マルチ商法についてと騙された時の対処法【体験談】

マルチ商法

この記事は約 5 分で読むことができます。

はじめに

 

私は10年前に会社の先輩からマルチ商法に誘われました。まだ若い頃だったのでマルチ商法の事はよくわからずなかば強引だったので断る勇気もなく契約をしてしまい契約金として30万払いました。記事にした動機は私の様にわからないまま契約してしまわないようにマルチ商法とはどういうものか?騙された時の対処法を記事にすることでマルチ商法への危機感をもって騙される人が少なくなればと思ったからです

 

マルチ商法とは?

 

特定商取引法は、「連鎖販売業」を次のように規定しています

1.物品の販売(または役務の提供など)の事業であって

2.再販売、受託販売もしくは販売のあっせん(または役務の提供もしくはそのあっせん)をする者を

3.特定利益が得られると誘引し

4.特定負担を伴う取引(取引条件の変更を含む。)をするもの

引用元:消費者庁|特定商取引法の規制対象となる「連鎖販売取引」

特定商取引法を守っていれば違法ではありませんが現状では違法な勧誘をしている人が多いです。

マルチ商法で儲かる仕組み

誘った会員が商品を購入すると報酬が得られる

 

あなたの誘った会員が購入したらそれに応じた報酬が入ってきます

一定の報酬に達成したとするとそれに加え誘った会員が達成した報酬が加算される仕組みになっています。

 

誘った会員が売上をたくさん上げるとボーナスが入る

誘った会員が一定の売上を達成すると自分のグループから独立する仕組みになっています独立した会員の報酬は自分の報酬にならなくなりますが、独立した会員の売上に応じて一定のボーナスが出るようになります。

 

マルチ商法の誘いの手口

私の場合

まず「夢がかなえらる」「自由になれる」「会社に縛られないで済む」と言われ入会金に30万必要と言われ断ろうとしたのですがその先輩は会社ではリーダー的存在で断ると仕事に影響がでるんじゃないかと思い断る勇気も無くマルチ商法の事はよくわからないまま登録しました。

知り合いや出会い系サイトで出会う

急に久しぶりの知り合いから連絡が来て喫茶店で会わない?といわれマルチへの勧誘をしてくる事や出会い系サイトで真剣に恋人を探してる人をカモにしマルチ商法に勧誘してくる事があります。

ホームパーティに誘われる

高級マンションのホームパーティに誘いマルチ商法で成功した人を紹介されられそのまま勧誘してくる手口があります。周りはほとんどマルチの人なのでそのまま流されて契約してしまう事があります。

マルチ商法で騙される人の特徴

私には騙されやすい特徴がありました。それは押しに弱いところです。強引に勧誘されるとながされて契約してしまいます。勧誘してくる人は会話で上手くキャッチボールができないことや一言で終わる事を見抜き勧誘してきます。また高齢者や知的障害者など自分で正常に判断できない人を狙って勧誘してくる人もいます。

マルチ商法の仕組みを知らず契約してしまった時の対策

騙された時の対処法を紹介します。

クーリングオフ

クーリング・オフは契約書を渡された日から20日間はどこの場所で契約しても無条件で解約できる制度です。

もし、契約書を渡されて日から20日間経っていないのにクーリング・オフ制度を拒否されたときはクーリング・オフ妨害になるため、20日過ぎても解約できるようになります。

もし、勧誘されたときは一旦クーリング・オフを申し立てておくのも一つの手です。もし断られても一度は拒否されているため、いつでも解約できる状況を作れます。私はこのクーリングオフが適用されてお金も戻ってきました。

中途解約

中途解約はいつでもできますが、クーリング・オフ制度とは違い全額返金されないため注意が必要です。

新規に契約してから1年以内なら中途解約する場合は、商品の引き渡しから90日以内の未使用・未販売の商品に関しては、最大でも販売価格の1割負担で返品できます。

中途解約はクーリング・オフのように返金はないため損しますが、これ以上マルチ商法と関わりたくないという人は必ず解約しておきましょう。

取り消し

マルチ商法の統括者・勧誘者が契約する前に話していた内容と契約後の事実と異なる場合や、消費者(勧誘される人)が誤認するような説明をして契約したなどの場合は、特定商取引法・消費者契約法で取消を行うことができます。

クーリング・オフ・中途解約が拒否された場合は、国民生活センター(消費生活センター)へ取消できるか相談してみましょう。

後見制度

判断能力が不十分だと察知された障害者や、高齢者の場合契約締結における同意・取り消しを本人に代わって行える制度です

 

マルチ商法の被害にあわないための対策

私はマルチの被害にあった後マルチの話しになると「家族と相談してから決める」、「知り合いの業者と相談する」などと答えることで被害防止になりました。正常に判断出来ない人や知的障害を持つ人は自分で判断せずに家族やまたは信頼出来る人に相談することにしましょう。

 

最後に

私は今回の事がきっかけでマルチ商法に関わることは2度とありません。マルチ商法に誘われる人は私のようになぜ儲かるのかという実態や仕組みがわからない人が多いので注意が必要です。私もまた強引に誘われたらどうしようかという不安はありますがその時は勇気をもって断るようにします。皆さんも万が一誘われた場合は勇気を持って断る様にして下さい。

 

 

マルチ商法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です