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今回初投稿になる ichihimeです。これからどうぞよろしくお願いします。今回は音楽に関する記事を書かせて頂きましたので、よければ最後までご覧下さい。
①日常にあふれる音楽
私たちの日常は、音楽であふれています。音楽そのものを楽しむこともありますが、映画やドラマなどの効果音として音楽が使われていたり、お店などでBGMとして音楽が流れていたりします。それらが私たちの感情にどのように影響するのでしょうか。
②音楽の歴史
音楽は、小鳥のさえずりや動物の鳴き声を真似するところからはじまった、とされているようです。文明の時代に演奏するための楽器が普及し、儀式や祭りの際にはさかんに音楽が演奏されていました。日本の神話にも音楽にまつわる話が登場してきます。
③音楽と感情
ストレスを発散するために、リラッスするために、仕事や運動をはかどらせるために、音楽を聴くことがあるという経験をした人はたくさんいると思います。それは、音楽が心理的になにかしら影響を与えると感じているからではないでしょうか。
④仮説:感情によって聴きたい音楽は違う?
音楽が人の感情に与える影響が知りたくて、わたしは大学で実験をしました。その過程と結果をご紹介します。
まず仮説ですが、①『悲しい時には悲しい音楽を聴いたほうが心地よい』と考えました。よく失恋したときには、悲しみにどっぷり浸れる音楽を聴いて、大泣きしたりするとスッキリしたりした経験はないですか? その逆で、②『楽しい時には楽しい音楽を聴いたほうが心地よい』とも考えました。ドライブに出かけたり、友人と食事をしたりするときには、楽しい音楽を聴きたいと思う人はいませんか?
これらの仮説をもとに、小規模な実験を行いました。
⑤実験してみました
40人に実験に参加してもらいました。
・悲しい音楽、楽しい音楽、中立の音楽をそれぞれ3分間試聴してもらう
・中立の音楽を聴いた後に悲しい音楽を、中立の音楽を聴いた後に楽しい音楽を試聴する、20人ずつのグループに分ける
・それぞれの音楽を試聴した後に、どのような気持ちになったか質問する
どんな音楽にするかは、過去の音楽に関する論文をもとに選出しました。どんな曲を選んだのかは、後ほどご紹介します。
実験の結果は…!?
⑥実験の結果、効果的な音楽の聴き方
実験の結果、20人中17人の割合で当てはまり、『悲しい時には悲しい音楽を聴いたほうが心地よい』という傾向があることがわかりました。やはり悲しみに浸れる音楽を聴いたほうが快適なのですね!音楽療法でも「同質の原理」といって、悲しいときには悲しい音楽が私たちを癒やしてくれることが分かっています。
反対に、『楽しい時には楽しい音楽を聴いたほうが心地よい』という傾向は、20人中8人の割合で、実験では明らかにすることはできませんでした。しかし、気持ちの整理が付いたら、だんだん明るい音楽、元気が出る音楽に身を委ねることもお忘れなく!
選出した曲は、楽しい音楽にはヘンデル作曲「シバの女王の入城」、中立の音楽にはショパン作曲「ノクターン」です。
特におすすめなのは、悲しい音楽として選出したレモ・ジャゾット作曲の「アルビノーニのアダージョ」です。悲しい曲の代名詞として名高い音楽です。悲しい時にはこの曲を聴いて、自分と向き合ってみるのはいかがでしょうか?
「同質の原理」について、詳しくはコチラ!
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