましがられていた私。
10キロ太った。
「また太った?」
そう言われても気にならなかった。
私は、もはや、食べ物が友達のようになっていた。

これではいけない、そう思って、色々対策をたてた。
食べる事以外で、暗い気持ちを改善する方法を100個リストにして、書きだした。
だけれども、意思が弱くて食べてしまった。

一人暮らしを始めてから、金銭的な理由で、もうたくさん食べ物にお金を使えなくなった。
また10キロ痩せた。
嬉しかったけど、たまに、またあの欲望が湧いてくる。
食べたい‥食べて忘れたい‥
そんな時、私は自分に負けて、近くのコンビニに駆け込む。
そして落ち込む‥。

早くここから出たい。
誰かに教えて欲しい。
どうしたら、ここから抜けれるのか‥。
分からないけれど、前に進みたい。
解決していきたい。

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発達障害と双極性障害を持っています。20代女。 趣味:おしゃれ全般、資格取得、ネットサーフィン、文章を書くこと。 🤍noteも書いているよっ!