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以前、下記の統合失調症は子どもに遺伝するのかというテーマの記事を書かせて頂きました。
今回は病気の症状と戦いながら取り組んだ、私の子育てについての体験記を書いていきたいと思います。
1.初めての子育てでやりたかったこと
子どもができていろんな本を読むと母乳の方がいいとのことだったので、母乳で育てたかったのですが、主治医に相談したところ、「今はミルクも母乳と同じ栄養がありますよ」と言われました。
どうしてもあげたいと言ったら「初乳だけだったら」とのことだったのでお願いしました。主治医は私の体調を考えて、出産したらすぐに薬を始めたかったらしくワガママを言ってしまいました。
2.統合失調症の薬の影響
初乳をあげたらすぐに母乳を止める薬と精神科の薬を再開する事になりました。
妊娠中は子どもには影響のない薬を飲んでいたのですが、念のため検査をするという事だったので、病院では別々で過ごしました。退院ももしかしたら別々になるかもと言われてたのですが、異常もなく検査も早く終わったので一緒に退院することができました。
3.私なりの子育て〜体調の変化〜
赤ちゃんは3時間おきにミルクを飲ませないといけないのですが、夜は主治医から「睡眠はしっかりとってください」と言われたので、母にお願いしました。私は夜中以外、ミルクをあげたり、オムツを替えたり、お風呂に入れたりと毎日、子育てを楽しんでました。多少体調が悪くなっても子どものことはしたいと思っていたので主治医に相談したり親に頼りながらなんとかやってきました。
そうやって何ヶ月かはやってこれたんですが、徐々に子どもの泣き声で落ち込んだりキツくなったり、「私は子育てできてないんじゃないか」と不安が強くなったので相談して薬の調節をしてもらったのですが、それでも体調がよくならず、主治医から「子どもを施設に預けてはどうですか?」と提案され、ショックを受けてしまいました。
いつもだったらそこから落ち込んで何もすることができなくなるところだったのですが、施設に預けて子どもと離れ離れになるのは絶対に避けたいという思いが強かったので、多少はキツくても我慢しました。私の中では無理しているとか体調が悪いとかいう自覚は無かったんですが、周りから見ると悪化していたみたいだったのか、今度は主治医に入院を勧められました。
4.主治医の判断
入院して子どもの顔が見れないのはキツイ、毎日子どもの成長をみていたいと思ったのですが、主治医に「お母さんが体調整えとかないと体調崩して倒れたりしたらこの子は誰を頼るんですか?お母さんは1人しかいないんだから、この子の為にも入院して体調を整えましょう。今はまだこの子は、ハッキリと理解していないだろうから早いうちに入院したほうがいいと思いますよ」と言われたので入院をすることにしました。
親にワガママいって毎日子どもを連れてきてほしいと頼みました。親も協力してくれて連れて来てくれました。お陰で寂しさも紛らわせたし薬の調節もできて体調もよくなりました。主治医、親には凄く感謝してます。
5.子育ては出来ていた?
私自身、子育ては全くできていないと思います。友人とたまに会うのですが子どもの話、特に子育ての話になると何も言えなくなったり、話についていけないときがあるのでその時はきつい思いをすることがあります。そういう思いをするたびにやっぱり私はなにも出来てなかったんだと落ち込んだり、この病気になってなかったら当たり前に子育てが出来たんじゃないかと病気のせいにしたり、自分を責めた時もあります。ですが入院した時に私と同じく出産して体調を崩して入院してた方がいたんですが、その人と「子育てはお互い体調がきつい中、頑張ってた!頑張ってたからこうして入院してるんだから休憩も必要」だとか「子どももきっとわかってくれるはず!退院したら嫌っていうくらい子育てはできるから大丈夫」だとかお互いの話を聞いたり、励まし合いながら入院生活を送ってきました。
マイナスには考えずプラスに考えることも必要だなと改めて感じました。
6.最後に
3ヶ月入院しましたが子どもの成長は思ってたよりも早く、いろんなことを覚えてたりしてビックリさせられることばかりでした。初めてできたところを見れなくて悲しい思いをしましたが見れなかった分、これからの成長を見ようと一生懸命、子育てしようと思いました。
今も周りに頼ってる毎日です。感謝しても感謝しきれないくらい周りに頼ってます。これからも頼りながら自分なりに子育てって大変だったけど楽しかったと言えるように子どもとたくさん接して子育てを楽しんで頑張っていこうと思います。
NHKニュースおはよう日本でも、産後うつに関するニュースが取り上げてありました。よければこちらも併せてご覧ください。
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